こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

DTS【9682】について〜地味ですが多くの外国人投資家が保有する高配当銘柄

投稿日:2022.1.26

こんにちは!

この記事は、東証1部上場銘柄のDTS【9682】に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。

NTTデータとの関係

・外国人投資家が37.4%保有ROE12%、総還元性向50%

【目次】 

東京ゲートブリッジ

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1 DTSについて

⑴ 会社概要

SI・ソフトウエア開発企業です。

会社四季報時価総額順位では25/232となっています。

四季報では「独立系」となっていますが、取締役の方には会長、社長をはじめNTTデータ出身者が少なくありません。

業界1位のNTTデータとの関係踏まえて考察しています。

ちなみに、DTSは

Delibering Tomorrow's Solution

の略です。

企業理念 

Value Engagement Partner

お客様の価値観を共有するパートナー

セグメント

セグメントは4つで( )は2020年度の売上高構成比を示しています。

・金融社会(31.4%)

・法人ソリューション(29.1%)

・運用基盤BPO(27.9%)

・地域・海外(11.5%)

4つのセグメントのバランスが良いと考えます。

特に、金融に強いことが特徴です。

⑵ 株主になったきっかけ

DX関連の銘柄に関心を持っています。

新興企業はバリュエーションが高く、かつ既に数銘柄を保有していました。

よって、補完の意味で大企業で高配当の会社ということで数ヶ月前にDTSの株主になりました。

地味な印象ですが、逆に、そこが良いのかも知れません。

【株主通信】

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⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:20

売上高営業利益率:12%

IT企業の中では高めの数値だと考えます。

また、ROE:13.3%、ROA:10.1%

とこちらも高い値です。

ちなみに、NTTデータの場合

・売上高総利益率:25%

売上高営業利益率:6%

となっています。

営業利益率がDTSはNTTデータの2倍です。

売上高営業利益率12%は会社の経営指標でもあり、DTSの販管費のコントロールによるものと考えます。

一般に販管費

・地代家賃

・旅費交通費

・広告宣伝費

からなります。

オフィスのコストを局限し、社員を取引先に常駐させ、B to B中心(消費者向けの広告をしない)とする事で12%を達成していると考えます。

ちなみに、日米のITベンダーの営業利益率は下記のとおりです。

米国:15〜35%

日本:7〜15%

米国の利益率が高い理由は

・戦略的に最上位であるITコンサルティングへの特化(アクセンチュアIBM

・自社パッケージ・サービスへの特化(SAP、マイクロソフト、オラクル)

とされています。

DTSのみならす日本企業全般に言えますが、強みを活かすことがますます重要になってくると考えます。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):424%

自己資本比率(30%以上が望ましい):79%

短期的にも中・長期的にも安全性に問題は認められません。

参考に業界1位のNTTデータ

流動比率(200%以上が望ましい):120%

自己資本比率(30%以上が望ましい):39%

よりも財務面はしっかりしてます。

効率性 

・有形固定資産回転率:23.98

この点でも豊洲に自社ビルを持つNTTデータと比較すると

NTTデータの有形固定資産回転率:6.84

ということから、IT企業らしく(オフィス等のコストが少ないため)、効率的な経営がなされていると考えます。

しっかりした経営がなされている背景には、外国人等が37.4%(株主通信より)の一番の大株主であることが関係していると推測します。

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2 株主還元

⑴ 配当    

一株あたりの配当金の推移は下記の通りです。

2018年3月期:40円

2019年3月期:47.5円

2020年3月期:55円

2021年3月期:60円

2022年3月期(予想):65円

毎年増配が続いておりありがたい事です。

また、総還元性高は50%以上を目指すとのこと。

⑵  株主優待

なし

⑶  自社株買い

約10億円(385,200株)の自社株買いを実施しています。 

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3 株主としてのコメント

⑴ IT業界の特徴

IT企業の分類

IT企業は次の5つに分類されます

( )は売上規模を示します。

・プライムベンダー(500億以上):NTTデータIBM、日立、富士通

・準大手ベンダー(100〜500億未満):システム情報、セラク

・中堅ベンダー(10〜100億未満)

・中小ベンダー(1〜10億未満)

・孫請け(1億未満)

DTSは売上高900億円なのでプライムベンダーに位置付けられます。

IT業界の問題点

■技術者不足

DXの進展によりIT人材の争奪戦が繰り広げられています。

情報サービス産業は”人が全て”であり、各社とも腰を据えて取り組んでいるようです。

クラウド化の流れ

クラウド化の流れにより、それまでのIT業界の大きな稼ぎ口であったゼロからシステムを構築しそのシステムの保守運用する仕事が減少しています。

業態転換等の必要性が高まってきていいます。

⑵ NTTデータとの比較

経営分析(収益性、安全性、効率性)の点でNTTデータより良い経営がなされていたと考えます。

さらに、配当も2.61%であり配当株としても魅力です。

では、近い将来の展望はどうでしょうか?

⑶ NTTデータとの関係

冒頭でも述べましたが、独立系でありながらNTTデータ出身者が多く筆頭取引先もNTTデータであるということをどう捉えるべきか。

戦略的に正しいのではないかと考えます。

理由は2つ。

一つは競争の激しいIT業界で生き残る際、業界1位企業とのつながりは有効であるため。

例えば、国家の覇権争いを見ていると米国が覇権を維持するために2番手を3番手以降の国家とともに叩いてきた歴史があります。

企業にもこのロジックを当てはめると、業界1位のNTTデータは”ライバル社”に対峙するために業界25位のDTSを重視すると考えられます。

少なくとも、敵対することはありません。

それだけでもNTTデータとの関係を維持する意味は十分にあります。

もう一つは、自社の強みを活かすためです。

米国IT企業が自社の強みを活かして高い収益を上げている事を述べました。

DTSが金融等の強みを強化する過程で、選択と集中が必要になってきます。

その際、同業他社との良好な関係があった方が取捨選択に有利と考えます。

守りと攻めの2つの理由でNTTデータとの関係強化は良い方向性だと思います。

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4 まとめ

地味ですが情報サービス業大手のDTSについてNTTデータとの関係を踏まえ述べてきました。

NTTデータよりも経営が上手で、かつ高配当なDTSですが、DXを契機としてさらに発展する可能性を秘めていると考えます。

また、前述の通り株主通信によると所有者別株式数では外国人等が37.4%と一番多く保有しており、このことは外国人投資家から見ても魅力的な会社であることを物語っていると考えます。

併せて、「デジタルソリューション事業本部」を新設したり、ネットワーク構築に強いSI企業をDTSグループ入りさせたことも紹介されていて、ネットワークソリューションビジネスの更なる拡大が期待されます。

ITやDX関連の新興企業にはない安心・安定な事業展開を望みます。

最後に、本記事のIT業界の動向については下記の書籍を参考としています。

お読みいただき、ありがとうございました。   

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #DTS

  

システム情報【3677】について〜売上高の低迷について

投稿日:2022.1.17

こんにちは!

