こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

NIPPON EXPRESS ホールディングス【9147】〜株主総会雑感

初投稿:2023.5.3

こんにちは!

この記事は、NIPPON EXPRESS ホールディングスに関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

・ワールドベースボールクラッシックの広告効果

・長期的な視点の大切さ

【目次】 

【年次報告書】

                      

1 NIPPON EXPRESS ホールディングスについて

⑴ 会社概要

日本通運をグループに持つ陸・海・空の総合物流会社。

売上高2.6兆円、総資産1.7兆円、時価総額7356億円の事業規模。

PBRは0.96倍と苦戦しています。

四季報では倉庫・運輸サービス業に区分され、時価総額順位は1/50社となっています。

なお四季報では、【反落】という気になる見出しと、【効率化】という期待される見出しが出ていて、様々な評価があるように思われます。

企業理念 

企業理念は下記の通りで、分かり易く共感が持てるものと考えます。

●私たちの使命

それは社会発展の原動力であること

●私たちの挑戦

それは物流から新たな価値を創ること

●私たちの誇り

それは信頼される存在であること

セグメント

⑵ 株主になったきっかけ

12月決算銘柄で配当も高く物流に関心があったことから、2022年の年末に株主となりました。

ただし、記念配当を含む中間配当があ2022年6月に一株あたり250円あったことを考えると、もう少し早く株主になっておけば良かったと悔しく感じています。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:10%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):5%

収益性はあまり良くありません。

売上原価が高いためです。

決算説明資料から売上原価の内訳は追えませんでしたが、チャットGPTの力を借りると

「運賃及び輸送料」、「倉庫及び配送費用」、「燃料費」

などが意外と高額であると推察されます。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):143%

自己資本比率(30%以上が望ましい):45%

短期的には多少懸念がありますが、中・長期的には問題となるレベルではないと考えます。

効率性 

・有形固定資産回転率:4.06

有形固定資産については、売上高を考えるとそれほど効率的に投資されているようには思えません。

物流の会社なので、土地、建物、車両運搬具等に莫大なコストがかかるのでやむを得ないと考えます。

ただし、グループ内での効率化が進むと考えますので今後の効率化に期待します。

【鉄道】

2 株主総会

⑴ 株主総会

第1回定時株主総会 2023年3月30日(木) NXグループビル

ハイブリッド総会でした。

ライブ配信を視聴しました。

時間は50分ほどで終了。

説明のポイントは主に3つと理解しました。

・2037年の創立100周年時に売上高4兆円を目指す!

ホールディングカンパニーとなりグループ経営を強化中!

・コア事業を強化するとともに、効率化(コスト削減)も進める!

主な質疑応答

Q.陸・海・空の売上の比率について

A.6:2:2で空>海。

Q.ドローンに対する取り組みについて

A.ビジネス創出につながる実証実験を(下記3点について)実施中である。

・現行のドローン

・大型のドローン

・ドローンポート(インフラ)

Q.広告戦略について

A.WBCの広告効果を評価していただきありがとうございます。

グローバル市場で存在感のあるロジスティック会社を目指す中で、WBCでの広告効果は主に米国における知名度向上に貢献したと認識。

国内においては、We find the way

というCMを実施中である。

また、女子プロゴルファーを起用したCMを行いつつ、2019年からSNSによる情報発信も開始している。

Q.ダイバシティ経営に対する取り組みについて

A.障害者の雇用率、女性管理職比率、男性の育児休暇取得率等に対して数値目標を定めて取り組んでいる。

Q.(買収した米国企業である)MDエクスプレス、MDロジスティックの業績について

A.買収時(売上高?55億円)よりは業績は向上している(数値は非開示)。

Q.上記会社の所属先について

A.米国日通である。

Q.米国における経営戦略について

A.ノースカロライナ州に拠点を設け、主に医薬品を中心に米国事業を強化している。

Q.WBCの広告費について

A.個別契約につき非開示となっている。

Q.(荷主の株主より)2024年問題(労働力不足)に対する事前の心構えについて

A.会社としては、プロジェクトチームを立ち上げ、賃金は輸送方法の見直し、トラックに加JR貨物の活用、行政との対話など多面的に対応していく。

その際、ピンチはチャンスと捉え構造的な問題解決しつつより効率的な業務を推進していきたい。

荷主の方へのお願いとしては例えば、

・手持ち時間の短縮化

・混載物流の推進

・パレット等の統一化

などが挙げられる。

Q.買収した米国企業の業績の数値について

A.非開示である。

決議事項

・取締役6名選任の件

拍手を持って賛成・可決。

なお、散会に当たっても拍手が湧き上がっていました。

⑵ 株主還元    

配当

一株配当実績は下記の通り。

2022年12月期:400円

なお、2022年は記念配当が100円あったため、今後は300円が基準となると予想します。

株主優待

なし

自社株買い 

100億円を上限とする自社株買が2022年8〜12月にかけて実施されるとの報道がありました。

【フェリー】

                

3 株主としてのコメント

⑴ 気に入っていること

成長戦略とWBCの成果

保険業界ではトップの東京海上HDが、海外の企業のM&Aを成功させて著しい成長を実現させています。

そう考えると、非連続的な成長をM&Aによって実現するという当社の戦略は妥当なものと考えます。

そして、それを実現するために知名度の向上を狙ってWBCでは所要の成果を獲得したと考えます。

今後の海外企業の買収に注目しています。

医薬品や半導体の輸送

物流についても単価の高い輸送に注力するという着眼も良いと感じました。

総会の審議の中で、社長から半導体は丁寧な取り扱いが必要で空輸が好まれるため単価が高いといった趣旨の説明がありました。

半導体工場が誘致された熊本に巨大な物流拠点を作るという報道もなされています。

単価を意識した事業推進が収益性の向上につながることを期待します。

⑵ 気になったこと

執行役員の回答について

質疑応答の中で、執行役員による回答が質問とずれていると受け止められる場面がありました。

その件を除いても、全般的にもう少し、わかって頂きたいという姿勢が執行役員にあっても良いように感じました。

ただし、社長による補足説明があったので、良かったと思います。

非連続的な成長実現のためのM&Aについて

株主からの質問はありませんでしたが、M&Aのリスク管理について気になりました。

M&Aで非連続的な成長を実現するとしていますが、M&Aは半分ぐらいが失敗するという厳しい面もあります。

当社はどのようにしてM&Aの失敗を回避すべくリスク管理を行なっていくのか?

当社と末長く付き合う上ではその点をしっかり見極めることが不可欠だと感じています。

【航空機】

4 まとめ

NIPPON EXPRESS ホールディングスについて述べてきました。

WBCの広告の大成功、海外展開、グループ経営による効率化の推進、医療品や半導体に注力したコア事業強化などは期待が持てます。

その一方で、2024年問題(労働力不足)、M&Aの成否、執行役員の紋切り型の回答など気になる点も散見されました。

四季報の見出し同様に、さまざまな見方ができる会社ですが、長く株主を続けていきたいと考えます。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産運用 #NX #NIPPON EXPRESS ホールディングス #日通 #物流 #WBC

  

アサヒGH【2502】〜株主総会雑感

初投稿:2023.4.25

こんにちは!

