こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

マネックス証券主催の米国マーケット等の対面セミナー

こんにちは!

先日、マネックス証券が開催する対面セミナーに参加してました。

テーマは

『岡本&リンドクイスト氏が語る米国マーケットとETF最前線』

というもの。

結論としては

「米国マーケットについては金利上昇に伴う厳しい状況が続いるが、5年単位の長期で考えれば投資する価値がある!」

という内容だったと理解しました。

この記事は、その時のことをまとめたものです。

【目次】

セミナー会場の六本木ヒルズ

1 概要

令和4年10月26日(水)に1830〜2100までの間、六本木ヒルズの49階で実施されました。

約百名弱の方が参加。

色々な話を伺うことができて有意義な時間を過ごせました。

2 米国株投資について

普段は100社前後の株主として株主総会に出席しブログにアップしていますが、米国株にも投資をしています。

日本企業に比べて米国企業の方が適者生存の中を勝ち残った経営のしっかりとした企業が多いという印象を持っています(なんと、日本企業の7割が赤字経営)。

個人的には、マネックス証券個別の米国株を購入し保有です。

また、同社を通じてeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の投資信託の積立も実施しており、27.45%の評価益を得ています。

ちなみに、マネックスグループにはコインチェックという暗号資産を扱う子会社がありますが、そこでビットコインの積立投資もしています(こちらは含み損)。

米国株投資については約3年程度で、まだまだ勉強中ということもあり本セミナーでしっかりと学ぶつもりで参加しました。

【いただいた資料やドリンクなどなど】

3 セミナー

セミナーは休憩を挟んで2本。

内容の濃いものでした。

⑴ リンドクイスト氏のセミナー

ファースト・トラスト社に勤める講師がシカゴから来日。

同時通訳で米国市場やETFについての話を拝聴しました。

主なポイントは下記の通りです。

・ファースト・トラスト社の紹介(全米6位、25兆円の資産残高)

・ファンドの運用は個人に依存せず、チームで運用している。

・米国のリセッション入りの可能性が高い。

・債権(社債)アクティブ運用に注力する。

(市場に”欠落”がありそこに投資の機会が見出せるため。)

金利上昇によりグロース株は下落

・過去の分析を踏まえると、小型バリュー株、エネルギー関連、大型バリュー株などが資本材に恵まれている点で有望ではないか。

・米国株の現状はフェアバリュー

・株式はパッシブ運用。

⑵ 岡本氏によるセミナー

続いておなじみのハッチさんによるセミナー。

主なポイントは下記の通り。

・今年は投資が難しい年だった。

・2割以上下落したS&Pだが、円安を考慮するとプラスで今年は終わる可能性あり。

・現状は、個人もプロも弱気の相場

・歴史を踏まえると、金利上昇のピーク後の株式は買われる。

・長期的にはイノベーションの盛んな米国企業に投資をする価値がある。

 (デンバー空港での気の利いた情報案内、Uber移民運転手の年収600万円、アップルのスマホ、アマゾンの無人店舗、テスラの自動運転車などの例を説明)

スマホ市場以上に、自動車市場ヘルスケア市場は規模が大きくなると予想。

・時間分散を効かせながら、5年後の絵姿を想像しながら投資することが大切。

セミナー会場からの眺望】

4 感想

⑴ 良かったこと

まずは、久しぶりの対面セミナーを開いていただき感謝。

オンライン以上に、色々な情報を五感で感じ取ることができました。

併せて、さまざまな投資家さんが集っていることからも良い刺激を受けました。

資料と共に筆記具をいただいたり、ドリンクサービスがあったりして来場者への配慮もありがたかったです。

また、会場から見える夜景も印象に残っています。

⑵ 気になったこと

質疑応答の時間はありませんでした。

やはり対面セミナーということで参加者からの発言に対する感染症対策などを考えるとちょっと難しかったのかもしれません。

ただし、休憩時間に質問した際には丁寧にお答えしていただけました。

また、ETFのパンフレットをいただいていましたので、それを使っての説明の時間をもう少し長くしたほうがよかったのでは・・・、と気になりました。

5 まとめ

マネックス証券主催の対面セミナーについて述べてきました。

米国市場やETFについて所要の知識が得られました。

でも、それ以上に、分散投資の勧め5年後の未来図を意識した長期投資の大切さなど、投資家を思いやる講師の気持ちがありがたかったです。

リスク管理につとめながら、”チリツモ”的に米国株投資を継続していきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#株式 #投資 #資産運用 #米国株 #ETFマネックス #ファーストトラスト #六本木ヒルズ #対面 #セミナー

 

 

クロス・マーケティング・グループ【3675】〜会社説明会&株主総会雑感

初投稿:2022.10.

こんにちは!

この記事は、クロス・マーケティンググループ【3675】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

・IRに積極的かつ株主総会の午後開催

・デジタルマーケティング市場への攻勢

【目次】 

株主総会の会場&本社所在の東京オペラシティ

1 クロス・マーケティンググループについて

⑴ 会社概要

リサーチに加えDXやデジタルマーケティングなどを事業とする会社。

総資産は131億円、売上高は248億円、時価総額166億円の事業規模です。

PBRは2.86倍と比較的好評価を得ています。

事業コンセプト等 

〜すべては、お客様の最良の決断のために〜

・私たちは、視点を大切にしています。

・私たちは、技術を大切にしています。

・私たちは、ココロを大切にしています。

簡潔な言葉で大切なことを表現していると思います。

セグメント

マーケティング・リサーチ事業

マーケティング・リサーチに関わるコンサルテーション

⑵ 株主になったきっかけ

会社を知ったのが株式講演会での会社説明会

それ以降、ウオッチしていましたが、6月の決算を前に株主となりました。

また、ポイ活の一環として以前にリサーチパネルを利用していたことがあります。

後で、当社の関連企業だと知って親しみが湧きました。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:40%

売上高営業利益率:10%

粗利率は高く、高収益なビジネスモデルと言えそうです。

それに対して営業利益率がそれほど高くないのは、販管費が多めということ。

事業拡大について社長が熱く語っていたことから、成長投資がなされているのかもしれません。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):213%