この記事は、東証1部上場銘柄のシステム情報【3677】に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。

・国際資格は保有しているが・・・

・人材を大量採用したりM&Aを過去4回も実施しているのに売上高が横ばいの謎

【目次】 

株主優待のクオカード1000円分】

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1 システム情報について

⑴ 会社概要

SI・ソフトウエア開発企業です。

会社四季報時価総額順位では77/232となっています。

システム情報を検討するにあたり同じく株主でもあり、同業かつ同規模(68/232)のセラクとの比較を適時行っています。

企業理念 

Value Engagement Partner

お客様の価値観を共有するパートナー

セグメント

単一セグメント

⑵ 株主になったきっかけ

マネー雑誌の記事で知りました。

9月決算だったこととフィールドの良さで数年前に株主となりました。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:21%

売上高営業利益率:12%

IT企業としては平均的です。

ただし、売上高はここ数年130億円前後で成長率は鈍化しています。

ちなみに、日米のITベンダーの営業利益率は下記のとおりです。

米国:15〜35%

日本:7〜15%

米国の利益率が高い理由は

・戦略的に最上位であるITコンサルティングへの特化(アクセンチュアIBM

・自社パッケージ・サービスへの特化(SAP、マイクロソフト、オラクル)

とされています。

強みを活かすことの大切さを感じます。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):312%

自己資本比率(30%以上が望ましい):68%

短期的にも中・長期的にも安全性に問題は認められません。

効率性 

・有形固定資産回転率:94.27

IT企業らしくオフィス等のコストは少なくその点では効率的な経営がなされていると考えます。

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2 株主総会

⑴ 株主総会

第42期定時株主総会 2021年12月22日(水) 時事通信ホール

参加せず。

⑵ 株主還元    

配当

一株あたり17円

増配

配当性向35%

株主優待   

株数と保有期間に応じたQUOカードがもらえます。

株主還元には積極的だと考えます。

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3 株主としてのコメント

⑴ IT業界の特徴

IT企業の分類

IT企業は次の5つに分類されます

( )は売上規模を示します。

・プライムベンダー(500億以上):NTTデータIBM、日立、富士通

・準大手ベンダー(100〜500億未満):システム情報、セラク

・中堅ベンダー(10〜100億未満)

・中小ベンダー(1〜10億未満)

・孫請け(1億未満)

準大手ベンダーはプライムベンダーに次ぐ企業規模。

プライムベンダーとは競合であると同時に重要な取引先であり二次請けも少なくありません。

IT業界の問題点

■技術者不足

DXの進展によりIT人材の争奪戦が繰り広げられています。

情報サービス産業は”人が全て”であり、各社とも腰を据えて取り組んでいるようです。

クラウド化の流れ

クラウド化の流れにより、それまでのIT業界の大きな稼ぎ口であったゼロからシステムを構築しそのシステムの保守運用する仕事が減少しています。

業態転換等の必要性が高まってきていいます。

⑵ セラクとの比較

経営分析(収益性、安全性、効率性)の点でセラクとほとんど差はありませんでした。

一番の相違点は、成長性

19年の売上高

・システム情報:123億円

セラク:114億円

2021年の売上高

・システム情報:130億円

セラク:152億円

システム情報はセラクにトップラインで抜かれています。

セラクの高成長の要因は人員多く採用したことによると会社から説明されています。

それではシステム情報の採用状況はどうでしょうか?

システム情報の事業報告の中では

「ここ数年、毎年100名以上の採用を実施し、技術者のスキル向上や資格取得に積極的に取り組んでおりますが、今後の成長の為には更なる人材育成の強化による人的資本の充実が必須と考えております。・・・」

と説明されています。

ここから分かることは2つ

・システム情報もセラク同様に採用人数を増やしてきた。

・採用人数を増やしたがそれでも成長の為には不十分だった。

ここから、

システム情報の人材育成に問題があるのではないか?

との疑問が生じます。

システム情報のIRに問い合わせてみました。

ポイントは

中途採用は即戦力

・新卒は一定期間を得て戦力化

・受注の一部を協力会社へ発注

・外注から内製への構造改革を実施中

とのことでした。

残念ながら腹落ちするような回答はえられませんでした。

人を増やして戦力化していても売上高がそれに比例しないとするならば、考えられる原因は単価の安い仕事が中心だからということでしょうか?

それでも会社としても継続的改善に取り組んでいることは理解できました。

⑶ M&Aについて

IT業界ではM&Aが活況です。

2019年には資本提携を含み千件を超えるM&Aがなされたようです。

システム情報も今後M&Aに積極的に取り組むとあります。

もちろん、M&Aをすれば問題が解決できるというものでもありません。

特に、PMI(吸収合併後の統合)はなかなか手強い問題と認識しています。

その点で、外部の専門家の支援を受けることについてIRに聞いてみました。

その回答は、

・過去4回のM&Aの経験があるのでその必要性はない

・M&Aは連結業績に寄与している

とのことでした。

寄与しているとおっしゃりますが、その割には売上高はあまり増えていないような気がしますが・・・。

また、業態の変更新規事業の創出にどれだけ貢献したかも不明です。

PDCAがきちんと回っているのか気になります。

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4 まとめ

システム情報は国際資格保有を強調しています。

けれども、資格や規格というのはミニマムな要求を規定しているものであり、最高のサービスや商品を保証するものではありません。

業績が良い会社は米国企業の例からも分かるように強みに特化しています。

セラクがみどりクラウドで業界No.1を目指すと宣言している攻めの姿勢に比べても、当社がどのようなサービスや商品で売上を伸ばしていくかがわかりにくく感じます。

そしてそのことは、PER17倍とバリュエーションは高くない市場の低い評価とも一致します。

PDCAサイクルを回し、弱みを防ぐことに加え強みを伸ばしていくことを期待します。

また、IT業界の動向については下記の書籍を参考としています。

お読みいただき、ありがとうございました。   

 

 

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #システム情報

  

PKSHA Technology【3993】について~株主総会雑感

こんにちは!