この記事は、アサヒグローバルホールディングス【2502】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

・ブランド力がもたらす高い粗利率と株主の愛

・ウエルビーイングとビールの関係は?

【目次】 

株主総会会場となったホテルニューオータニ(会場は奥の建物)】

                      

1 アサヒビールについて

⑴ 会社概要

売上高2兆5千万円、総資産4兆8千万円、時価総額2兆5千万円の事業規模

PBRは1.25倍と高くは無いものの頑張っていると思います。

企業理念 

●Our Mission

期待を超えるおいしさ、新しい生活文化の創造

●Our Vision

高付加価値ブランドを核として成長する”グローカルな価値創造企業”を目指す

●Our Value

・挑戦と革新

・最高の品質

・感動の共有

セグメント

ビールだけではなく、飲料や食品など様々な馴染みのあるブランドを抱えています。

・種類事業

・飲料事業

・食品事業

⑵ 株主になったきっかけ

馴染みのあるビール会社でしたので一度総会に出たいと思い、2022年末に株主になりました。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:37%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):9%

大企業にも関わらず、収益性が高いと感じました。

特に比較的粗利率が高いことから原価が安いことが分かります。

このことは、経営方針(バリュー)で掲げる高付加価値バリューとも付合します。

良いビジネスモデルだと考えます。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):58%

自己資本比率(30%以上が望ましい):43%

短期的には安全性が悪い数値です。

流動資産よりも流動負債が大きい会社というのは珍しいと思います。

大企業ゆえ、致命的な事には至らないと考えますが財務に対する取り組みにはちょっと懸念が残ります。

株主総会でも財務の健全化という話がありましたので、経営陣は危機感を持って取り組んでいると推察します。

効率性 

・有形固定資産回転率:3.01

低い数値です。

有形固定資産の内訳は分かりませんが、昨年よりも金額も増加しています。

有形固定資産回転率のみならず、売上債権回転率や棚卸資産回転率も低い数値です。

それら3つの指標について低い効率性がさらに悪くなっているのは気になります。

2 株主総会

⑴ 株主総会

第99回定時株主総会2023年3月28日(火)午後1時〜 ホテルニューオータニ

会場参加は抽選制でした。

運良く当選。

広い会場がほぼ満席なくらい株主が集っていました。

そもそも、午後に開催するということで株主に足を運んで頂きたいという姿勢に好感が持てました。

さらに社長のプレゼント質疑応答時の対応はエネルギッシュ!

ちなみに、ライブ配信アーカイブ配信も実施しています。

主な質疑応答

【事前】

Q.市場縮小を踏まえた今後の事業戦略について

A.バリュー経営を踏まえ、ボリュームより価値に重点を置いていく。

新ブランド、新エリアの開拓と、話題化に着目する。

プレミアムな領域としてニッカブランドやエノテカブランド(ワイン)を活用する。

スマドリ(スマートドリンク)として飲みの場をより楽しくしていきたい。

Q.海外事業の展開について

A.スポーツ(ラグビーワールドカップ2023フランス大会)を通じてブランド力を強化する。

欧州は有望である。

北米もダイナミックな市場と認識しており、スタートアップ企業への出資を実施している。

Q.株主還元について

A.利益の35%程度を配当の目安としており、今期は113円(34.6%)とした。

今後も、財務健全化を踏まえて配当を実施する。

Q.ダイバシティ経営について

2030年までにグループ経営層における女性比率40%を目標に掲げている。

マイルストーンを2024年、2027年と設けながら頑張って行きたい。

【会場】

Q.ダイバシティ経営について

A.消費者の半分は女性でありそのことを踏まえて、女性の意見を取り入れた経営の重要性を認識している。

今後の取り組みにご期待下さい。

Q.サステナビリティ経営について

A.人権侵害の恐れのある太陽光パネルウイグル綿をしようした作業着などを利用していないかという事についてはトレーサビリティを含めて万全を期して対応している。

Q.グローバルブランド戦略いついて

A.例えば、スーパードライの売り上げは90%は日本であり海外は10%程度。

モダンジャパンのプレミアム化を通じて日本と海外のブランドを合わせて行きたい。

Q.社員の待遇について

A.5%の賃上げを実施するとともに、初任給も12500円アップしている。

Q.ネット時代の広告宣伝費について

A.具体的なことは申し上げられないが、バランスをとりつつも、ネットやデジタル化も活用して顧客ひとりひとりに対して最適な広告宣伝に努める。

Q.2026年の酒税一本化の影響について

A.一本化後もある程度の価格差は残るのでは無いかと予想している。

若い人にも楽しんでもらえるように新ジャンル、ノンアルコール等にも力を注ぎつつトータルで取り組んでいく。

Q.新規事業である酵母(ヘルスケア)について

A.カルピスが有する酵母エキスを活用する事によりL −92のような免疫に良い商品が提供できるようになる。

Q.大企業の不祥事について

A.そのような事にならないよう十分留意する。

Q.財務健全化について

A.各事業部門を横断的に実施していく。

Q.株主総会のお土産の廃止の見直しについて

A.100周年の株主総会に相応しい取り組みについて検討したい。

Q.取締役のITリテラシーについて

A.取締役候補のスキルマトリックスでは分かりにくいが、DXの重要性を認識し勉強続けながら知見を蓄積している。

会社としてはデジタルネイティブな組織を目指して取り組んでいる。

Q.株主分割について

A.東証は単位株の価格5〜50万円を基準として推奨している。

現在の株価はその中に含まれているが、将来、大幅に上昇した際には分割も検討する。

Q.株主優待の継続いついて

A.株主優待は株主還元という意味ではなく、株主に商品を知ってもらうための施策であり今後も継続していく。

Q.(20年間株主総会に参加している株主から)最近の株主総会は硬いのではないか?

A.同意です。

以前のような賑やかで、アサヒビールの美味しさや感動を体現したような楽しい総会に留意して行きたい。

Q.(10年以上の株主から)フリーズドドライの味噌汁はとても美味しい!

A.通販も含め販路拡大に努めて手軽にお求めいただけるよう頑張ります!