自己資本比率(30%以上が望ましい):47%

短期的な安全性は問題なし。

中・長期的な安先生についても悪くはないと思います。

効率性 

・有形固定資産回転率:84.99

数値は高く有形固定資産についても効率的な経営がなされていると考えます。

東京オペラシティからの眺望】

2 株主総会

⑴ 株主総会

第10回定時株主総会 2022年9月29日(木) 東京オペラシティタワー

午後2時からの開催でした。

午後開催というのは、株主との意見交換に積極的な姿勢の表れであり嬉しいです。

社長から過去最高の業績と配当についての説明があり、議案審議の時間となりました。

株主からの建設的な質問が多かったと思います。

主な質疑応答

Q.業績の自動化(1.5倍)について

A.アンケートについては機械化が進んでいる。

データについてのエラーチェック等についてはAIを活用することによって効率化が期待される。

Q.データマーケティング事業についての今期予想について(同種の質問あり)

A.新卒者を投入するなどして業績向上に努める。

Q.オンデマンド株主総会について

A.前向きに検討する。

Q.株価、出来高、プライム市場について

A.プライム市場に上場維持するための流通株式が増加している。

これまでIRを定期的に実施してきたためと考える。

今後はより分かりやすいIRを心がける。

Q.メタバースなどの新領域への参入について

A.インフルエンサー関連企業を買収して事業展開を図っている。

バーチャル・リアリティについては調査中でありその結果を踏まえ参入判断をする。

Q.退職慰労金について

A.多額な金額ではなく、あくまで失業給付金という位置付け

Q.社外取締役と報酬制度について

A.社外取締役が参入しやすいような業績連動型報酬制度については検討中

Q.デジタルマーケティング事業のブレを踏まえた中計のアップデートについて

A.マクロ経済が安定しない中での中計のアップデートには慎重であるべき。

Q.退職慰労金について判断し難い

A.指名・報酬委員会での審査を経て慎重に議論している。

Q.円安の影響について

A.海外での売上が45億あり、円安による7億円のプラスの効果が出ている。

その他、FMCG(日用消費財)、原材料高等の影響も受けている。

Q.役員の数が少ないのでは

A.4名から2名にしたが、監督と執行の分離を徹底させるためである。

Q.次の経営者について

A.社内等から検討しているが、社長自身が49歳であり、年間20%で成長しているデジタルマーケティング市場を開拓するなどやりたいことが山積しているので引き続き頑張っていきたい。

決議事項

・剰余金の配当の件

・定款一部変更の件

・取締役2名選任の件

・会社説明である取締役3名選任の件

・退任取締役に対する退職慰労金贈呈の件

拍手を持って賛成・可決されました。

⑵ 会社説明会

2022年6月7日に東京証券会館にて会社説明会が約1時間実施されました。

主なポイントは下記の通りです。

●創業20年

上場ゴール企業ではない。

上場時の9倍の売り上げを実現し、海外にも進出。

●事業概要

・デジタルマーケティング:ホームページやアプリの作成

・データマーケティング:アンケートの収集

インサイト事業:データを用いてコンサルティングを行う。

●会社の持つ4つの強み

・800万人超のアンケートパネルネットワーク

・300名のアナリスト

・5000社、72000窓口の顧客基盤

・ネットリサーチシステム100名超のエンジニア組織

質疑応答

Q.競合他社にない強みは?

A.800万人超のデータベース

Q.株主優待について

A.20周年記念のみ。

Q.マクロミルインテージ社との違いにつて

A.リサーチ会社の大手3社はあまり差異がない(2〜3%の低成長)。

当社はそれ以外の事業により収益性向上に努めている。

⑶ 株主還元    

配当

一株当たりの配当の推移は下記の通りです。

2022年6月期:9.6円

2021年6月期:4円

2020年6月期:6.2円

2019年6月期:6円

2018年6月期:5.5円

配当の金額が上下していますが、成長企業であってきちんと配当をする姿勢は良いと思います。

株主優待  

(通常は)なし 

但し、創立20周年記念のQUOカードをいただきました。

【20創立20周年記念の株主優待QUOカード

【受付の案内板】

               

3 株主としてのコメント

⑴ 気に入っていること

ポイ活は別として、消費者としては馴染みが薄いですが、下記の点は気に入っています。

・デジタルマーケティング市場へ業容を拡大していこうとする積極姿勢

株主総会を午後に開催し株主からの質問に真摯に応えようと社長の姿勢

日本証券新聞セミナーなど積極的なIR活動

・40代の社長に70代や80代の監査等委員の取締役という多様性を有する経営陣

などです。

⑵ 気になっていること

今回は20周年ということで、記念のQUOカードをいただけました。

次は30周年かな?などと気の早いことが気になったりしています。

また、株主の中にはデジタルマーケティング今期予想に対るこだわりをお持ちの方もいらっしゃいました。

自分がそこまで短期の業績に着目していなかったので、余計のその方のこだわりが気になりました。

【総会会場での会社PRビデオ】

                     

4 まとめ

クロス・マーケティング・グループについて述べてきました。

データマーケット事業から始めてデジタルマーケット事業へと業容を拡大する積極姿勢を持つ社長に頼もしさを感じました。

取締役の数を2名に絞り込んだのは経営スピードのアップのためと思量します。

ただし、この業界は競争が厳しいので優秀な人材と共にどれだけ仕事できるかも問われていると考えます。

少なくなった取締役ですが、長い時間軸で考えた場合取締役の拡充が求められる時期が近いうちに訪れるはず。

その時のために業績連動型報酬制度などを整え、経営陣としてより良い経営を目指すことを期待します。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #クロス・マーケティング・グループ  #QUOカード #デジタル・マーケティング 

デジタル・インフォメーション・テクノロジー【3916】〜株主総会雑感

初投稿:20222.10.3

こんにちは!

この記事は、デジタル・インフォメーション・テクノロジー【3916】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

創業家中心とした将来を見据えた”種まき”経営が特徴

・取締役の多さは謎

【目次】 

株主総会の会場となった鉄鋼会館】

                    

1 デジタル・インフォメーション・テクノロジーについて

⑴ 会社概要

総資産76億円、売上高161億円、時価総額229億円の事業規模です。

PBRは4.07倍と高評価。

四季報によるとSI・ソフトウエア開発に区分され、時価増額順位は67/252社

比較会社としてクレスコ、アドソル日進、システナが挙げられています。

企業理念

ロゴマークに象徴されているようです。

顧客起点

育成、コミュニケーション

付加価値の向上、熱い情熱を持つ、目的・目標を持つ

経営方針

付加価値の向上と変化への対応を通して、安定と成長を目指します。

5つの事業戦略

・リノベーション(既存事業の改革により事業基盤の強化・安定化)

イノベーション(自社商品を軸とした新しい価値創造)