この記事は、PKSHA Technology【3993】に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。

・質問が絶えなかった株主総会と事業説明会

・AIはExcelくらい誰もが使うツールへ

【目次】 

株主総会の会場となったカーデンシティ御茶ノ水

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1 PKSHAについて

⑴ 会社概要

東京大学松尾研発のスタートアップ企業1号です。

設立は2012年で主な事業内容はチャットボットと報じられています。

企業理念 

ミッションは「未来のソフトを形にする」

ビジョンは「人とソフトウエアの共進化」

ちょっと、抽象的で分かりずらいです。

セグメント

・Mobility & MaaS事業

「Smart City化に向けてリアル空間のオペレーションを知能化させていく取り組み」とあります。

要は、駐車場運営会社を顧客としたビジネスのようです。

・Cloud Intelligence事業

「デジタル空間上で行われる処理を知能化させていく取り組み」とあります。

要は、ソフトウエア(チャットボット等)の販売のようです。

⑵ 株主になったきっかけ

AI企業が脚光を浴びた数年前に、将来性に期待し株主となりました。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:41%

売上高営業利益率:8%

AI企業なので粗利が高いのは同業他社と同様です。

営業利益率が低いのは人材採用に力を注いだためのコスト増によるものと考えます。

ちなみに、時価総額が800憶円に対して売上高は87億円しかありません。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):643%

自己資本比率(30%以上が望ましい):81%

短期及び中・長期の安全性については問題が認められませんでした。

効率性 

・有形固定資産回転率:約6.5

売上高に比べ不動産に投じている資金は大きいようです。

特に効率的な経営ではなさそうです。

2 株主総会

⑴ 株主総会

会議の概要

第9期定時株主総会2021年12月24日(金) TKPガーデンシティ御茶ノ水

1000~1045株主総会

1100~1215事業説明会

議案の監査当委員でない取締役3名選任の件は可決されました。

質疑応答(株主総会&事業説明会)

Q.コロナ禍における出社率は(霞ヶ関キャピタルでも同様な質問あり)?

A.出社して議論することにも意義がある。

テレワークと出社のいいとこどりを目指す。

オフィスの賃料に対しては柔軟に対応している。

Q.取締役の退任に際して、ガバナンスが大丈夫か?

A.執行役員を自分ひとりにして意思決定を迅速にしつつ、残りの取締役に助言をもらう態勢とする。

Q.減収減益となった駐車場事業の見通しについては?

A.コロナ禍の影響による一時的なものとみている。

Q.社外取締役二人に質問、取締役としての大切なことは?

A.月に1回活発な意見交換をしている。

18年間取締役をしてきた実績がある。

Q.損益計算書において税引き前当期純利益が5億8千万円に対して税金が5億2千万強と高額である理由は?

A.前々期にアルゴリズム関連の特別益に対する課税。

Q.駐車場事業の規模は?

A.都内で12万車程度。

駐車場のバーにセンサーがついているのはPKSHAの製品。

Q.ミッションに対する進捗度は?

A.山登りに例えると2~3合目。

Q.自社株買いした株式は償却するのか?

A.柔軟に対処する。

Q.大企業とのビックプロジェクトは考えていないのか?

A.考えていない。少しでも多くの人にサービスを利用してほしい。

Q.GAFAと対立するのではなく協力する気は無いか???

A.この業界は3層構造になっている。

空の領域にGAFAが存在し、我々は最下層にてゲリラ戦で頑張る。

Q.株価低迷の中、M&Aを行う意義は?

A.企業価値の向上をを目指す。

Q.ソフトウエア会社における設備投資の内容は?

A.ソフトウエアのインフラとニューラルネットワークを構築するためのコンピュータなどがある。

Q.事業説明会に社外取締役が不在なのはもったいないし、姿勢を疑う!

A.・・・。

機関投資家向け説明会で利用した資料がツッコミどころ満載で、かつ、社長の話が冗長だったことから12時を過ぎても質問が終わる気配がありませんでした。

それでも、株主総会と事業説明会に参加した株主の中で、分かる方にはPKSHAがどのような企業なのかが理解できたと思います。

⑵ 株主還元    

配当

なし

株主優待

なし  

株主総会の案内板】

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3 株主としてのコメント

⑴ 株主総会の良かった点

ミネラルウオーターの配布

・事業説明会の実施

・事業説明会で12時を超えても質問が絶えなかった際の会議の巻き方が上手い

⑵ 株主総会で気になった点

・社長のテーブルに両手をついて体を斜めに傾けている姿勢が悪い

・社長は座っている際に水を飲みまっくており落ち着きがない

・社長の説明が冗長でポイントがずれている

・中期事業計画がない

⑶ 大株主について

大株主第4位にトヨタがあることに関心はありません。

社長に次ぐ第2位の山田尚史氏に注目しています。

実は、マネックスグループ株主総会で山田氏が取締役に選出される場面に立ち会いました。

印象的だったのは山田氏の自己紹介。

PKSHAの創業者であることとその知見を活かしてマネックスグループ企業価値向上に全力を尽くすことを自信たっぷりに語っていたことを覚えています。

実際、マネックスグループの株価は堅調です。

その原動力は、暗号資産取引業者のコインチェック

コインチェックが2018年1月に暗号資産流出事件を発生させた後、4月にマネックスグループが買収しています。

もし、PKSHAに不祥事が生じた際、マネックスグループに買収されるなどという、分かりやすいシナリオはとっくに織り込み済みだとは思いますが・・・。

⑷ 類似企業比較

類似企業との共通点を挙げてみました。

ニューラルポケットとの比較

・AI企業

・創業時のメンバーが経営から離れている

・チャートの形が似ている(上場後急騰し長期下落トレンド)

・社長の話が冗長でポイントが外れている

cogepan20.hatenablog.com

ビザスクとの比較

・高学歴

株主総会に社長のファンと思われる株主が参集

cogepan20.hatenablog.com

ALBERTとの比較

・AI企業

・大株主に大手企業

・社長が夢を語る

ALBERTの場合はカラリスト戦略で非連続的な成長

PKSHAの場合は、成長戦略1.0(研究開発型)から2.0(M&A型)