決議事項

・剰余金処分の件

・取締役8名選任の件

拍手を持って賛成・可決されました。

⑵ 株主還元    

配当

1株配当実績は下記の通り。

・2022年12月期:113円

・2021年12月期:109円

・2020年12月期:106円

・2019年12月期:100円

・2018年12月期:99円

増益が続いていることはありがたいことです。

株主優待

持株数に応じた優待品。

               

3 株主としてのコメント

⑴ ブランド力の強さ

株主となって当社のブランド力の強さを実感しました。

その一つは、粗利率が約4割という高さ。

付加価値の高さと言えば製造業ですが、三菱重工業IHIも粗利率は2割にも届きません。

それを考えると、原材料費ベースで考えればアサヒビールのブランド力が価格に反映されているのだと推察します。

もう一つは、株主の愛

抽選で選ばれた株主で埋め尽くされたホテルニューオータニの会場。

しかも、10年単位で株主をしている方の発言もありました。

当社のファン(岩盤の固定客)に支えられての会社だと感じました。

その意味で”高付加価値ブランド核として成長する・・・”というビジョンが経営活動と一致していると考えます。

⑵ 気になったこと

事業報告のプレゼンの中にウェルビーイングという説明がありました。

ビールというのは基本的に”一時の快楽”と考えているので、持続可能なウェルビーイングという概念とは上手く結びつきません。

むしろ、節酒(断酒)をしている時の方が、朝の目覚めが良く、財布にも健康にも優しいのでそちらの方がウェルビーイングだと考えています。

”とりあえず生”と言って毎月宴会代に数万円を投じてきた自分の経験からも、酒は飲む楽しみだけでなく、飲まない楽しみも実感しています。

流行のウェルビーイングという概念をアナウンス的に言及しただけなのか?

会社はどこまで深く考えているのか?

ちょっと、気になりました。

【香りが良くて美味しかった株主優待ビール】

4 まとめ

アサヒビールについて述べてきました。

株主総会に足を運んで、株主の愛に支えられた会社であることを実感しました。

株主からの建設的な意見にエネルギッシュに回答する経営陣の姿は見ていて気持ちが良かったです。

財務問題等懸念があるものの、ブランド力を活かした今後の展開に期待します。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #株主優待 #アサヒビール

  

ENECHANGE【4169】〜株主総会雑感

初投稿:2023.4.16

こんにちは!

この記事は、ENECHANGE【4169】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

・社長の誠実な対応

・雰囲気の良さと合理性の追求

【目次】 

株主総会の会場】

                     

1 ENECHANGEについて

⑴ 会社概要

売上高37億円、総資産67億円、時価総額363億円の事業規模。

PBRは10.24倍と市場からは高い評価を得ています。

四季報では業種は電力に区分されており、時価総額順位は18/22社

比較会社としては何故か、電力会社ではなくマネーフォワード、フリー、メドレーなどが挙げられています。

Chat GPTに質問したら、”消費者の生活支援では?”とのお答え。

おそらく”家計支援”の会社という認識で四季報の記者は着目していると推測します。

ミッション

エネルギーの未来をつくる

エネルギー革命の軸となる「エネルギーの4D

・Deregulation:自由化

・Digitalization:デジタル化

・Decarbonization:脱炭素化

・Decentralization:分散化

を事業領域としているとのことです。

ちょっと抽象的ですが印象的でもあります。

事業ドメイン

まだ新しい企業ですが、事業ポートフォリオが3つに分散されていることはリスク管理という点で評価できます。

・エネルギープラットフォーム事業

消費者向け電力・ガス切替サービス「エネチェンジ」「エネチェンジBiz」等の運営

・エネルギーデータ事業

エネルギー事業者向けクラウド型DXサービス「エネチェンジクラウドMarketing」「エネチェンジクラウドDR」等の運営

・EV充電サービス事業

「EV充電エネチェンジ」のブランド名による、EV充電サービスの提供

⑵ 株主になったきっかけ

ファイナンシャルプランナーの方から家計の見直しにおいてエネチェンジが役に立つと教えられて当社のことを知りました。

その後、ネットにおいて成長企業としての評判が良いことから、気になっていました。

ただし、株主になる前は株価が乱高下する会社という印象しかありませんでした。

そして、会社のことをもっと知りたいと思い、2022年12月の決算前に株主となりました。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:79%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):営業赤字

なお、四季報では【下期黒字化】という見出しがありました。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):217%

自己資本比率(30%以上が望ましい):52%

上記の指標を見る限り、安全性についてな特に問題はなさそうです。

ただし、繰越利益剰余金(これまでの事業で生み出した利益の積み重ね)がマイナスになっていることは頭に入れておいた方が良いと思います。

その点で、株主でもあるChatWorkの類似を感じます。

効率性 

・有形固定資産回転率:35.65

有形固定資産(オフィス等)については比較的、効率的な経営がなされていると推測します。

株主総会の案内板】

2 株主総会

⑴ 株主総会

第8回定時株主総会 2023年3月30日(木) AP日本橋

机付きの席の上にエネチェンジのラベルが貼られた水が置いてありました。

良いセンスだと思います。

下記の通り、社長との質疑応答については誠実な対応がなされていたと感じました。

主な質疑応答

Q.EUの2035年以降のエンジン車容認等のEV充電事業への影響について

A.フェラーリなどのスポーツ車を考えると、当初から無理があったように認識

今回は、現実的に修正されたものと考える。

別な見方として、これを機に大企業が足踏みをしていれば競合環境が緩まる可能性もある。

また、当社のEV充電事業については順調に進捗している。

今後も、政府等の補助金モラルハザードにならない事等に留意しつつ事業を展開する。

Q.プラットフォーム事業の進捗について

A.環境は良くなってきている。

法人は安定しており、家庭(個人)は様子見の状態である。

Q.1号議案(資本金の減資)の株主にとってのメリットとデメリットについて

A.メリットとしては節税、デメリットは特にないと考える。

また、新株予約権の関連からキャッシュを配当に回すようなことは株主総会の合意を得なければならず、実質的には会社判断で何かに都合することは困難。

Q.来期の充電インフラ補助金175億円について

A.他社も含めて当初案では足りないと認識していたが、政府が頑張って昨年比3倍の額となった。

細部の内訳は不明だが、当社の事業展開(4〜5千台設置)に十分な額と認識。

ちなみに、予算の示達から執行までの期間は7〜12月までであり、その間に熾烈な工事オペレーションを遂行しなければならないが、工事管理チームを作って役所の期待に応えてきている。

Q.基礎充電の課題について

A.実質的に賃貸マンション中心。

分譲の場合理事会などの意思決定を考えると間に合わないのが現状である。

マンションの住人からの働きかけを促すような広告も重要。

Q.トレードマークの赤いネクタイをつけていないことについて

A.忘れました(笑)

Q.青いネクタイもお似合いです。

A.ありがとうございます。

株主の皆さんはレアケースに遭遇されていらっしゃいます!

ユーグレナの社長が緑のネクタイをつけていることなどに共感しています。

Q.トップラインが伸びていることは理解できるが収益性についてはどうか?

A.早ければ今期の下期の黒字化を目指したい。

来年度以降は、ストック型ビジネスでもあるので黒字化を継続させていきたい。

なお、プライム市場を目指しており、営業利益100億円の会社をどのようにして作るのかについて思案中である。

Q.1号議案(資本金の減資)によって資金調達の際、借入金が困難となり増資という懸念はないか。

A.銀行との関係は良好であり、そのようなことはない。

Q.今回80名を超える人材獲得は計画によるものか?