・競合から協業へ(協業による事業拡大)

・開発からサービスへ(サービス視点での事業拡大)

・人材調達・人材育成(採って育てる)

セグメント

●ソフトウエア開発事業(96.3%)

・ビジネスソリューション事業:業務システウ開発・運用サポート

・エンベデッドソリューション事業:組込みシステム開発・運用サポート

・自社商品事業(成長事業)

●システム販売事業(3.7%)

主な自社製品

Web ARGUS(ウエブ・アルゴス:システムの改ざんを瞬時に検知し、1秒未満で復旧するソフトウエア

xoBlos(ゾブロス):手作業の多いエクセル業務を劇的に効率UP

DD-CONNECT(ディディ・コネクト):電子契約導入〜運営・維持のアカウントソーシングサービス

shield cms:どこよりもセキュアでデザイン自由度の高いホームページ作成プラットフォーム

⑵ 株主になったきっかけ

推奨されたわけではありません。

配当のある6月決算銘柄を検索して見つけました。

IT企業なのに安定性があることに魅力を感じ、決算月に株主となりました。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:25%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):12%

粗利率は他のIT企業に比べて低めですが(例えば、ユーザーローカルは92%、アバントは48%)、収益性は高いです。

さらに、この収益性の高さをこれまで継続できていることが会社の強みと考えられます。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):353%

自己資本比率(30%以上が望ましい):72%

短期的及び中・長期的に見ても財務面での問題は見当たりません。

昨年、創業者が死去されたとのことですが株式の相続も含めて安全な経営がなされているようです。

効率性 

・有形固定資産回転率:112.06

IT企業の中でも、売上高に対して有形固定資産の割合は相対的に小さく、この点で効率的な経営がなされています。

2 株主総会

⑴ 株主総会

第21回定時株主総会 2022年9月28日(水) 鉄鋼会館

総会会場ではエレベーターまで案内していただいた係の方の丁寧な対応が印象的でした。

十数名の株主が集っていたようです。

また、机にお茶と共に両面刷りの式次第と配席図が添えてあり配慮が感じられました。

社長からの説明では、創業40周年を迎え、売上高、利益ともに大幅増、過去最高益を更新とのことでした。

主な質疑応答

Q.株主構成(新しい◯◯インベストメント)について

A.死去した創業者の株式を資産運用会社を通じて社長のふたりの息子に相続した事による。

Q.競合他社と比較した場合のDITの強みについて

A.PRESCO等が比較の対象として挙げられる。

(納品後の)運用サポートをしっかりと行い顧客をグリップしている。

顧客に研究開発機関が多いため量産型のサービスのように景気に左右されにくい強みもある。

Q.中・長期安定成長の要因について

A.紹介や各種のチャネルを通じた顧客のニーズを踏まえ、種まきを継続したことが好業績に通じている。

Q.中期経営計画の目標値が保守的すぎないか?

A.関係者に迷惑をかけないようにコンサバティブに見積もっている。

Q.自社商品事業の売上高比率の目標について

A.2030年において10%を目指している。

粗利率が高いので収益への貢献が期待される。

Q.「Webアルゴリズム」において特許を取らないことについて

A.市場を分析し、競合の恐れがないため特許を取らないこととした。

ちなみに、ランサムウエア対策のサービスでは競合するため特許を取得する。

Q.技術者数について

A.当社のビジネスモデルは技術者に依存する事業(既存主力事業)と技術者に依存しない事業(自社商品事業)の2軸で経営している。

技術者数に依存しないとは新たな事業に注力するという意味である。

Q.不採算事業の要因について

A.特に顧客のカウンターパートとの相互理解により防げると考える。

ちなみに、上場後は失敗案件はない。

Q.原材料費高騰、円高等について

A.原材料費高騰の影響はほとんどない。

円高については、米国の子会社を有しているので米国から見て工賃の安い日本の労働力にも関心が高まっている。

Q.人材の確保について

A.結婚して家族が増えても仕事が続けられるような職場づくりを目指す。

決議事項

・剰余金処分の件

・定款一部変更の件

・取締役11名選任の件

監査役3名選任の件

・補欠監査役1名選任の件

拍手を持って賛成・可決されました。

ただし、総会終了に拍手がなくちょっと寂しかったです。

⑵ 株主還元    

配当

一株当たりの配当の推移は下記の通りです。

2022年6月期:40円

2021年6月期:24円

2020年6月期:20円

2019年6月期:16円

2018年6月期:16円

増配基調なのが嬉しいです。

株主優待

なし

ただし、株主総会終了時に会社紹介のパンフレットとカレンダーをいただきました。

会社を理解する上で参考になります。  

株主総会会場で頂いたお茶】 

           

3 株主としてのコメント

⑴ 気に入ったこと

創業家による経営がしっかりしているので安定しています。

長期的な視点に立っての種まきの継続などは、短期間で交代するサラリーマン社長ではなかなか難しいと考えます。

その意味で株主としては安心感があります。

また、配当もあり株主に対しする総会での丁寧な対応も好感が持てました。

同時に、総会で質問をしていた会社のことをよく知る株主の多さも印象的でした。

⑵ 気になったこと

良くも悪くも社長次第の会社だと感じました。

社長のコンフォートゾーン(居心地が良い状態)を下回った時には必死でもとに戻ろうと頑張るので良い方向に作用すると思います。

逆に上回る時には、ちょっとしんどいからと力が抜けてしまう懸念もあります。

周りの取締役からの叱咤激励がポイントかもしれません。

また、取締役が11名は多い(例えば、アバントの取締役4名、クロス・マーケティング・グループは2名)と感じました。

しかも、数が多いのに属性が似通っていて多様性については疑問

おそらく、取引先との関連性かもしれませんが、外国人投資家が気にする水準のガバナンスという点では・・・。

最後は、業績について。

好調な業績が綺麗な右肩上がりを続けていますが、個人的には日本M&Aセンターやアウトソーシングの”期ずれ”の経験があり、不適切な会計でなければ良いと切に願っています。

【総会終了後に頂いた会社説明資料と卓上カレンダー】

4 まとめ

デジタル・インフォメーション・テクノロジーについて述べてきました。

創業家を中心とした将来を見据えた安定した成長が特徴のIT企業だと感じました。

取締役の多さは謎ですが、会社に所要の貢献をされているものと推察します。

また、来年も株主へのご高配に甘えて卓上カレンダーをいただければと欲張ったことを考える株主でした。

お読みいただき、ありがとうございます。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #デジタル・インフォメーション・テクノロジー #DIT #卓上カレンダー

  

アバント【3836】〜株主総会雑感(株価向上を意識した経営&スポーツ)

初投稿:2022.9.28、更新日:2023.10.4&22

こんにちは!