ただし、ALBERTとの相違点もあります。

日経新聞(2022年1月1日)によると今年の有望銘柄としてALBERTは紹介されていますが、PKSHAは入っていません。

また、SBIの株主通信には、M&Aした会社の中にALBERTが掲載されています(持分法適用会社として)が、PKSHAはどこにも属していません。

cogepan20.hatenablog.com

ライザップとの比較

M&A好き

M&Aで何をしたいのかが分からない

・口は禍の元

「ライザップの社長は2年連続の赤字なら来年私はここにいない!」と啖呵を切ったが、翌年『すみません』と謝りながら、2期連続赤字で続投。

PKSHAの社長も、大企業との大きな取引について指摘された際、「一切、考えていない。なぜなら、自社の製品をひとりでも多くの人に使ってもらいたいから」と謎ロジックで説明して、投資家を失望させた。

cogepan20.hatenablog.com

⑸ 機関投資家からみたPKSHA

株主の中でお二人ほど「証券会社からのリコメンドで購入した」とおっしゃった方がいました。

組織として市場に参加している者(機関投資家(主に売り手))にとってPKSHAはとても好ましい存在ではないかと思います。

理由は、

・流行のAI企業ということでフィールドが良く、短期で高バリュエーションでも不自然ではない。

・今回の株主総会及び事業説明会でも事業のことが良く理解されないため、揺さぶることで握力の無い投資家が投げやすい。

・社長が株主総会に引き続き、事業説明会までして熱弁をふるい、一応「説明責任」を果たしているので批判をかわしやすい。

の3点です。

ただし、これはPKSHAのみならず、AI企業全般に言える傾向と考えています。

⑹ 東京大学松尾研究室第1号

年末の日本経済新聞に松尾研発の主なスタートアップという記事が載っていました。

PKSHAは松尾研発スタートアップの第1号とし”チャットボット”を主な事業内容として2012年に設立されました。

松尾研は

2016 DeepX 重機の自動運転

2017 ACES 商談の分析

2018 ELYZA 文章要約

2021 燈 建物の3次元化

     パンハウス 動画の解析

     StatHack 製造業の検品

など、スタートアップを量産しています。

そして、今年はさらに10社のスタートアップを予定しているとのこと。

東京大学はもっと他になすべきことがあるのでは?

2022年はマザーズ市場崩壊で始まりました。

松尾研が予定通りスタートアップを継続し、PKSHAのような上場会社に注力するのか注視します。

⑺ AI神話の崩壊

AIについては素人ほど「凄い、怖い」とおもい、良く知っている人ほど「それほどでもない」と考える傾向があるようです。

そして、AI企業は多かれ少なかれこの素人の「凄い、怖い」という感情を利用している気がします。

そう考える根拠は、AI企業が最近AISaaSという言葉を多用して事業内容がそれほど変わっていないのに企業のイメージが大きく変わったようなプレゼンが多くみられるからです。

そもそも、AIはそんなにすごいことなのでしょうか?

もちろんそのような要素もあります。

でも、そうでない要素も沢山あると考えます。

例えば、Amazonでもベストセラーになり、書店でも見かける

『文系AI人材になる』

という本の中では、

「AIはExcelくらい誰もが使うツールへ」

とあり、AIがExcelと同様に職場でふつうに使われている事例が数多く紹介されています。

もちろん、業務の効率化のためにExcelよりAIの方がいろいろな可能性が広がることは想像できます。

でも、AIがよりいっそう活きるのはビックデータの活用があるからであり、そのようなビックデータは一部の巨大企業に集中しているのが現状です。

駐車場管理会社相手のビジネスにおいてAI技術を駆使して非連続的な成長を遂げるような革新的な技術が生じるとは思えません(そこそこ便利にはなると思いますが)。

株主総会でいただいたミネラルウオーター さりげなく自社ロゴ入り!】

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4 まとめ

株主としてPKSHAについて述べてきました。

企業のライフサイクルには、導入期、成長期、成熟期、衰退期があると言われています。

成熟期であっても、例えば2四半期期(2022年3月期)の三菱UFJファイナンシャル・グループのように、上半期過去最高益、上方修正、増配のような著しい成長を続ける企業もあります。

反対に、導入期であっても成長に至らない企業もあり得ます。

市場と上手に付き合い続けるには、思い込みを排し、自分で調べ、考え、行動することが大切であると考えます。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #PKSHA

  

2021年12月の投資のふりかえり

こんにちは!

12月の投資成績は

・12月の株式投資の評価損は約59万円

・12月の株式投資では約46万円の利確

となりました。

思ったほど伸びなかったというのが実感です。

また、年間を通じて確定した利益は70万円、評価損は27万円となりました。

ちょっと物足りない結果でしたが、しっかりとレビューして来年に活かしたいと思います。

一方、投資信託は1年間で積立とスポットを併せて約860万円投じました。

その結果、残高は約2180万円となりました。

1年前の投信残高が約1060万円だったことから、今年の増加分は約1120万円。

よって、1120ー860=260万円の含み益を得たことになります。

豊かになるためには

・収入の最大化

・支出の最小化

・資産運用

の3つに尽きると言われています。

この中で、個別株の投資は収入の最大化に相当します。

そして投資信託等の長期・分散・積立投資は資産運用(不労所得)にあたります。

豊かになるための欠落の無い仕組みづくりの大切さを改めて認識させられました。

【目次】 

【初詣で訪れた乃木神社

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1 株式の売買 

⑴ 売却

・マネジメントソリューション(特定口座):200株(約14万円の利確)

M&Aキャピタルパートナーズ(特定口座):100株(約13万円の利確)

・ビザスク(特定口座):100株(約16万円の利確)

・いちご(NISA口座):200株(約2万円円の損切)

アウトソーシング(NISA口座):100株(約6万円の利確)

現金の必要性から特定口座で3銘柄利益を確定しました。

将来性があり相性も良いので買い戻すと思います。

いちごは、NISA口座で時間切れのため損切。

今後はNISA口座銘柄であっても5年の期間にこだわらずに早めに損切するようにしたいと思います。

アウトソーシングも不適切な会計報道により一部利確しました。

最近、アウトソーシング、日本M&Aなど持株が不適切な会計報道に揺さぶられることが増えています。

そのような時、様子見、買い増し、売却などどうするかをちょっと事前に考えておくことの大切さを痛感しています。

⑵ 購入

・プラスアルファコンサルティング(特定口座):10株

・セルソース(特定口座):10株

・マネジメントソリューションズ(特定口座):10株

・AIクロス(特定口座):100株

単位未満株(10株)はSBI証券でを購入しました。

新興市場の底打ちが確認できないので、”分散投資”を継続しています。

【マネーフォワードからの抜粋】

f:id:cogepan20:20220102135026j:plain

株価下落と売却を進めた結果、持株の残高は約2600万程度となりました。
全体相場を踏まえつつ、慎重を続けることになると思います。

2 配当

オリックス 15,600円(400株)