A.その通り。

今後の事業展開を考えると人員はますます確保する必要性がある。

余談であるが、個人投資家が当社の理念に共感して社員となったケースもある。

当社はホワイト企業のような社風の中でのハードワークをこなしている。

事業に対するパッション(EV充電を復旧させたい)を持つ人材を今後もアグレッシブに採用していきたい。

Q.社外取締役候補の坊垣さんのスキルと組織開発について

A.組織開発については有田取締役とともに実施してきた。

具体的には、勤務後のクラブ活動(サウナ部、筋トレ部)を通じたモチベーションや従業員間のコミュニケーションの向上などがある。

ちなみに、坊垣取締役候補のキャリアはマクアケ以外にも、サーバーエージェントでのウマ娘開発、さらには女性管理職の登用についての知見を有していると考える。

決議事項

・資本金の額の減少(減資)の件

・取締役五名選任の件

拍手をもって賛成・可決されました。

なお、退任と新任の取締役の挨拶があり、気持ちの良い株主総会だったと思います。

⑵ 株主還元    

配当

なし

株主優待

なし

株主総会場で頂いた水】

                  

3 株主としてのコメント

⑴ 気に入っていること

雰囲気の良さ

株主総会に参加して新取締役の挨拶がありました。

そのことは一般的ですが、退任する取締役についても挨拶がありました。

取締役からは外れても執行役員として頑張るとのこと。

経営陣の人事というのはドロドロした印象を抱きがちですが、今回の人事は、少なくとも表面的には雰囲気良く実施されていて好感が持てました。

合理性

取締役人事については雰囲気の良さだけでなく、しっかりと合理性も追求されていると考えます。

それは、経済産業省のOBを迎えているからです。

社内の生え抜きの取締役を執行役員とし、その空いたポストに外部の有識者を迎えるというのは組織力を強化する上で有効と推測します。

というのは、業績好調なINPEX(株主です)も経産省OBが活躍されており、その官民からなる多様性が著しく変化する資源・エネルギー業界での生き残りに寄与していると考えるからです。

今後の社外取締役にどのような有識者を迎え入れるのかにも注目しています。

ちなみに、当社の場合は英国に拠点もあり、より一層の多様性が期待されます。

⑵ 気になっていること

テンバーガー候補について

当社は、テンバーガー候補として取り上げるYouTuberも多く期待される成長企業であることは確かです。

ただし、成長企業ゆえに業績の不安定さが株価に与える影響は覚悟しなければなりません。

というか、そもそも期待される成長企業は、業績に関わらず機関投資家による売り仕掛けの洗礼に無関係でいることは難しいと思います。

株主総会招集通知の対処すべき課題の中の⑨財務体質の強化の中で、

「・・・資金需要が現在化した際には、適時に資金調達を検討してまいります。」

との記述があります。

資金調達の中には増もあり、場合によっては一時的に1〜2割の株価下落があっても不思議ではありません。

成長企業ゆえの株価の乱高下は覚悟しておいた方が良いと思います。

反ESGの流れについて

反ESGの流れが米国の共和党を中心に勢いを増しています。

そもそも、ESGが通用したのはコロナ禍という経済活動が停滞した時代だったと考えています。

コロナも終息して経済活動が戻りつつある中、ESG志向では資源・エネルギーが足りなくなるのは必然のこと。

そのような背景の変化において、環境に優しいとされていたEV車等について、当初の成長ストーリーがそのまま成立するのか、気になります。

ガソリン価格の動向について

EV車の普及にはガソリン価格の動向が関わっていると思います。

ガソリンが高ければEV普及は勢いを増すと考えますが、その逆もあり得ます。

米ソ冷戦を振り返ると、ロシアのウクライナ侵攻を最終的にロシアの敗北で終わらせるためには、ロシアの主要産業である石油について価格を下げることが不可欠だと考えます。

その意味で、安い石油がガソリン車(ハイブリッド車を含む)の需要を意外と延ばすのでは無いかと推測しています。

EV車の普及についても紆余曲折が予想されます。

4 まとめ

エネチェンジについて述べてきました。

優秀な経営陣積極的な情報発信が特徴の成長企業です。

将来の成長が予想されますが、機関投資家空売り攻勢成長のための資金調達グリーンエネルギーをめぐる国際情勢の変化などを踏まえると株価も単純な右肩上がりというわけにはいかないように感じました。

そういったことも含めて、末長く当社の事業展開を支持していきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #エネチェンジ #エネルギー革命

  

ウエルスナビ【7342】〜ものづくりする金融機関

初投稿:2023.4.8

こんにちは!

この記事は、ウエルスナビ【7342】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

・ものづくりする金融機関

・インフレ時代における「働く世代に豊さを」というミッションは?

【目次】 

株主総会で頂いたマグカップ

                  

1 ウエルスナビについて

⑴ 会社概要

ロボアドバイザーを活用した全自動の資産運用サービスを提供する会社です。

売上高65億円、総資産259億円、時価総額572億円の事業規模。

PBRは5.17倍と高い評価を得ています。

四季報では証券・先物業に区分され、時価総額順位は14/48社となっており、比較会社にマネックスグループ等が挙げられています。

ミッション

「働く世代に豊さを」

セグメント

セグメントは下記の2つですが、ロボアドバイザーで売上高の98%以上となっています。

・ロボアドバイザー

・その他

⑵ 株主になったきっかけ

「ウエルスナビ」を用いて資産運用を3年以上継続しています。

おかげさまで資産運用も順調です。

もっと良く会社のことが知りたくなり、2022年12月期の決算前に株主となりました。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:99%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):3%

ビジネスモデルは高収益と考えいます。

営業利益率は高くありませんが、成長企業でありテレビCM等の成長投資を優先してきたことを考えれば今回の黒字化は評価できます。

今後は、黒字化を維持しながら収益性と成長投資のバランスがどのようになるかに注目したいと考えています。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):189%

