こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

ヴィスコ(6698)について~経営者と投資家の相互理解を考える

こんにちは!

 

この記事は、ヴィスコ(6698)に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。

 

・技術力があり収益性も高く財務基盤がしっかりしている会社

・ちょっと変わっている点

  

【目次】

 

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1 ヴィスコテクノロジーズについて

⑴ 会社概要

画像一筋!

それがこの会社の企業理念です。

画像処理技術に強みを持つ、生産ライン向け外観検査装置の研究開発型 Bto B企業。

 

⑵ 株主になったきっかけ

ラジオ番組での推奨をきっかけとして興味を持ち、数年前に株主となりました。

高い技術力を背景とした大化けに期待しましたが、株価は低迷を続けています。

会社四季報のチャートでも2018年からなだらかな下落トレンドを継続しおり、そろそろ反発が欲しいところです。

 

⑶ 経営分析

株主総会招集通知記載の連結計算書類をもとに簡単な経営分析をしてみます。

 ■収益性

売上高営業利益率:17%

収益性が高く優良株と言えます。

売上高、営業利益ともの上場来最高額を計上したとこのとでした。

■安全性

流動比率:469%

・負債比率:38%

自己資本比率:72%

盤石な財務基盤です。

■効率性

棚卸資産回転率:5.88

製造業の平均が10前後なので製品の在庫が多め(販売に苦戦)する傾向があるのかもしれません。

 


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2 株主総会

⑴ 株主総会

第18回定時株主総会 2021年6月24日(木)ベイサイドホテルアジュール竹橋

 

株主総会で、ちょっと変わっている点がありました。 

「コロナ対策として、円滑な議事進行のため、ご質問は事前受付性とさせていただきます。」

招集通知に書いてあった文言。

会場参加の株主から事前質問の受付は初めての経験。

ところが、受付でもそのような案内は無く、参加した株主もびっくりした様子でした。

結局、会場からの質問を受付てもらいましたが、あまり良いやり方とは言えないと思いました。

 

主な質疑応答

Q.ライバル会社はどこか?

A.強いて言えばキーエンス

Q.自社の強みは?

A.特許、デジタル技術、アナログ技術(光学レンズ製造ノウハウ)

Q.取り組むべき課題として知名度向上が上がっているが、他社が行っているような資本業務提携は考えていないのか?

A.具体的なことは申し上げられないが、資本業務提携によって知名度と株価が上昇した事例があることは認識している。

 

⑵ 株主還元  

 ■配当

一株当たり8円

 

 

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3 株主としてのコメント

まだまだ成長途上の会社ですが、高い技術力を有し、収益性も高く財務も盤石なので将来が楽しみな会社です。

B to Bの会社でもあるので、知名度が低いことが難点かもしれません。

会社もそのことは意識している様子でした。

 

総会に参加して、社長の喋りはあまり上手ではないことは良く分かりました。

正確に伝えようとする意識が強すぎて、ちょっと分かり難い表現に陥っていたようでした。

特に、

「自社の光学レンズに関する素晴らしさを普通の人に理解していただくことは不可能」

という趣旨に発言がありましたが、やってみないとわからいのでは?

それに、

「この光学レンズはこの道40年の職人が製造している・・・」

というような説明だけでも、間接的に技術力の高さを伝えることはいくらでもできます。

 

知名度向上に関して、大手大企業との資本業務提携を推奨する株主もいましたが、会社も積極的に投資家に対する情報発信に努めていただければと思います。

経営者と投資家の相互理解が深まることで、成長がさらに加速すると信じます。

 

おつきあいいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

 

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