サンマルクHD 2,200円(100株)

・三菱HCキャピタル 1,300円(100株)

IHI 3,000円(100株)

・SBI 3,000円(100株)

・NTT 5,500円(100株)

東京海上火災 12,000円(100株)

フォーカスシステムズ 500円(100株)

・ストライク 6,400円(200株)

・システム情報 1,700円(100株)

  合計 51,200円

9月決算企業の配当に加え、3月決算企業の中間配当を多く頂きました。

3 株主優待

12月に届いた主な株主優待は次の通りです。

M&Aキャピタルパートナーズからのクオカード3000円

・システム情報からのクオカード1000円

・ストライクからのクオカード1000円

などをいただきました。

M&A株主総会のクオカード3000円】

f:id:cogepan20:20220102135803j:plain

【システム情報の株主優待クオカード1000円】

f:id:cogepan20:20220102135850j:plain

4 株主総会

11月に実施された持株の株主総会等は以下の5社です。

M&Aキャピタルパートナーズ(株主総会不参加、ネット配信ごに更新予定)

・システム情報(株主総会不参加、投稿予定)

・オークファン(株主総会不参加、投稿済み)

・ストライク(株主総会参加、更新済み)

・PKSHA(株主総会参加、投稿予定)

参加した株主総会では、いろいろ考えさせられることが多く勉強になりました。

5 投資信託等(iDeCoを除く)

 長期・積立・分散投資を実施しているのは下記の商品です。

積立投資を始めた年月も表示しています。

・ウエルスナビ :15万円/月(3万円×月5回) 

 2019年10月~:27カ月

セゾン投信:20万円/月(毎月4日、8日)

 2020年2月~:23カ月

SBI証券で投資信託『ひふみプラス』:積立中止

 2020年6月~:16カ月

SBI証券投資信託『SBI・V・S&P500』:1万円/

 2021年7月~6か月

さわかみファンド:1万円/月(毎月1日) 

 2020年8月~:17カ月

コモンズ投信:4万円/月(毎月1日) 

 2020年9月~:16カ月

マネックス証券eMAXIS Sim米国株式(S&P500):10万円/月(毎月1日)

  2020年9月~:16ヵ月

楽天証券でiFreeNEXT NASDAQ100インデックス:2万円/月

 2020年12月~:13カ月

コインチェックビットコイン積立:1万円/月 (毎月1日)

 2021年1月~:12カ月

現在の積立投資は毎月約54万円です。

【マネーフォワードから抜粋】

f:id:cogepan20:20220102135038j:plain

上のチャートをご覧下さい。

短期的には乱高下しますが、長期的には右肩上がりを継続しています。

・長期投資による複利の力

・積立投資(ドルコスト平均法)による平均単価の低下

・様々な資産への投資による分散効果

が上昇の要因と考えます。

また、チャートをよく見ると2つ下方向へのピークが見られます。

2番底というか、2回下を試すことによって底堅さを確認した上での上昇と考えます。

おそらくこの間、アメリカのテーパリング終了と利上げを織り込んでいたのだと思います。

6 貸株金利 

SBI証券にて貸株をしています。

貸株金利として

,830円91銭

頂きました。

また、2%以上の高金利銘柄の貸株金利の推移

4月からの推移は

・サンアスタリスク:8.5%→10.25%→8.75%→7.5%→7.75%→8.25%→8.25%→8.5%→9.25%

ペッパーフードサービス:8.0%→7%→6.25%→3.25%→2.5%→2%→2%→2%→2%

8月からの推移は

グローバルダイニング:2.75% →2.25%→2.25%→2.25%→2.25%

10月からの推移は

霞ヶ関キャピタル:2.5%→2%→2%

サンアスタリスクは今月9.25%と急騰しました。

株価が上昇に伴うものです。

これほど高い金利を払ってまでして株を借りて空売りしている人が多いのは何故か?

興味深いです。

7 気づき

12月の投資についての”気づき”は次の2点です。

⑴ 銘柄選び

株式投資については不本意な結果となりました。

けれども、もう少し丁寧に見ていくと今年NISA口座で購入した銘柄については

7.14%

と比較的良かったです。

良かった理由はマザーズ銘柄が1銘柄のみ(Kaizen Platform)だったこと(株価は現在三分の一)。

やはり2020年10月をピークにマザーズ指数が右肩下がりの状況では利益を出しにくいと言わざるを得ません。

このため、2022年のNISA口座では

東証1部銘柄

・配当があること

・業績が右肩上がり(4年で売上高2倍)

・売上高利益率が高い(10%)こと

・経営理念やビジネスモデルを理解し共感できること

・長期トレンドが右肩上がり

を基準に購入する予定です。

配当があることによって、下げた時に高配当ということで歯止めがかかりやすい’(守りに強い)ことが期待されます。

すでに、大半の候補は決めています。

なお、ヤフーファイナンス等で銘柄を管理する際、

『NISA2021』

『NISA2022』

のようにフォルダ事管理することで、”銘柄選びの成果”の見える化につながることに最近になって気づきました。

⑵ 損切

2021年にNISA口座で投資した銘柄が比較的堅調だったのに対して、それ以前に購入した銘柄が大きく下落しました。

銘柄選びにおいては最近ほど慎重ではなく、”勢い”で購入したものほど、痛い目にあっています。

特に、NISA口座の場合どうしても5年間の中で復活するのではないかという儚い期待を持ってしまうことにより、傷口がさらに広がってしまう場合が少なくありませんでした。

今後は、NISA口座であっても

買値の4割減になったら損切

という基準を設けて、全体最適を優先したいと思います。

最後に

2022年になりました。

モーニングサテライト等では、1~3月の間は比較的株価が上がりやすいと報じられています。

気にしているのは政治。

日本にとって日米関係が重要なのに、日米首脳会談の見通しが立っていません。

岸田政権が米国から信頼されていないのではないかと懸念されます。

首相はオミクロン対策として3回目のワクチン接種を挙げていますが、こんな状況で米国から輸入できるのでしょうか?

夏の参議院選挙前に波乱があってもおかしくありません。

”投資においては、先のことは分からない”

そのことを前提として、リスク管理を徹底しつつドルコスト平均法を継続し、荒れる相場と上手に付き合っていきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。

 

#資産形成 #資産運用 #投資 #株式 #株主総会 #配当 #株主優待 #投資信託 #ロボアドバイザー

  

オークファン【3674】について~稼ぐ力を損ねた原因

投稿日:2021.12.28

こんにちは!