自己資本比率(30%以上が望ましい):42%

盤石というほどではありませんが、中・長期的に問題となるレベルではないと考えます。

ただし、繰越利益剰余金が12億円のマイナスであることから、経営基盤を安定させるために資本の充実が図られていくと推察します。

効率性 

・有形固定資産回転率:63.38

建物等の有形固定資産については比較的、効率的な経営がなされていると思います。

ちなみに、有形固定資産の内訳は「建物」、「器具備品」の2科目と「減価償却累計額」からなっており、節税?が上手になされていると考えます。

2 株主総会

⑴ 株主総会

第8回株主総会 2023年3月24日(金) TKPガーデンシティ渋谷

事前登録(抽選制)で、選考された株主は40人だったそうです。

実際に参加されたのはその半分くらい。

でも、建設的な考え方をもつ株主の方が多く、気持ちの良い株主総会でした。

また、マルチサービスなどの将来の成長ストーリーを中心に語りつつも、SBIとの提携解消の影響についても言及しており、バランスの取れた説明は評価できると思います。

主な質疑応答

Q.配当について

A.成長ステージの企業においては原則、成長投資が優先されると考える。

今後、成熟期になり内部留保が貯まった時点で還元をする予定。

ただしそれが何年後になるかを語るのは難しい。

Q.新NISA対応への進捗状況について

A.9月頃に大きな目処を立てるべくシステム開発が進捗している。

秋に政府からの新しい発表があると予想しており、その情報を踏まえて、細部設計に反映させる。

また、新NISA運用後もアップデートで対応を継続していく予定である。

ちなみに、今回の件で一般NISAに対応したおまかせNISAに加えて積立でも対応できるようになっている(初期投資額が10万円から1万円に低下)。

Q.M&Aについて

A.マルチサービスを実現する際にケースバイケースで考える。

M&Aは時間を買う効果があり、それによりタイミングを逃さずマーケットシェア確保につながる場合が少なくない。

フェイスブックのインスタグラムやGoogleGoogleマップ&ユーチューブなどがその実例。

一方で、過半数のM&Aは「高値掴みによる減損処理」や「合併後の人材流出」によりうまくいっていないと認識している。

スピード感を重視しつつ、フラットに考えていきたい。

Q.CMの効果について

A.CMについての効果測定は毎日実施している。

その結果を踏まえて、マーケティング予算の規模と投入分野の配分の最適化を図っている。

ちなみに、CMに注力する理由は2つ

・短期的:ウエルスナビを使ってもらうきっかけ

・長期的:ブランド認知度の向上

ブランド認知度の向上というのは、投資を始めようとした時にウエルスナビを思い出してもらうという意味で重要であると考える。

そのことが、市場が安定しない時(投資を始めにくい時期)でもCMを続けることの意義である。

Q.人材の確保について

A.中途採用者が中心だが、新卒者も募集している。

シリコンバレーの不況により優秀な人材を採用し得る環境にある。

今後も通期で黒字を確保した上で、財務の健全化を図りつつ成長投資としての新卒者の育成を実施していきたい。

Q.海外人材の採用について

A.海外人材派採用していないが、それに向けての準備は適時実施している。

現在は国内において所要の人材が確保されている。

Q.転職対応について

A.採用時が極めて重要と考える。

良い時も悪い時もウエルスナビを作ることに情熱を持つ人材を積極的に採用している。

さらに、男性の育休取得の推奨など働く環境の整備にも力を注いでいる。

ちなみに、まだ実施できていないが、GAFAにおいて実施されているデジタル人材が新規のスキルを取得できるように勤務中の20%を好きなことに取組んでいる勤務環境等についても注視している。

Q.トップの顔が見えることは重要である(要望)

A.CM等の出演は個別判断が必要となるが、これまで対面やウエブのセミナーで100回以上の講演を実施してきた。

そのよう姿勢は今後も継続していきたい。

Q.株価低迷と資本政策について

A.中長期的(5〜10年単位)な企業価値(株価)の最大化の責任があると考える。

そのためには業績の向上と説明が必要と認識。

業績については順調に伸びている。

ただし、将来においても継続するかどうか、あるいは市場変動による歪みが株価に影響が及んでいるようである。

海外機関投資家の目線で考えれば、資本政策という点では配当よりもフリーキャッシュフローが重要と考える。

今後もある程度の事業規模、FCFの最大化、実績の積重ねを継続していきたい。

決議事項

・取締役4名選任の件

拍手を持って賛成・可決されました。

⑵ 株主還元    

配当

なし

株主優待

なし

自社株買い  

2期連続で実施しています。

株主総会のお土産

マグカップをいただきました。  

株主総会の会場】 

             

3 株主としてのコメント

⑴ 気に入っていること

社長の力量

ウエルスナビの対面セミナーで社長と直接お話しする機会がありました。

その際、

「この人なら、自分よりもお金を上手に増やしてもらえそうだ」

と感じて3年以上、ウエルスナビを用いた資産運用を継続しています。

今回も、株主総会での質疑応答における社長の分かりやすくかつ丁寧な説明を聞いて自分の判断は概ね妥当だったと感じました。

資産運用は自分で頑張ることも意味がありますが、自分以外にお任せすることもリスク管理や限りある時間を有効活用する上で必要なことだと思います。

参考までに、ウエルスナビからのプレゼントで頂いた下記の書籍は、資産形成(ゼロから資産をつくる)・資産運用(今ある資産をもっと増やす)に役立っています。

ものづくりする金融機関

今回の最大の気づきは社長が言及された「ものづくりする金融機関」という言葉です。

金融機関というのはサービス業ですが、(ソフトウエアの)ものづくりという製造業的な要素が調和した概念というのはとても新鮮に感じました。

フィンテックをもう少し深掘りしたようなコンセプトでしょうか。

具体的には活躍する社員にエンジニアやデザイナが多いことを意味していると理解しています。

ものづくりという創造性と金融機関の持つお金のパワーが両輪となって顧客の要望に迅速に応える力強い将来性を感じました。

⑵ 気になったこと

株主総会の事前登録は必要か?

株主総会の事前登録制を実施している会社は珍しいです。

アサヒビールも事前登録制ですが、こちらはホテルニューオータニの広い会場が株主でほぼ満席でした。

ウエルスナビの場合はそこまで混雑しないように感じました。

「事前登録無くても問題ないのではないか?」と、ちょっと気になりました。

「働く世代へ豊さを」というミッション

「働く世代へ豊さを」というミッションは悪くないと思いますが、私たちを取り巻く環境に今後もマッチするのか?と気になりました。

というのも、デフレからインフレに時代が移行しているからです。

デフレの時代は現金を持っていれば良かったため、日本の個人金融資産2000兆円のうち、1000兆円が現預金となっていました。

けれども、インフレになれば資産運用が日本人全員に必要になり、働く世代オンリーの問題では無くなります。

そのあたりの”顧客”の変化に会社がどのように対応するかが気になっています。

お土産のマグカップ

総会終了後のサプライズのお土産は嬉しかったです。

今回、初めて参加しましたが

・毎年お土産はあるのか?

・あるとすればそれは、どんなお土産か?

など、気になりました。

できれば、毎年、総会に参加したいと考えていますが、その度にマグカップが増えていったらどうしよう?と気になったりしました。

株主総会会場】

4 まとめ

ウエルスナビについて述べてきました。

ものづくりする金融機関というユニークな会社の特徴夢のある成長ストーリーが聞けてよかったです。

気になる点もちょくちょくありますが、2015年創業の成長企業であることを考えると、むしろ伸び代が大きいとも考えられます。

株主として、ロボアドバイザーのユーザーとして会社と上手に付き合っていきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #ウエルスナビ #ロボアドバイザー #マグカップ

  

ロードスターキャピタル【3482】〜株主総会雑感

初投稿:2023.3.26

こんにちは!