この記事は、アバント【3836】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

なお、2023年9月の株主総会日本山岳耐久レース(ハセツネ)についてのコメントを追記して記事をアップデートしています(更新箇所は青字です)。

★★★★

企業価値の向上のための事業再編

・世界に通用するソフトウエア企業と外国人取締役

【目次】 

株主総会が実施された経団連会館

                      

1 アバントについて

⑴ 会社概要

会社四季報によるとパッケージソフト業種に区分されるソフトウエア会社。

売上高214億円、総資産187億円、時価総額486億の事業規模。

会社の付加価値(ブランド力やのれん)を示すPBRは3.94倍と高い評価。

ただし、時価総額やPBRは前期に比べて低下しています。

企業理念等

下記の通りで、多少分かりずらさはありますが、よく考えられていると思います。

●ビジョン

Be Global

〜世界に通用するソフトウエア会社〜

●ミッション

経営情報の大衆化

〜経営情報を未来の地図に変えていく〜

●企業理念

100年企業の創造

〜価値創造に全員が燃える会社〜

●企業理念を支える価値観

・OPEN:開かれた精神を基礎となす。

VALUE:価値創造への情熱を育てる。

・STRETCH:最善への挑戦を続ける。

セグメント

2022年6月30日現在では「株式会社アバント」として下記の3つに区分されています。

●グループ・ガバナンス事業

●デジタルトランスフォーメーション推進事業

アウトソーシング事業

なお、2022年10月1日以降、組織再編により「株式会社アバントグループ」に再編されるとのこと。

セグメント区分の変更はわかりませんが、

⚫️株式会社ディーバ(創造的開示を支える連結会計・開示ソフトウエアとBPO

⚫️株式会社アバント(企業価値向上に役立つ経営コンテンツの実装・運用)

⚫️株式会社ジール(経営情報DX基盤の整備・運用)

となっています。

⑵ 株主になったきっかけ

6月決算銘柄で配当をしている成長企業を探していて発見しました。

NISA口座で保有しており概ね含み益で推移しています。

⑶ 2023年6月期の経営分析

収益性

・売上高総利益率:44%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):15%

収益性は高いですが、前期に比べて数値が落ちているのが気になります。

M&A中心からオーガニック成長への方針転換の影響でしょうか。

来期に回復するのかこのままズルズルいってしまうのか注目です。

安全性

流動比率(100%以上が望ましい):251%

自己資本比率(30%以上が望ましい):66%

短期的にも中・長期的にも財務的に懸念のない経営がなされていると考えます。

前期と比べてもさらに数値の向上が見られます。

手堅い経営が伺えます。

効率性 

・有形固定資産回転率:43.95

前期と同様に比較的高い数値です。

有形固定資産については効率的な経営がなされていると考えます。

⑷ 2022年6月期の経営分析

収益性

・売上高総利益率:48%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):17%

高収益なビジネスモデルです。

会社はROEは20%以上を目標値としています。

今後も高収益が持続することを期待します。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):236%

自己資本比率(30%以上が望ましい):65%

短期的にも中・長期的にも財務的に懸念のない経営がなされていると考えます。

効率性 

・有形固定資産回転率:46.98

IT企業らしく、有形固定資産については効率的な経営がなされていると考えます。

株主総会が実施された経団連会館2階のカンファレンス】

2 株主総会

⑴ 2023年9月の株主総会

第27期定時株主総会 2023年9月27日(水) 経団連会館

主な質疑応答

【事前】

Q.「世界に通用するソフトウエア会社」というビジョンについて

A.日本の製造業が強かった30年前に、海外のソフトウエア会社が3倍の強さを持っていたことの衝撃と危機感が創業の原点。

Q.ストック(ソフトウエアの保守料等継続的に発生する売上?)比率について

A.初志と成長のどちらを選択するかといえば、初志が重要と考える。

ストック比率の前段階に注力していきたい。

Q.3号議案の報酬改定について

A.役員の株価向上への意識を高める趣旨である。

TSR(株式総利回り)の向上にもつながると考える。

【会場】

Q.CAGR(年平均成長率)25%のイメージについて

A.計画はリニアで作成しているが、実際にはばらつきの大きい成長を予想している。

Q.M&Aからオーガニック成長への変更がビジネスモデルの転換に与える影響について

A.M&Aによるのれんの償却等のリスクで破綻した会社をたくさん見てきた。

ご指摘の通りオーガニック成長では時間を要すると考えるが、5年、10年単位でビジネスモデルの転換が図られると予想する。

Q.3号議案により役員のやる気は向上するのか?

A.売上・利益のみならず株価を意識した経営につながると思料する。

(補足)これまで、ファウンダーである社長が株をもらうことに意味はあるのか?と考えてきたが、次世代の経営を考えることで等議案の意味があると考える。

Q.5年後の売上高2倍、利益3倍の達成について

A.M1市場(既存顧客)に新しい製品(ソフトウエア)を購入していただくよう努める。

継続的に情報を整理して丁寧に説明していく。

決議事項

・剰余金処分の件

・取締役4名選任の件

・取締役に対する業績連動型株式報酬制度の改訂の件

拍手を持って承認・可決されました。

株主総会雑感

株主総会参加は2回目ですが、お土産統合報告書を毎回頂いています。

総会では増収増益、増配、そして当社の成長ストーリーについて丁寧に報告されていたことはありがたく感じています。

ただし、少し抽象的で話の内容についていけない部分もありました。

さらに、統合報告書を一読し、正直、半分くらいしか理解でませんでしたが、株価を上げることにしっかりと取り組む姿勢は期待できると感じました。

特に、NSR(株主純利回り)を最上位のKPIとしたバリューツリーに示された

NSR(株主純利回り)=TSR(株主総利回り)ー株主資本コスト】

という考え方は非常に勉強になりました。

企業の経営戦略や財務会計についての知見を高めるには、総会に参加しつつ統合報告書を読み込むことが有益だと感じました。

⑵ 2022年9月の株主総会

第26期定時株主総会 2022年9月27日(火) 経団連会館

お水お土産をいただいて会場へ入室しました。

広い会場で、感染症対策もしっかりとなされ付き。

株主への配慮が伺えて感心しました。

前の2列はスーツを着た方が着席されていました。

おそらく会社関係者と思いますが、TBSの株主総会のように不自然な拍手をするわけでもなく”ふつう”でした。

社長からは、事業再編を中心に熱のこもった説明を聞くことができました。 

また、質疑応答に際しては社長は真摯に対応されているご様子でしたが、微妙に答弁のずれを感じました。

下の写真にある「統合報告書」で書かれていますが、「対話力不足」なのかもしれません。

ちなみに、自分の中で質疑応答で”会話の成立度”が最も高かった社長は、アウトソーシング【2427】の社長さんです。

主な質疑応答

【事前】

Q.組織再編と企業成長の関係について

A.オーバーラップしている部分を省き顧客により一層寄り添える体制にするため。

Q.ディーバがアバントになったりして顧客に混乱を生じさせるのでは?