この記事は、東証マザーズに上場しているオークファン【3674】に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。

・株価大幅下落の理由

・良い顧客を得るためには良いサービス・商品を提供すること

【目次】 

 

株主総会の会場となった雅叙園

f:id:cogepan20:20211228152044j:plain                      

1 オークファンについて

⑴ 会社概要

オークション等の情報分析サイトからスタートし、M&Aを通じて商品在庫管理や再流通ECサービス等様々なビジネスを展開中。

ただし、一部サービスを終了しているものもあります。

オークファンのことを、物流のお医者さんのような表現をする人もいるようです。

企業理念 

コーポレーションアイデンティティについては

「RE-INFRA COMPANY」

”SDGsに資する再流通インフラを確立し、拡大するB to B流通市場のDX化に挑みます”

とあります。

「RE」に関わるサービスで事業を拡大している会社です。

セグメント

セグメントは下記の通り3つあります。

インキュベーションとは”ふ化”という意味があり、創業支援という意味があるようです。

よって、注目すべき事業は在庫価値ソリューション事業と流通商品プラットフォーム事業の2つになります。

・在庫価値ソリューション事業

 データを基にAI技術を活用し在庫の価値を可視化し、企業が保有する在庫価値の可視化・最適化等を推進するソリューション事業。

なお、小売業の経営課題を解決する在庫管理AIソリューション『zaicoban(ざいこばん)』はサービス終了。

・流通商品プラットフォーム事業

 企業の在庫・対流商品等の流通を支援しており、複数のマーケットプレイスの運営や流通を加速させる人材育成スクールの運営等を実施する事業。

なお、寄付型ショッピングサイト「Otameshi(オタメシ)」はサービス運営終了。

・インキュベーション事業

営業投資有価証券の売却、投資先企業へのコンサルティング及び新規事業の開発等を実施する事業。

⑵ 株主になったきっかけ

9月決算銘柄ということで数年前に購入。

少し前にテンバーガー候補と取り上げるユーチューバーさんもいましたが(今は候補から外したようです)それ以前から株主でした。

⑶ 経営分析

連続営業減益四季報で報じられています。

収益性

・売上高総利益率:42%

売上原価の小さい高収益なビジネスモデルだと考えられます。

売上高営業利益率:7%

業利益率は高いとは言えません。

10%以上が優良株とうい人もいるそうですがそのレベルには至らず。

販管費が多いためと考えます。

ちなみに、SBI証券の企業スコアで収益性を評価すると

・業界平均値(インターネットサービス):4.1

・オークファン:0

となっており、”評価”されていません。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):341%

自己資本比率(30%以上が望ましい):64%

短期の安全性を見る流動比率も中・長期の安全性を判断する自己資本比率も望ましい基準をクリアしています。

安全性に懸念は見当たりません。

効率性 

・有形固定資産回転率:1約113

不動産等のコストは比較的小さく、資金を効率的に使用していると考えます。

株主総会実施の案内板 最上列をご覧下さい】

f:id:cogepan20:20211228152205j:plain

2 株主総会

⑴ 株主総会

第15回定時株主総会 2021年12月22日(水)ホテル雅叙園東京

少し遅れて10時18分に到着した際、もう総会は終了していて退室する人たちとすれ違いました。

こんなに早く終了する株主総会も久しぶりです。

ただし、雅叙園東京ないの散策は楽しめました。

⑵ 株主還元    

配当

なし

株主優待   

300株以上の株主に対して

廃棄ロス削減セット又はNETSEAクーポン5000円相当が持株数に応じてもらえます。 

雅叙園内の庭】

f:id:cogepan20:20211228152137j:plain              

3 株主としてのコメント

⑴ 株価大幅下落の原因

株価=EPS(一株当たり当期純利益)×PER(株価収益率)

となります。

オークファンのEPSの推移は下記の通りです。

2018年9月期:22.72円

2019年9月期:32.54円

2020年9月期:41.81円

2021年9月期:14.67円

2020年をピークに稼ぐ力が大幅に落ちてることが明らかです。

それは、SBI証券のオークファンの収益性の評価結果が0であることと一致します。

よって、株価下落は稼ぎが悪くなったことによる必然の結果と考えて良いでしょう。

では、何故稼げなくなったのか?

稼ぐ力を損ねた原因を3点指摘します。

・大企業向け等のサービス終了

「ざいこばん」と「オタメシ」の2つの主要サービスが終了しています。

特に、「ざいこばん」については大企業への導入にリードタイムを要し売り上げ見込みが遅延していることから撤退したとあります。

会社は、SMB(中小企業・個人事業主)に注力するとしていますが、要は、大企業向けのサービス提供には至らなかったということです。

このことは、オークファンのサービスのクオリティを示しています。

同時に、大企業相手の大きな取引の見込みが立っていないことを物語っています(会社もその予定はないとのこと)。

・株主の関心の薄さ

オークファンの大株主は、社長とその資産管理会社と続きこの2者で約半数になります。

さらに、株主総会が15分程度で終了したことから、株主との熱意ある議論(意見の交換)が皆無であったと推察されます。

これでは、コンプライアンスや業績について社長を叱咤激励することは期待できません。

現状では、緊張感を持った経営はちょっと難しいと思われます。

PDCAサイクルの機能不全

オークファンをある時期”テンバーガー候補銘柄”として見なしていた人気ユーチューバーさんも、”オークファンの説明資料は毎回分かりずらくなっている”と繰り返し嘆いていました。

同感です。

2021年9月期の株主通信にはたくさんのグラフが載っていますが、業績を示す縦軸については数値がありません。

ビジネスにおいて数値を示さなければ相手は説得できません。

また、IRに大企業サービス終了の原因を照会しましたが、回答に1週間近くかかるとともに、原因については招集通知の文言がコピペされていただけでした。

残念かつ納得には程遠い回答です。

そもそも世の中にない商品やサービスを創造するのが会社なので、失敗はあって当然

大切なのは、失敗の原因を特定してそれを取り除き次に活かすこと。

それをおろそかにして、会社の強みである中小企業に経営資源を投入すると強弁しても、その程度のクオリティで中小企業がいつまでも満足するのでしょうか?