この記事は、ロードスターキャピタル【3482】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

・不動産テックについて

リスク管理について

【目次】 

株主総会会場の東京スクエアガーデン】

                      

1 ロードスターキャピタルについて

⑴ 会社概要

都内のオフィスビルを取得、付加価値を高めて売却する事業を中心としつつクラウドファンディングも展開。

四季報の業種でな、何故か不動産ではなく証券・先物に区分され時価総額順位は48社中18位の位置付け。

比較会社としてはサンフロンティア不動産やトーセイ(株主です)が挙げられています。

売上高236億円、総資産657億円、時価総額292億円の事業規模。

四季報では【連続最高益】や【拡大】の見出しが踊りますが、株価は何故か低調です。

よって、PBRも1.51倍と市場の評価は厳しめとなっています。

企業理念 

●ビジョン

日本の不動産を変革するために

●ミッション

不動産とテクノロジーの融合が未来のマーケットを切り開く

セグメント

主要3事業の他、下記の4つにに区分されています。

●コーポレートファンディング事業

東京23区を中心とした中規模オフィス等の不動産売買、賃貸、管理

●アセットマネジメント事業

機関投資家を対象とした投資用不動産の取得・保有時の管理・売却に至るまでの戦略策定に関するアドバイス及び投資用不動産の運用

クラウドファンディング事業

クラウドファンディングを通じた一般投資家からの出資の募集、出資された金銭によるによる不動産を取得する特別目的会社への出資、または不動産をを担保とした法人への貸付、及びその管理

●その他

不動産仲介、プロパティマネジメント及びコンサルティング

⑵ 株主になったきっかけ

社長がYouTubeによく登場していたので名前だけは以前から知っていました。

不動産とITがどこまで親和性が良いのか否かを知りたく22年暮れに株主となりました。

ただし、残念ながら株価は低迷を続け現状は塩漬け状態です。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:40%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):32%

高収益なビジネスモデルです。

ROEも30%を超えており儲かる経営がなされてると考えます。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):1145%

自己資本比率(30%以上が望ましい):22%

短期的には問題ありませんが、中・長期的には少し懸念が残ります。

ただし、金融機関以外の資金調達(クラウドファンディング)にも知見があるということで、リスクは補完されると考えます。

効率性 

・有形固定資産回転率:155.51

不動産を扱う会社としては異常に高い数値となっています。

おそらく証券・先物業として事業をしているためと考えます。

2021年の全業種の有形固定資産回転率の平均値が46.9であることを踏まえても回転率は高く、効率的な経営がなされているようです。

ちなみに、有形固定資産が1.52億円に対して、転売用不動産は471億円となっています。

株主総会の案内板】

2 株主総会

⑴ 株主総会

第11回定時株主総会 2023年3月23日(木)東京スクエアガーデン

広くて綺麗な会場でした。

30〜40名程度の株主が集っていました。

社長の挨拶に続き、監査報告、別の役員による事業報告、議案の上程等が続きました。

定量目標を明らかにしている姿勢は感心しました。

また、賃貸の収益で固定費を賄おうとする戦略も悪くないと感じました。

主な質疑応答

Q.低迷する株価と成長戦略について

A.株価の低迷は不安定なマーケット環境に対する懸念と当社の成長の持続性に対する疑心暗鬼が関係していると考える。

3事業をしっかりと実施してく。

また、金利上昇に伴い金融機関の体力に影響が出た際にも、クラウドファンディングによる資金調達も可能である。

Q.機関投資家の売りについて

A.機関投資家によるある種のマネーゲーム的な動きについては承知している。

ただし、直近においては大株主による当社株の売却の影響が出ていると考える。

自社株買いについては過去2回実施しており、今後も適時実施する用意はある。

Q.災害に対する備えについて

A.地震保険を活用して備えている。

併せて、津波の懸念についても注意を払っている。

Q.成長性の鈍化について

A.5%成長を掲げたのは、今後のインフレのリスクを考えて、ど真ん中のストライクゾーンを選択したため。

これまでのように15〜20%を目指しつつも海外の影響を考慮すれば保守的にならざるを得ない。

ただし、海外からのインフレの影響は新たな物件取得のチャンスである面もあると考える。

また、自社株買いはROE30%以上の現状を考えると必要性は薄いと判断している。

Q.海外IRについて

A.当社のIRの半分は外資系ファンド向け。

コロナ禍でオンライン中心となったため、「来ないでくれ」と言われている。

今後も海外IRについては証券会社を通じて適時実施していく。

Q.クラウドファンディング以外のIT化の具体的例について

A.内覧の際にヴァーチャルリアリティを活用して遠方からも物件の様子を分かりやすくしている。

また、売買に関するデータベース化を通じて社内における情報の活用を推進している。

Q.同業他社と比較した当社の強みについて

A.都心のオフィスビルに対象を特化しており情報収集と意思決定は早い。

取得した物件の付加価値の加え方が大きい。

同業他社のようなIRの派手さはないが、リスク管理をしっかりと徹底している。

Q.他の不動産会社(特に、サンフロンティア不動産)との差異について

A.サンフロンティア不動産とは大きな差はないのではないか。

サンフロンティア不動産オリックスの売買動向についてコミュニケーションをとりながら売買を実施している。

また、いろいろな事情で物件を売却せざるを得ないケースが増えており、これは当社にとっては大きなチャンスと認識している。

また、(冗談ではあるが)お金さえあればヒューリックにも負けません。

Q.配当性向について

配当性向は15%から17%に引き上げた。

今後も会社の成長スピードに応じて増配をしていきたい。

Q.STO(セキュリティ・トークン・オファリング、デジタル証券を通じた資金調達の仕組み)の進捗について

A.アナウンス的に実施するのではなく、しっかりと投資価値に見合ったものにすべく検討を実施している。

Q.採用者について

A.即戦力となる中途採用を実施している。

創業以来、新卒者の採用はない。

Q.経営リソースの配分について

A.売上の大きさだけで事業の優先順位を判断しているわけではない。

不動産テックは売上に対する貢献が少ないからといって重視していない訳ではない。

ただし、不動産テックを収益することの困難性も認識している。

また、ホテル事業についてもリソースベースで考えればやるべきではないという意見もあるが、インバウンド下のホテル事業については大きなポテンシャルを感じており、半蔵門と赤坂のホテルを購入している。

あと、物流施設も良いと考えるが規模が大きくて・・・。

決議事項

・剰余金処分の件

・取締役5名選任の件

拍手を持って賛成・可決されました。

なお、閉会時に会場から拍手が湧き上がっていました。

⑵ 株主還元    

配当

1株配当実績は下記の通りです。

増配基調が継続しています。

2022年12月期:50円

2021年12月期:32円

2020年12月期:24.5円

2019年12月期:14.5円

2018年12月期:9.5円

株主優待

なし

自社株買い 

なし  

【東京スクエアガーデン】

              