A.懸念はあるものの、顧客との関係の再構築への良き機会と捉えている。

Q.M&Aの考え方について

A.単に売り上げを上げるためでは意味がない。何のために行うかということまでしっかりと検討することが重要。

【会場】

Q.サイバーセキュリティについて

A.過去に攻撃を受けたことはあるが、顧客に大きな影響を及ぼすレベルではなかった。

また、米国でもサイバーセキュリティに注力しており、当社も同様の姿勢で臨んでいる。

Q.キラーソフトウエアについて

A.(集める、整える、意味付ける、届ける)のサプライチェーンを実現する上で重要なソフト。

Q.ROE、DOEの目標値は自社株買いを前提としているのか?

A.自社株買いをせず、収益性と配当性向を上げることで実現を目指す。

Q.クラウドサービスへの取り組みについて

A.当社は、ソフトウエアas a BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシングを目指しており、業務の部分に応じてパッケージやクラウドを適用しサービスの最適化を図っている。

Q.Go-Global、Be-Globalの次は?

A.世界を見据えつつ日本の顧客に最適なものを目指す。

決議事項

・剰余金処分の件

・定款の一部変更の件

・取締役4名選任の件

・監査等委員である取締役3名選任の件

・取締役の報酬額設定及び業績連動型株式報酬に係る報酬決定の件

・監査等委員である取締役の報酬額設定の件

拍手を持って賛成可決されました。

⑶ 株主還元    

配当

一株あたりの配当の推移は下記の通りです。

2022年6月期:15円

2022年6月期:13円

2021年6月期:11円

2020年6月期:9円

2019年6月期:15円

2018年6月期:12円

増減はあるものの一貫して配当していることは評価できると思います。

株主優待

なし

自社株買い 

なし

なお、写真のようなお土産を頂きました。

株主総会でいただいた”お土産”】

                

3 株主としてのコメント

⑴ 気に入っていること

下記については気に入っています。

・株価向上を意識した経営

・野心的な数値目標(CAGR20%、ROE20%、DOE5〜8%)を掲げる経営

・社内及び社外の外国人取締役の活躍

・お土産を含む株主を重視する姿勢(個人投資家が4割)

特に、”統合報告書”にて、株価を上げることが企業価値向上ひいては社会貢献(みんながハッピーになる)に通じると外国人の社外取締役が社長に力説されたと記載されています。

世界に通用するソフトウエア会社を目指す上で外国人取締役の活躍が期待されます。

⑵ 気になったこと

2022年9月の株主総会にリモートで参加していた外国人取締役の方が、議案採決の際に拍手していたのがお茶目で良かったです。

ただ、散会直前の新役員紹介の際、選任対象外だった二人の社外取締役の方が紹介されなかったのがちょっと不自然にも感じられました。

あと、グループの理念体系のピラミッドが少し分かりにくく感じています。

というのも、同様のピラミッドの図の場合、大半は「戦略の階層」のようにトップが抽象的で下に行くほど具体的になるような階層であることが多いのに対して、当社の場合はそれが当てはまらないからです。

ビラミッドの下から時系列的(あるいは、目的と手段の関係)に頂点に向かうような図だと推察しますが、いずれにしても(自分にとっては)脳内変換が必要です。

また、「戦略の階層」の視点で当社を見ると、ビジョンレベルや戦略レベルの話が株主総会や統合報告書で埋め尽くされており、オペレーションレベルの実態が良くわからないことが気になりました。

統合報告書で、

「グループレベルのバリューツリーは持株会社から始めて採取的にはグループ社員一人ひとりにまで落とし込まれたKPIへとつなげていくことが目指す姿」

と言及されているよに、現場レベルのオペレーショナルな事例や数値がもう少し紹介されると良いと感じました。

余談ですが、株主通信のクイズは昨年、時間をかけて一生懸命に回答したのにスルーされたので、今後は無視することにしています。

【読みやすくかつ読みごたえのあるアバントの統合報告書】

【経営戦略や財務会計の勉強にもなる統合報告書】

4 まとめ

アバントについて述べてきました。

最初は、業績好調なIT企業ぐらいの認識しかありませんでした。

けれども、株主総会に出席したり統合報告書を読む中で、世界に通用する企業への成長ストーリーへの期待が高まってきました。

株主総会へのお土産に象徴されるように、株主を大切にする姿勢もありがたいです。

今後の飛躍を期待しています。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

5 追伸

私事ですが、日本山岳耐久レース(ハセツネ)を2023年に完走しました。

2022年は第2関門にてリタイアしましたが、2回目の挑戦での完走です。

”やり切る力”があれば、”叶う夢”もあります。

次の統合報告書でもスポーツについての記述(富士登山競走など)を楽しみにしています。

日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走Tシャツ】

   

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #アバント #ソフトウエア #BPO #ハセツネ

  

GG WAONカード(JAL MILAGE BANK付)〜JALプラザで感じたこのカードの1番のメリット

初投稿:2022.9.12、更新日:2022.10.21、2022.12.12

こんにちは!

