こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

プレミアアンチエイジング【4934】について

初投稿:2023.11.21

こんにちは!

この記事は、プレミアアンチエイジング【4934】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

株主優待の良さ

棚卸資産評価損の計上(在庫処分)

【目次】 

株主総会会場のある日本橋室町の様子】

1 プレミアアンチエイジングについて

⑴ 会社概要

化粧品の会社です。

四季報によると、化粧落とし「デュオ」が柱で、通販と卸売を展開しつつ、オールインワン「カナデル」などを育成中とあります。

売上高264億円、総資産121億円、時価総額86億円の事業規模。

会社の付加価値(のれん、ブランド力)を意味するPBRは1.14倍です。

株価は最高値の19190円から現在は993円と大きく下落しています。

企業理念 

下記の通り、おしゃれな理念が掲げられています。

”時間(年齢)から解き放つ”という概念がどのように人々に受け止められるかがポイントだと感じています。

⚫️スローガン

Forever vivid

人の時間を、解き放つ。

⚫️パーパス

Uniqueな感性と思考で生み出した製品やサービスで、全ての人を年齢から解き放ち、新たな価値観で輝かせる。

主要な事業内容

化粧品の企画、開発、販売

⑵ 株主になったきっかけ

7月決算企業で株主優待がいただけることで注目していました。

株価のボラティリティが高いので打診買いで100株の株式を購入しています。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:73%

売上高営業利益率(10%以上は優良株)営業赤字。

他の化粧品会社同様に、原材料費が低く(中には原材料は水みたいなものとおっしゃる方もいました)粗利率は高いです。

ただし、営業赤字です。

これは、販管費が高いのではなく、売上高が販売計画を下回ったことが原因と推察します。

安全性

流動比率(100%以上が望ましい):306%

自己資本比率(30%以上が望ましい):63%

短期的にも、中・長期的にも指標からは財務的な問題は見当たりません。

棚卸資産評価損計上(在庫処分)したことによる強固な財務基盤の維持は実現できていると考えます。

効率性 

・有形固定資産回転率:339.83

有形固定資産についても、効率的な経営がなされていると考えます。

有形固定資産の内訳は金額順に「建物」、「工具器具備品」、「建設仮勘定」となっています。

「建設仮勘定」が3番目に大きな金額として計上されていることから、”投資”についても考慮されている点は将来性を期待できるので評価できると思います。

【YUITO1階の三重テラス】

2 株主総会

⑴ 株主総会

第14回定時株主総会 2023年10月27日(金) 日本橋室町野村ビルYUITO

他の株主総会と競合したため、残念ながら不参加。

でも参加した人の話によると、株価下落に伴う厳しい意見が多かったとのこと。

これに対して、会社としては滞留した在庫について棚卸評価損を計上したりして将来に向けた再成長の基盤づくりに尽力しているとのことでした。

果断な経営については評価したいと思います。

決議事項

・定款一部変更の件

・取締役4名選任の件

承認・可決されたとのことです。

⑵ 株主還元    

配当

なし

株主優待

100株以上の株主に対して4000円相当の自社製品となっています。

使用した感想などは、別途追記したいと思います。

下記の製品がいただけました。  

               

3 株主としてのコメント

⑴ 気に入っていること

株主優待はありがたいと思いました。

かつて株主だったドクターシーラボキャピタルゲインインカムゲインをもたらしてくれました)を思い出しました。

株主優待については株主還元という面のみならず、販売促進という面を強調すれば外資の理解も得られるのではないでしょうか?

さらに、株数や保有期間に応じた更なる株主優待の拡充も可能だと思います。

期待しています。

⑵ 気になっていること

株価が高値から20分の1まで下落しました。

高値で購入された大部分の株主は損切り済みなのか、あるいはやれやれ売りを狙っているのか、さらには長期ホルダーなのか・・・・。

今後の株価を左右する大きな要因の一つだと思います。

株主の購入価格、気になります。

【三重テラスで頂いた伊勢名物赤福凍!】

4 まとめ

プレミアアンチエイジングについて述べてきました。

個人的には富をもたらしてくれたドクターシーラボに似ているような親近感を抱いています。

ただし、業績不振に伴う株価下落の影響によりしばらくは”調整”が続くようにも感じています。

それでも、棚卸資産評価損を計上するなど問題を先送りしない姿勢は評価できます。

引き続き長期的な目線で注視していきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

なお、経営分析においては下記の書籍を参考にしています。

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

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