その意味で、PDCAサイクルがオークファンでは回っていないようです。

大企業が相手にしないのも納得です。

⑵ 類は友を呼ぶ

良い商品や良いサービスは良い顧客に通じます。

株主として望むのは、クオリティの高いサービスに注力することです。

2021年12月の権利付売買最終日の本日、年初来安値を更新つづけている現実を直視し、良い点は伸ばしつつも、悪い点を改める勇気が必要です。

本人はうまくごまかしたつもりでも、市場や心ある投資家は見抜いています(そもそも時価総額が63.1億円四季報)では機関によるまとまった買いは入りずらいですが)。

雅叙園内の広い通路】

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4 まとめ

オークファンについて述べてきました。

年初来安値を更新し続けている株価は稼ぐ力たるEPSの低下が原因であると指摘しました。

その根拠として、

・大企業ビジネスからの撤退

・株主の関心の薄さ

PDCAサイクルの機能不全

を挙げました。

この先、会社が復活するのか、あるいは、ジリ貧の末路に向かうのモニタし続けます。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #オークファン

  

NPC【6255】について

投稿日:2021.12.10

こんにちは!

この記事は、マザーズ銘柄のNPC【6255】に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。

・株価低迷の原因について

・成長戦略への期待

 

【目次】 

 

東京ゲートブリッジと太陽①】

f:id:cogepan20:20211207160758j:plain

                       

1 NPCについて

⑴ 会社概要

太陽電池業界で、太陽電池製造装置メーカーとして世界的な存在です。

また、植物工場ビジネスなど新規事業にも積極的に取り組んでいます。

■企業方針

ホームページを見ると

「我々は、ものづくりを通して、自然と社会と人間に必要とされる企業を目指します。」

とあります。

■セグメント

セグメントは装置関連事業と環境関連事業の2つです。

●装置関連事業

・太陽光製造装置

・FA装置

●環境関連事業

太陽光発電所の検査サービス

太陽光パネルリユース・リサイクル

太陽光パネルの解体装置

・植物工場ビジネス

⑵ 株主になったきっかけ

8月決算企業で、環境関連の強みを意識して特定口座で購入しました。

けれども、株価は低迷を続けています。

⑶ 経営分析

2021年8月期は減収減益です。

原因の一部に顧客都合によるスケジュール変更が挙げられていました。

売上高が52億円の会社なので、一部の契約の”期ずれ”が全体に及ぼす影響が大きいと考えます。

■収益性

・売上高総利益率:32%

売上高営業利益率:13%

収益性は高いことが分かります。

”招集通知”においても原価低減により利益率が向上したとあり、企業努力の現れです。

■安全性

流動比率(200%以上が望ましい):351%

自己資本比率(30%以上が望ましい):83%

短期的にも、中・長期的にも安全性は高いと言えます。

財務的に盤石と考えます。

■効率性 

・有効固定資産回転率:1.42

土地や建物の価格に比べて売り上げは少な目で、資金の効率性は高いとは言えません。

工場スペースのレンタルが苦戦しているのでしょうか?

経営の中で効率性に関しては課題が大きいと考えます。

2 株主総会

⑴ 株主総会

競合により参加できず。

⑵ 株主還元    

■配当

・2018年8月期:2.0円

・2019年8月期:3.5円

・2020年8月期:3.5円

・2021年8月期:2.5円

2018年から配当があり増配傾向でしたが、今期は減配です。

減収減益なのでやむを得ないと思います。

株主優待

なし

■自己株式の取得

2021年10月に45万株の自己株式の取得を実施しています。

東京ゲートブリッジと太陽②】

f:id:cogepan20:20211207160908j:plain

                 

3 株主としてのコメント

⑴ 株価低迷の直接的原因

減収減益なので株価低迷は仕方ないと思います。

また、株価はPER(株価収益率(評価))×EPS(一株当たりの利益(実力))で決まります。

NPCのEPSの推移は

2018年8月期:18.62円

2019年8月期:30.87円

2020年8月期:34.10円

2021年8月期:18.76円

となっています。

会社の評価が一定とするならば、稼ぐ力であるEPSが落ちているので株価が低迷するのは必然と考えられます。

⑵ 株価低迷の間接的原因

顧客都合によるスケジュールの変更はどの企業にも起こりうることです。

問題はその影響が全体に与える影響の大きさだと考えます。

契約が多く売り上げが大きければ、”期ずれ”の影響の局限に有利になります。

現在のNPC時価総額は140憶程度、総資産は約88憶円です。

その意味で、

売上高が50億程度時価総額や総資産に比べて小さい

従業員が150名程度でかつ人員増強が図られていない

という点を考えると成長戦略が分かりずらいことが株価低迷の背景にあると考えます。

世界のESG投資が35兆ドルという規模であることや太陽光パネルの世界的な企業であることを考えるならば、M&Aや資本業務提携等で成長を加速していくことも有効だと考えます。

今後の経営陣の知恵を絞り練りに練った成長戦略のIRに期待します。

4 まとめ

持株会社であるNPCについて主に株価を中心に考察してきました。

環境関連銘柄として有望であり、会社も自社株買いワンストップの強みを活かした本業や新規事業等に注力しているにもかかわらず株価は低迷しています。

事業規模が小さく業績のブレが大きいことを指摘したうえで、今後の成長ストーリーを分かりやすく投資家や市場に周知することの必要性に言及しました。

株主として末永く会社の成長をモニターしていきたいと思います。

 

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

 

 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #NPC

  

2021年11月の投資のふりかえり

こんにちは!

11月の投資成績は今年一番厳しかったです。

でも、自分だけではなかったようです。

あのテスタさんも11月は16年間の投資の中で一番厳しい月だったとし、3.7憶円のマイナスについて投稿されています。

11月の投資をふりかえります。

・11月の株式投資の評価損は約162万円(本年の評価益は約32万円)

・11月の株式投資では約35万円の損切(本年の確定した利益は約60万円)

【目次】 

 

【宿泊したザキャピトルホテル東急からの眺望】

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1 株式の売買 

⑴ 売却

・サムティ(NISA口座):200株(約15万円の利確)

・ニューラルポケット(特定口座):100株(約62万円の損切)

・ストライク(特定口座):100株(約12万円円の利確)