この記事は、GG WAONカード(JAL MILAGE BANK)に関心のある方に向けた、ホルダーとしてのコメントをまとめたものです。

なお、JALプラザでマイレージについて聞いて感じたこのカードの一番のメリットについて追記し、記事をアップデートしています(更新箇所は青字です)。

【目次】

【カードを作ったイオン東雲店】

1 GG WAONカード(JAL MILEAGE BANK)について

⑴  入会の経緯

55歳を超えたので家族から強力な入会を勧められていました。

数年間抵抗してきましたが、JALの株主になったことをきっかけとして入会しました。

ちなみに、20年以上も前にアメリカン航空で渡米したことがあり、その時にJALにも使えるマイレージ会員に入っていたような気がします。

残念ながら当時の会員カードは失念してしまいました。

きちんと管理することは大切ですね。

この記事も、備忘録として更新して行きたいと思います。

⑵  6つの特典

入会時の説明書にあった特典を列挙します。

1 マイル有効期限が36ヶ月→60ヶ月に延長

2 航空券やツアーの購入に使える千円分のeJALポイントのプレゼント

3 毎月15日は5%オフ&マイルが2倍

4 対象ツアーが最大5%OFF

5 おともdeマイル割引での搭乗で3000マイルプレゼント

6 イオンシネマで映画1本1,100円

⑶  将来の夢

将来、航空機で世界を1周する夢を持っています。

その際、JALが属するワンワールドANAが属するスターアライアンスのどちらかを利用することになると予想します。

訪れる国によって何方のグループを利用するかが決まると思いますが、今回マイレージ会員になったことで世界一周旅行という夢の具現化へ一歩踏み出したことを実感しています。

まだまだ、先のことですが計画段階からワクワクを楽しんでいきたいと思います。

JAL MILEAGE BANKカード】

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2 飛行機の予約

早速、関西方面の旅行に伴い、飛行機の予約をパソコン画面で実施しました。

実はこれまでの飛行機の利用は全てパッケージ旅行によるもの。

よって、単独で飛行機の便を予約するのは初めての経験。

東京ー大阪便ですが、さまざまな価格が溢れていることにびっくりしました。

チケットショップで東京ー大阪館の新幹線のチケットはおおよそ1万3千円

飛行機なのに朝早い便などは7千円台で買えました。

どうやら早く予約すると割引が効くようで、45日前までの割引を利用しました。

ここでJAL MILLAGE BANKの会員番号が役に立ちました。

3 気に入っていること

JALを利用する際、”マイレージ”の番号が役に立ちました。

そして、JALマイレージはマネーフォワード(家計簿アプリ)対応なので、ポイントの見える化ができていて助かります。

ちなみに、現在は

・マイル499

・ポイント1000

となっていています。

マイルはまだまだ少ないですが5年間の有効期限はありがたいです。

2023年3月31日までの有効期限のeJALポイントが千円分付与されています。

次回、チケット購入時に活用して行きたいと思います。

また、毎月15日はG .G感謝デーなのでワオンでの支払で5%オフマイルが2倍だそうです。

ただし、ボーナスポイントが付与される商品の場合、半分がマイルに加算されるようなのでご注意下さい。

個人的にはボーナスポイントの付く商品はクレジットカード等の別の決済手段を選ぶようにしています。

こちらもしっかりとポイントの理解と管理が必要ですね。

伊丹空港にて】

4 JAL初フライトでのやらかし

⑴ やらかし

初めて2022年9月下旬に初めてJALを単独予約しました。

大阪から東京までの区間です。

それまでは旅行会社にチケットを手配してもらうことしか経験がなくドキドキでしたがパソコンを通じて午後の時間帯で一番安い席を予約しました。

45日前の割引により約九千円

新幹線代の約1万3千円より安いのにびっくりしました。

そして迎えた当日、やらかしてしまいました。

何と、伊丹空港からのチケットを予約したつもりが関西空港発だったことが、空港にて発覚しました。

「どうしよう・・・」

でも、JALの職員の方は笑顔で便を変更し、さらに空港使用料の差額100円を返金する神対応

まさに、女神さまに見えました。

ハラハラしましたが、無事に航空機に搭乗して帰宅することができました。

⑵ 便変更時のマイル加算について

フライト終了後、1週間経ちました。

何故か、マイルの加算がされていません。

そこで、便変更時にはマイルは加算されていないのか、それとも何か手続きが不足しているのかを確かめるために、”お問合せ”にメールをしました。

1週間後に連絡が来て、Webまたは電話で手続きするようにとのこと。

早速、指示された連絡先に電話をしました。

1分間10円の料金がかかりましたが10分後にようやくオペレーターと話をすることができました。

本人確認の後、搭乗日、便名、座席番号とマイレージカードのお客様番号をお伝えして手続き終了。

3営業日後に加算されるとのことでした。

ちなみに、便変更の際は

・空港での手続き

・後日のWeb手続き

・後日の電話手続き

の3種類があるようです。

電話はつながりづらかったですが、迷った時には頼りになりますね。

でも、そもそも便を間違えないことが大切。

もう、2度と関空と伊丹は間違えることはないと思います。

初めてのJAL利用でやらかしてしまいましたが、これに懲りずに今後も利用していきたいと思います。

大阪国際空港伊丹空港)】

5 JALプラザで感じたたこのカードの一番のメリット

2023年はJALを利用することが多く、9月にグローバルクラブの会員(サファイアになりました。

その後も、国際線のキャンペーンを利用したりしたので(プレミア)にあとちょっとのところまでフライオンポイントが貯まりました。

ご存知の通り、プレミアになればマイルの有効期限は無期限になります。

ただし、プレミアを維持するには毎年8万フライオンポイントを達成する必要があります。

これを維持し続けることは簡単なことではありません。

そこでふと疑問を感じました。

プレミアからサファイアにダウングレードした場合、一旦は無期限となったマイルの有効期限はどうなるのか?

早速、有楽町のJALプラザに行って聞いてみました。

すると、プレミアからダウングレードになった場合、そこから通常通り3年間の有効期限になるとのこと。

ただし、自分の場合はGG WAONカードがあるおかげで有効期限が5年に延長されるとのことでした。

これは意外でしたし嬉しかったです。

できれば長い時間をかけてマイルを貯め続けたいと考えていたからです。

現在は約13万マイルを保有し、2027年3月から有効期限が切れるマイルが発生します。

もしプレミアになった場合、例えその期間が1年としても有効期限は2030年3月まで延長されることになります。

JALプラザで説明を聞いて感じたこのカードの1番のメリットは有効期限の延長だと改めて実感しました。

JALのマイルに関心があって、55歳を超える方はGG WAONカードの保有を検討してみてもいいかもしれませんね。

【有楽町のJALプラザ】

6 まとめ

GG WAONカード(JAL MILLAGE BANK付)について述べてきました。

ワオンカード&マイレージカードの基本について整理してみました。

今後も、イオンでの買い物での活用、JALの株主としての立場を踏まえ飛行機の利用や旅行についていろいろと記事を追記していこうと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

WAON #イオン #JAL #マイレージ #伊丹空港 #サファイア #プレミア #マイル #JALプラザ 

 

 

IGポート【3791】〜株主総会雑感

初投稿:2022.9.