3 株主としてのコメント

⑴ 不動産テックについて

会社は不動産テックをビジョンやミッションに掲げています。

ただし、クラウドファンディングの売上高構成比は2%にも満たないのが現状です。

おそらく、不動産売買の商習慣や市場の透明性などが不動産テックの苦戦の原因と考えますが、これは一社でどうこうなるものではありません。

ただし、革新にはそれ相応な時間が必要なので、今後もさまざまなアプローチで不動産テックに注力されることを期待します。

⑵ リスク管理について

「5年で利益10倍のような派手な計画を出さない」=「リスク管理ができている」

という社長のロジックが正しいか否かは別として、会社にとっては別のリスク管理が必要なのではないかと感じました。

それは社長の発言です。

強気の発言と弱気の発言のブレ(リスク)が大きいと思いました。

具体的には

・強気発言

「5年で利益10倍の計画なんていつだって簡単に作れる!」

「お金さえあればヒューリックに負けない!」

・弱気発言

「不動産テックを収益化することの困難性を認識している・・・」

「物流施設も良いと考えるが、規模が大きくて・・・」

社長さんは正直で誠実な方だと思いますが、会社に馴染みのない投資家をびっくりさせないよう、言葉を選んだ方が良いように思いました。

⑶ 霞ヶ関キャピタルとの違いについて

何故だか、YouTubeの中では当社と霞ヶ関キャピタルが比較されることが少なくありません。

名前にキャピタルがついていることと、業種は違えども不動産を扱っていることがその理由のようですが、両社の株主としてはちょっと違和感を感じていました。

思うに、

株価=EPS(一株あたりの純利益:実力)×PER(株価収益率:評価)

であり、

霞ヶ関キャピタルは評価を高めることに積極的(5年で利益10倍の計画)

ロードスターキャピタルは評価を高めることに慎重(リスク管理の徹底)

というのが一番の違いと推測します。

よって、霞ヶ関キャピタルは株価が乱高下しやすい一方で、ロードスターキャピタルの方がそこまでのボラティリティがないと考えます。

両社ともに業績は良いので、株価のボラティリティの差異を踏まえた投資判断が望ましいと思います。

4 まとめ

ロードスターキャピタルについて述べてきました。

ビジョンは不動産テックを掲げつつも収益の柱は伝統的なオフィスビルの売買であることを踏まえ、リスク管理の意味や霞ヶ関キャピタルとの比較について考察しました。

YouTubeの情報を鵜呑みにするのではなく、株主総会などを通じて自分なりに幅広く調査し多面的に考えることの大切さを痛感しています。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産運用 #ロードスターキャピタル #クラウドファンディング

  

トーセイ【8923】〜株主総会雑感(コングロマリットディスカウント問題)

初投稿:2023.3.3

こんにちは!

この記事は、トーセイ【8923】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

・数値を前面に出した経営

コングロマリットディスカウント問題

【目次】 

株主総会会場となった時事通信ビル】

                    

1 トーセイについて

⑴ 会社概要

不動産会社(非住宅)です。

四季報によると時価総額順位は57社中14位。

比較会社としていちご【2337】(株式保有中)が挙げられています。

売上高709億円、総資産2109億円、時価総額729億円の事業規模。

PBRは0.98倍と厳しい評価。

けれども株価は上昇基調にあります。

企業理念

●大方針

あらゆる不動産シーンにおいて、グループの無限大の成長可能性を追求し、総合不動産会社としての新たなステージを目指す。

●中期経営計画における定量計画

・成長性:最終年度連結売上高:850億円

・資本効率:最終年度ROE:12%以上

・安定性:安定事業比率(営業利益ベース):42%以上

・財務健全性:自己資本比率:35%以上

       ネットD/Eレシオ:1.3倍程度

・株主還元:3年間で25%〜30%へ段階的に引き上げ

      資本効率を意識した自社株買いの実施

セグメント

セグメントは下記の通りで、( )内の数値は営業利益構成比

・不動産再生事業(38.4%)

・不動産開発事業(18.6%)

・不動産ファンド・コンサルティング事業(20.3%)

・不動産管理j業(5.5%)

・不動産賃貸事業(19.2%)

・ホテル事業(−2%)

⑵ 株主になったきっかけ

11月決算企業を探していて見つけました。

不動産会社でありかつ業績が安定してい他ので2022年の秋に株主となりました。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:36%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):19%

高収益性の経営がなされています。

不動産会社の中でも収益性の上位に位置するのではないかと考えます。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):611%

自己資本比率(30%以上が望ましい):34%

会社の目標としている35%には満たないものの、懸念する水準ではなさそうです。

特に、短期的な安全性については余裕がありすぎるレベル。

また、安定事業比率42%の数値目標のように、賃貸料金(フィー)の比率も意識した経営を実施していることも評価できます。

効率性 

・有形固定資産回転率:3.09

不動産会社らしく、有形固定資産回転率は少なめ。

「土地」と「建物」に投資をしており、それらが今後どのように収益に貢献するかに注目しています。

株主総会の案内板】

2 株主総会

⑴ 株主総会

第73回定時株主総会 2023年2月24日(金) 時事通信ホール

ハイブリッド総会でしたが、会場に足を運びました。

広い会場に100名近くの株主が参集していたと思います。

社長の挨拶に続き、監査報告、事業報告を紹介するビデオ放映がなされました。

主な質疑応答

【事前】

Q.株主優待の拡充について

A.前向きに検討する。

【会場】

Q.サイバーセキュリティについて

A.DXチームを中心にサイバーアタック対策は講じている。

Q.ホテル事業の課題に記載のE分野、S分野について

A.E分野とは環境分野であり、二酸化炭素50%削減を考慮したホテルの実現を、

S分野とは社会分野であり、地元との交流が可能なオープンスペースが広いホテルを目指している。

Q.トーセイのホテルの魅力について

A.ココネ(心の音)は癒しを最大の魅力としている。

くつろぎ、癒されるお風呂、女性に喜んでいただけるプランなどを展開しつつ、新たに築地に205室という当社最大級のホテルの開業を9月に予定している。

期待して欲しい。

Q.太陽光パネルに伴う人権問題について

A.当社が扱う太陽光パネルに中国産は無い

Q.バーチャル総会について

A.ご指摘のとおり、ネット環境のない株主の阻害や一方的な対応などの懸念は承知している。

バーチャルオンリーの株主総会については2020年のコロナ禍(デルタ株)のような特異な状況を想定している。

バーチャルオンリーが可能となったとしても必ずしもそれをしなければならないことではない。

Q.(社長さんへの労いの言葉に続いて)テレビCMについて

A.「不動産の才能を開化(開花)させる」テレビCMを1億円の経費をかけて実施している。

決議事項

下記の議案について、一括ではなく、一つ一つ個別に審議し、株主からの拍手を持って採決されていきました。

73回目となる伝統のある会社には時々見られる方式です(他社ではラックランド)。

・剰余金処分の件

・定款一部変更の件

監査役1名専任の件

⑵ 事業戦略説明会

株主総会終了後、休憩を挟んで事業戦略説明会が実施されました。

社長からの数値を駆使した分かりやすい説明だったと思います。

主なポイント

・オフィス、賃貸、分譲、ホテル、ファンド等の”天気予報”