サムティは権利を取得した後、NISA口座の期間を考慮して200株売却。

今後は、優待を考慮して300株を特定口座で持ち続ける予定なので、来年の11月までにもう100株を買い増します。

ニューラルポケットの損切は、業績低迷やMSワラント発行などのをきっかけに会社の将来性に疑問を持ったたことがきっかけです。

もう少し早く損切すべきだったと反省しており、教訓を抽出し投資手法に活かしたいと思います。

ストライクは純粋に利益の確定。

ある程度知っている会社なので、今後も売買を繰り返すと思います。

⑵ 購入

キーエンス(特定口座):1株

商船三井(特定口座):10株

SBI証券で単位未満株を購入しました。

購入手数料はキャッシュバックで、単位に達した場合売却は手数料無料なので使い方によっては手数料が実質無料になります。

早速、いい会社だけども値嵩株ゆえ手が届かなかったキーエンスを1株購入。

さらに、高配当の反面、乱高下が続く海運株を分散投資する意味で商船三井を10株購入しました。

【マネーフォワードからの抜粋】

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株式の評価額は急落しました。

岸田政権となってからの低迷に加え、オミクロン株をきっかけとした急落、そして上記の株式売却の結果です。

52兆円の経済対策により日本株の上昇を期待したのですが、反対に大きく下落しました。

あらためて、”相場は何が起きるか分からない”という認識の大切さを実感しています。

2 配当

イオンディライト 4,200円(100株)

・JFR 1,400円(100株)

・クリエイトレストランツHD 150円(100株)

ドトール・日レスHD 1,200円(100株)

ビックカメラ 2,000円(200株)

JR東日本 5,000円(100株)

・DTS 3,000円(100株)

NPC 200円(100株)

セラク 560円(100株)

霞ヶ関キャピタル 4,000円(100株)

  合計 21,710円

8月決算企業の配当に加え、中間配当を多く頂きました。

3 株主優待

11月に届いた主な株主優待は次の通りです。

ビックカメラからの商品券等

・クリエイトレストランツHDからの食事券

・ワイズテーブルからの食事券

・ライザップからのボディ用マッサージジェル

・JFRから10%割引となる会員カード

・バルニバーニからお菓子

霞ヶ関キャピタルからカタログギフトとしての包丁

・ウイルズからカタログギフトとしてサーモカップ

などをいただきました。

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また、株主優待ではありませんが、三菱商事から絵葉書にもなる卓上カレンダーを頂きました。

おそらく外国人投資家の株主優待に対する認識を踏まえての高配と拝察します。

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4 株主総会

11月に実施された持株の株主総会等は以下の3社です。

ビックカメラ株主総会参加、投稿(更新)済み)

セラク株主総会参加、投稿済み)

・ジャパンホテルリート投資法人(投資主総会参加、更新予定)

NPC株主総会不参加、投稿予定)

霞ヶ関キャピタル(株主総会参加、更新予定)

 

cogepan20.hatenablog.com

 

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cogepan20.hatenablog.com

 

参加した株主総会では、建設的な質疑応答がなされていて良かったです。

5 投資信託等(iDeCoを除く)

 長期・積立・分散投資を実施しているのは次の9商品です。

積立投資を始めた年月も表示しています。

・ウエルスナビ :15万円/月(3万円×月5回) 

 2019年10月~:26カ月

セゾン投信:20万円/月(毎月4日、8日)

 2020年2月?~:22カ月

SBI証券で投資信託『ひふみプラス』:積立中止

 2020年6月~:16カ月

SBI証券投資信託『SBI・V・S&P500』:1万円/

 2021年7月~5か月

さわかみファンド:1万円/月(毎月1日) 

 2020年8月~:16カ月

コモンズ投信:4万円/月(毎月1日) 

 2020年9月~:15カ月

マネックス証券eMAXIS Sim米国株式(S&P500):10万円/月(毎月1日)

  2020年9月~:15ヵ月

楽天証券でiFreeNEXT NASDAQ100インデックス:2万円/月

 2020年12月~:12カ月

コインチェックビットコイン積立:1万円/月 (毎月1日)

 2021年1月~:11カ月

現在の積立投資は毎月約54万円です。

ひふみ投信の積立を中止した理由は

・運用成績が芳しくない

・テラという会社に投資していたが、実際は実体のない会社だったことが分かり、”目利き力”に疑問を持った

ためです。

【マネーフォワードから抜粋】

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オミクロン株やテーパリングを巡り世界的な株価低迷の影響を受けて厳しい状況でした。

6 貸株金利 

SBI証券にて貸株をしています。

貸株金利として

5,701円63銭

頂きました。

また、主な高金利銘柄の貸株金利の推移

4月からの推移は

・サンアスタリスク:8.5%→10.25%→8.75%→7.5%→7.75%→8.25%→8.25%→8.5%

ペッパーフードサービス:8.0%→7%→6.25%→3.25%→2.5%→2%→2%→2%

8月からの推移は

グローバルダイニング:2.75% →2.25%→2.25%→2.25%

10月からの推移は

霞ヶ関キャピタル:2.5%→2%

金利が上がったサンアスタリスクの株価は下落基調

金利が下がった霞ヶ関キャピタルの株価は上昇基調

興味深いです。

7 気づき

11月の投資についての”気づき”は次の2点です。

⑴ 成長株投資への挑戦

成長株投資はハイリスクハイリターンです。

霞ヶ関キャピタルが半年で株価が3倍となった反面、ニューラルポケットが約1年で株価が四分の1になりました。

成長株と上手に付き合っていくために、次の3つに気を付けたいと思います。

■事前分析の徹底

成長性、収益性、配当の有無、時価総額、ビジネスモデル、社長の持株比率、チャート等をエクセルを用いて分析し、企業をより深く理解した上で購入します。

分散投資

投資する企業が決まった後は、購入するタイミングが重要になります。

これが難しい。

SBI証券の単位未満株を利用しての分散投資もやり方によっては有効になると思います。

乱高下する成長株投資の一手法として取り入れたいと思います。

■損切

損切が遅く痛い目に合うことが少なくありません。

会社の経営方針に賛同できないことが分かり、株を保有する理由がなくなるまで持ち続けることが多いのですが、もう少し早めの決断が出来れば・・・。

”ある程度”の下落で、しっかりと会社とのつきあい方を考える機会を設ける必要があるように思います。

⑵ ブログにおける過去記事の更新

11月の新規投稿記事は少なめでした。

けれども、過去記事の更新はこまめに実施しました。

過去記事のアップデートにより、より長期的にかつ深く持株会社を理解することが出来ます。

併せて、持続的成長やストック型ビジネスにちなみ、ストック型の記事を積み上げることで、より役に立つ内容をお届けしたいと考えています。

最後に

12月になりました。

報道でも12月は株価が上昇しやすい月と報じらています。

話半分で期待しています。

”投資においては、先のことは分からない”

そのことを前提として、リスク管理を徹底しつつドルコスト平均法を継続し、荒れる相場と上手に付き合っていきたいと思います。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。

 

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