こんにちは!

この記事は、IGポート【3791】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

・コンテンツ・プロバイダー

・NFTやゲームに期待

【目次】 

株主総会の会場となった三鷹産業プラザ】

                      

1 IGポートについて

⑴ 会社概要

攻殻機動隊』等のアニメ制作会社を子会社にもつコンテンツ・プロバイダー

総資産114億円、売上高118億円、時価総額77億円の事業規模

PBRは1.35倍と低めです。

四季報によると業種はメディアで、時価総額順位は79/132社

比較会社として東映メディアやサンリオが挙げられています。

企業理念 

ホームページでは社長の挨拶の中で

「愚直さ」、「地に根を張った成長」

が強調されていました。

企業が大きくなるためには企業理念を社員が共有することが不可欠だと書かれた書籍もあります。

もう少し、企業理念等を分かりやすく伝えるなどのホームページの改善が必要だと感じました。

セグメント

●映像制作事業

●出版事業

●版権事業

●その他事業

重要な子会社

●(株)プロダクション・アイジー(アニメ制作)

●(株)マッグ・ガーデン(コミック出版)

●(株)ウイットスタジオ(アニメ制作)

●(株)シグナル・エムディ(アニメ制作)

●(株)リンガ・フランカ(Web漫画運営)

Production I.G.、LLC(版権)

⑵ 株主になったきっかけ

約10年ほど前、株式を保有していた時期がありました。

流行りのNFTとの関連もあるということで久しぶりに株式を購入。

株価のモメンタム(勢い)も強く利益をもたらしてくれました。

ちなみに、『攻殻機動隊』のファンです。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:18%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):5%

収益性は良くありません。

世界的に人気のあるコンテンツを供給してきた当社の実績やポテンシャルを考えると改善の余地は小さくないと考えます。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):164%

自己資本比率(30%以上が望ましい):48%

短期的及び中・長期的な安全性については盤石ではないものの、それほど心配することはなさそうです。

なお、株主総会の中で、現金には比較的余裕がある旨の話(投資用資金)がありました。

効率性 

・有形固定資産回転率:6.69

全業種の平均値が46.9であることを考えると効率的とは言えなさそうです。

また、(株)プロダクション・アイジーの有する遊休資産(土地)等の減損損失が計上されています。

少なくとも土地の活用については効率的な経営がなされていないと考えて良さそうです。

なお、映画制作費が映像マスターとして有形固定に計上されているのが当社の特徴です(東宝等は映画製作費は棚卸資産として計上)。

そして、有形固定の勘定科目については金額順に「映像マスター」、「土地」、「建物及び構築物」となっています。

株主総会の案内板】

2 株主総会

⑴ 株主総会

株主総会開始は11時と株主総会招集通知に記載。

5分ほど遅れて会場入り。

でも、その時はすでに質疑応答で盛り上がっていました。

後で聞くと、10:58分ごろから会社説明が開始され、石川社長はコロナで欠席する旨が告げられたそうです。

その後、会場に集った数十人の熱烈な株主からの質疑が続きました。

主な質疑応答

Q.ウィットスタジオへの投資について

A.キャッシュを生むための投資を重視していく。

Q.松戸でのミニスカポリスへのクレーム事案に鑑みたリスク管理について

A.性、未成年者についてはガイドラインで対応している。

Q.作品のシリーズ化について

A.シリーズ化は手段であって目的ではないという指摘はごもっともだが、人気作品とキャッシュを生む作品に乖離があることも事実。

今後もシリーズ化を適切に実施していく。

Q.クリエイターに対する目利き力と経営について

A.和田取締役の作品選定力を通じてクリエイターと経営が力を合わせていく。

Q.(半導体を例に)投資をしないリスクについて

A.機会損失の無いようにに適切な投資に努める。

Q.ウイットスタジオに代表作品がないことについて

A.キャパシティの限界等の理由で原作が他社に移ってしまったのは事実。

今後は体制を整え、20周年記念が盛り上がるよう頑張る。

Q.コナンのエンドロールに当社の名前があったことについて

A.この業界は狭い業界で互いに助け合っている。

コナン(エバンゲリオンも)については、当社から売り込んだものではなく、依頼に基づきクリエイターの意向を踏まえて協力したもの。

金銭的報酬はいただいている。

Q.投資するコンテンツに対する目利き力について

A.核心をついた質問です。

ネットで話題の作品とキャッシュを生む作品に乖離があるのは事実。

30代の若手社員にもそのことを意識させ、人材の地層を作っていきたい。

Q.シグナル・エムディの今後の展開について

A.ある一定のクオリティの作品を長期間作り得る特徴を活かした受注戦略を重視している。

新しい作品に期待してほしい。

Q.オルタナについて

A.立ち上がったばかりの会社で守秘義務があり細部は話せない。

ゲーム会社の関連を実施している。

Q.川下に関する成長戦略について

A.和田、郡司の取締役を中心にNFT、ゲームとの関わりを検討している。

Q.マッグ・ガーデンについて

A.関西に密着した作品(作家)を有することが強み。

Q.サンリオとのコラボについて

A.ここだけの話にしておいてほしいのですが・・・(すみません、書けません)。

Q.『鹿の王』はテレビシリーズの方が良かったのでは?

A.『鹿の王』は劇場作品でなければ成立し得なかった作品。

ただし、ダイジェスト版にならないようにとのご指摘は今後の業務に活かしたい。

Q.ゲーム市場進出に当たりハードウエアとの関連について。

A.守秘義務があり詳しくは言えない。

ただし、双方向性を重視した全体を考えることが重要と思量している。

Q.『アオアシ』等スポーツアニメにおける地位確立について

A.スポーツアニメにおける当社のブランドを認識している。

今後は、『ハイキュー』に注力していく。

決議事項

・剰余金処分の件

・定款一部変更の件

・役員賞与支給の件

全体の討議が終了した後、一つ一つの議案について”審議”がなされましたが、特に質疑はなく拍手を持って賛成・可決されました。

株主総会雑感

約10年ほど前の株主総会では石川社長のカリスマ性が印象的でした。

今回の総会では石川社長は不在でしたが、若手の取締役の皆さんの質疑応答に対する的確な対応を拝見して、世代交代が比較的順調に推移しているのではないかと感じました。

ただし、会社はここ10年著しい成長がなかったのも事実(ゆえにスタンダード市場)。

NFTやゲームとの親和性のあるビジネスをしているので、成長戦略をしっかりと立てて企業価値の向上を目指すことを望みます。

また、多くの株主の参画を促すため、株主総会は会社からの業績報告や対処すべき課題、成長戦略をしっかりと語った方がいいと思います。

上場している市場がスタンダードなので、株主総会の運営もスタンダードであることが、新規の投資家の参入障壁を下げることにもつながると考えます。

経営改革に期待します。

⑵ 株主還元    

配当

過去の一株当たりの配当の推移は下記の通り。

2022年5月期:5円

2021年5月期:10円

2020年5月期:5円

2019年5月期:5円

2018年5月期:5円

比較的安定配当と考えます。

株主優待

なし

自社株買い   

発行株式の4.6%に相当する23万2千株を取得したと22年5月10日に発表されています。

三鷹産業プラザ出入口】

              