・中期経営計画「Infinite Potential 2023」の変更点(売上高の下方修正等)

・増配について51円→60円

・675億円のパイプラインの紹介

・AUM(Assets Under Management略で運用資産残高)が、1.7兆円から2.3兆円へ増加し、その中には大手町プレイスのような物件が含まれる

・当社最大のホテルであるココネ築地の開業

質疑応答

Q.株価について

A.日経平均が9%下落、不動産関連株が1.7%上昇の中で、当社株は35%上昇しているが株価が正当に評価されているとは考えていない。

おそらく、コングロマリットディスカウント(多くの産業を抱える複合企業(コングロマリット)の企業価値が各事業の企業価値の合計よりも小さい状態のこと)になっていると考える。

これに対しては適時適切な情報開示を心がけることで対応していきたい。

Q.自社株買いについて

A.自社株買いは短期株主のためというだけでなく、株価に対する経営者のメッセージを反映させる観点からは長期株主のためにもなると認識している。

利益のバランスとしては成長投資に60%株主還元に40%をガイドラインとしている。

最後は拍手を持って散会となりました。

良き株主に恵まれていると感じました。

⑶ 株主還元    

配当

一株配当の実績は下記のとおりです。

・2022年11月期:51円

・2021年11月期:38円

・2020年11月期:19円

・2019年11月期:42円

・2018年11月期:30円

コロナ禍以前の増配基調をコロナ禍後に取り戻したような状況です。

株主還元に期待します。

株主優待

100株以上の株主の保有機関に応じて宿泊割引券やQUOカードがもらえます。

自社株買い 

適時実施している。  

時事通信ビル1階のディスプレイ】     

      

3 株主としてのコメント

⑴ 気に入っていること

社長に労いの声をかけた株主の方からの発言に代表されるように、社長の頑張りによる会社だと感じました。

伝統もあり、社長の数値を踏まえた経営には会社の将来性について”確かな手応え”を感じることができました。

⑵ 気になっていること

社長の年齢は62歳。

後継者や経営交代についてもちょっと気になりました。

そういえば、SBIの北尾社長が72歳でちょうど歳の差が10年。

しかも、コングロマリットディスカウント問題も共通しています。

北尾社長は

「自分の代わりになる後継者は出てこないかもしれない。」

と発言してました。

トーセイとは長く付き合いきたく、そのあたりが気になっています。

ただし、コングロマリットディスカウントという概念は、機関投資家が売り仕掛けする際に便利で都合の良い理由として酷使されているようにも感じています。

いずれにしても、これを機に情報を鵜呑みにせず、価格と価値についてよく考えて投資を継続していきたいと思います。

時事通信ビル内の様子】

4 まとめ

トーセイについて述べてきました。

日常生活では馴染みがありませんでしたが、株主総会に参加して社長の現実的かつ数値の裏付けのある経営を知ることができて良かったです。

また、リスク管理のための事業ポートフォリオの拡充とコングロマリットディスカウントの問題についても考える機会を得ることができました。

そのあたりにも注目しつつ、株主を続けたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #トーセイ #不動産 #コングロマリットディスカウント

 

  

住友不動産ショッピングシティ・イオンカード雑感

初投稿:2023.2.28

こんにちは!

この記事は、住友不動産ショッピングシティ・イオンカードに関心のある方に向けた、ホルダーとしてのコメントをまとめたものです。

【目次】

住友不動産ショッピングシティ・イオンカード】

1 カード取得の経緯

定年退職するとクレジットカードが作りにくくなると言われています。

けれども、自分は定年退職後に新規で二つのクレジットカードを作りました。

それは、楽天カードイオンカードです。

楽天カードは、さまざまな会計の際に「楽天カードはお持ちですか?」と言われ続けるうちにどの様なものかと思う様になって入会。

イオンカードは有明ガーデンを利用することが多くなったため。

お客様感謝祭(クレジット払いで20%還元セール)をきっかけに入りました。

その際、特典としてお買い物・お食事券2,000円分を頂きました。

入会手続きにて、担当の女性から

「何か収入はありませんか?」

と聞かれ、

「株式の配当金があります。」

と答えました。

それを聞いた女性の微笑みが印象的でした。

2 カードの特徴

●入会金・年会費が無料

有明ガーデンでのカード利用累積50,000円ごと1,000円分のお買物・お食事券プレゼント

有明ガーデン駐車場料金平日6時間無料、休日4時間無料

有明ガーデン128店で見せてお得なサービス(10%引き、プレゼントなど)

WAON POINTも貯まる

クレジット払い:200円で2WAON POINT

ワオン払い:200円で2WAON POINT

現金払い:200円で1WAON POINT

などが挙げられています。

個人的には、1000円分のお買い物・お食事券を数枚程度いただいており、お得感はあったと感じています。

なお、ポイント制度は逐次変更(以前はトキメキポイントがありました。)されているので、定期的にサービスについての知識のアップデートが必要だと思います。

【お買物・お食事券】

3 使ってみたコメント

⑴ 気に入っていること

定年退職後はクレジットカードは作れないという先入観がありました。

でも、そうではないということを知ることができたのは良かったと思います。

それからかいしのキャンペーンがあり助かっています。

例えば、

・クレジット払いで20%キャッシュバック

・VISAタッチで20%キャッシュバック

などです。

特に、VISAタッチは使い勝手が良く、スマホQRコード決済以上に便利ではないかと思ってしまうほどです。

⑵ 気になっていること

有明ガーデンで使うことを理由にカードを取得しました。

けれども、お気に入りだったアシックスの直営店やスポーツオーソリティ(予定)が撤退するとのこと。

残念です。

こればかりはどうにもなりませんね。

ただし、寂しいことばかりではありません。

先日、羽田エアポートガーデンがオープンしました。

場所は国際線のある第3ターミナル

ちょっと足を運んでみました。

ホテル、会議室、温泉、レストラン・ショップ等がまとまっていて賑わっているように感じました。

キャンペーンがあり五千円以上クレジットカードで買い物をしてタリーズカード千円分を頂きました。

楽しく、お得に買い物ができて良かったです。

三井不動産ららぽーとのように、住友不動産がこれからも魅力的なショッピングセンターを開発していくことに期待したいと思います。

【羽田エアポートガーデンのキャンペーンでいただいたタリーズカード】

4 まとめ

地元のよく通うショッピングセンターのクレジットカードを取得したことについて述べてきました。

特に、定年退職後もクレジットカードを作れるということを知ることができて良かったと思います。

ただし、有明ガーデンでお気に入りのお店がこれ以上減ってしまうことに寂しさを感じていました。

その一方で、各種キャンペーンや有明ガーデンやエアポートガーデンに続くショッピングセンター開発の行方などにも注目しています。

再開発が続く東京で今後も住友不動産ショッピングシティカードが活かせるお店が増え続けることを期待します。

お読みいただき、ありがとうございました。