3 株主としてのコメント

⑴ 気に入っていること

中期経営計画が策定され、キャッシュフロー獲得を重視することが明記されているます。

企業価値向上が期待されます。

また、NFTやゲームとの関連においても飛躍的な発展の余地を残しています。

併せて将来的な成長を楽しみにしています。

⑵ 気になったこと

株主総会では一部の株主の質問が集中していました。

総会において自分の好みを株主が主張するのは否定できませんが、経営陣には常に全体最適を心がけてほしいと思います。

質疑応答で強調されていたように、ネットで人気の作品とキャッシュを生む作品は必ずしも一致しません。

ファンの意見を踏まえつつも、ビジネスとしての視点を忘れずに経営者のみなさんには経営に専心していただきたいと思いました。

4 まとめ

IGポートについて述べてきました。

十数年ぶりに株主総会に出席し、若手役員が頑張っている姿を見て頼もしく感じました。

一方で、株主総会の運営要領やホームページなど若干スタンダードからずれている点が見受けられました。

さらなる経営改革に期待します。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #IGポート #攻殻機動隊 

  

Sansan【4443】〜バーチャルオンリー株主総会雑感

初投稿:2022.8.31

こんにちは!

この記事は、Sansan【4443】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

・連結売上高成長率20%以上

・バーチャルオンリー株主総会

★★★★

【目次】 

【渋谷ストリーム】

                     

1 Sansanについて

⑴ 会社概要

名刺管理のCMで有名なIT企業です。

総資産262億円、売上高204億円、時価総額1658億円の事業規模。

PBRが13.71倍。というのはPBRはのれん、ブランド力、無形資産を象徴していると言われます。

PBRの高さは当社に対する投資家の期待の高さを物語っていると考えます。

企業理念 

●Mission

出会からイノベーションを生み出す

Vision

ビジネスインフラになる

MissionやVisionはシンプルで分かりやすものです。

セグメント

●Sansan /Bill One事業

・営業DXサービス「Sansan」:名刺管理サービス→営業DXサービス

クラウド請求書受領サービス「Bill One」:請求書の受領→受領・発行

●Eight

・キャリアプロフィール「Eight」:名刺アプリ→キャリアプロフィールアプリ

⑵ 株主になったきっかけ

5月決算企業であり、CMで馴染みのある成長著しいIT企業であったことから関心を持っていました。

今回、株主となって株主総会を通じて会社の様子を伺いたかったのですが、バーチャルオンリー総会となってしまい物足りなく感じています。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:88%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):3%

粗利率の高い高収益のビジネスモデルと考えます。

営業利益率の低さについて、社長からは

”成長のために販管費を投じた”

との説明がありました。

その成長のための投資が後何年続くのかが気になりました。

また、連結売上高成長率20%以上を最重要経営指標にしているとこのと。

期待できます。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):146%

自己資本比率(30%以上が望ましい):46%

望ましい水準には達成してないものの、短期的にも中・長期的にも安全性には問題ないと考えます。

効率性 

・有形固定資産回転率:25.33

IT企業らしく有形固定資産回転率は悪くありません。

BSで有形固定資産の勘定科目を見ると大部分が「建物及び構築物」で、残りは「その他」となっています。

ちなみに、BSにおいては投資有価証券が62億円以上と、他の科目に比べて巨額であることが特徴として捉えられます。

神宮外苑の銀杏並木】

2 株主総会

⑴ 株主総会

第15回定時株主総会 2022年8月30日(火) バーチャルオンリー総会

参加しました。

待ち時間にCMが流れていました。

総会開始時はちょっと何かあったのか、”やり直し”されました。

その後は不足事態発生時の

”議長への一任”

について賛成・反対の採決がなされ、賛成となりました。

続いて事業報告についてビデオが流れ増収・増益が報告されました。

次に、対処すべき課題(成長戦略)が社長から語られました。

5つの事業の今後の展開について要点が簡潔に伝えられましたが、期待できるものでした。

主な質疑応答

事前を含めてなし。

決議事項

・定款一部変更の件

・取締役5名選任の件

・監査等委員である取締役2名選任の件

・取締役に対する株価条件付きストックオプションとしての新株予約権の内容決定の件

3分間の投票を持って賛成・可決されました。

終了後、2名の新役員の紹介がなされました。

⑵ 株主還元    

配当

なし

当面は内部留保と成長のための投資を通じて株主に報いるとのこと。

株主優待

なし

【渋谷スクランブルスクエア】

               

3 株主としてのコメント

⑴ 気に入ったること

20%を超える連結売上高成長率を最大の経営指標にしていることは立派だし、今後の成長が大いに期待されます。

また、関連事業の多角化を進めている点も、事業リスクの分散という点で評価できます。

⑵ 気になったこと

バーチャルオンリー総会はイマイチでした。

というのも「出会いからイノベーションを生み出す」というのが会社のミッション。

でも、バーチャルオンリー株主総会では出会いは限定的

実際問題、質問が事前を含めて一件もないのは寂しいです。

また、配信での”背景ぼかし”は隠し事をしているようで、印象が良くありません。

来季は、株主と経営陣の良き出会いに資するようなハイブリッド総会を希望します。

4 まとめ

Sansanについて述べてきました。

成長著しい企業であり、かつ、事業ポートフォリオの分散によるリスク管理もしっかりとなされている良い企業だと思いました。

ただし、バーチャルオンリー株主総会では、株主と経営陣との良き出会いにはなりにくいと感じました。

高いPBRが弾けないよう、株主総会を活かした株主と情報交換、ひいてはブランド力の維持・向上に努めることを期待します。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #Sansan  #名刺 #キャリアプロフィール