こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

カナミックネットワーク【3939】について

投稿日:2024.1.8

こんにちは!

この記事は、カナミックネットワーク【3939】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

さわかみファンド運用報告会での社長のプレゼン

・成長が加速するのか鈍化するのか注目

【目次】 

さわかみファンド運用報告会が開催されたパシフィコ横浜】 

                    

1 カナミックネットワークについて

⑴ 会社概要

自治体、医師会、介護サービス事業向けクラウドサービスを展開している会社。

四季報では、24時間ジムの経営にも参画とあります。

売上は37億円、総資産56億円は時価総額は200億円の事業規模。

会社の付加価値(のれん、ブランド力)を示すPBRは6.24倍と高い評価を得ています。

企業理念 

⚫️「超高齢社会」における地域包括ケアをクラウドで支える」

この理念の下、患者・家族がより質の高い医療・介護サービスを受けられることを目指して事業展開しているとのことです。

⚫️社名の由来

「介護(カイゴ)」と「活性化(ダイナミック)」そして「ICT(ネットワーク)」の3つのキーワードを掛け合わせて誕生したとのこと。

セグメント

セグメントは下記の2つですが、クラウドプラットフォームが9割以上を占めています。

⚫️クラウドプラットフォーム

⚫️ソリューション開発

⑵ 株主になったきっかけ

2023年9月に参加したさわかみファンドの運用報告会において、社長のプレゼンを聞いて株主となりました。

将来性に期待が持てたからです。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:69%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):29%

収益性は高いです。

クラウドサービスを提供するIT企業としての強さが現れていると思います。

安全性

流動比率(100%以上が望ましい):286%

自己資本比率(30%以上が望ましい):67%

安全性について、短期的にも中・長期的にも懸念事項はありません。

ファンドが投資するだけのことはあります。

ただし、利益剰余金が32億円もあるのでキャッシュの使い道については注意が必要と考えます。

効率性 

・有形固定資産回転率:3.74

IT企業にしては回転率は低めです。

勘定科目では「建物」が6割強、「工具、器具及び備品」が3割強を占めています。

有形固定資産の更なる内訳は不明ですが、営業所が全国に7か所あること、健康寿命延伸サービスにおける新規店舗出店に係る設備投資が3億円強などに資金を投入しているように推察します。

株主総会の会場となった恵比寿ガーデンプレイス】 

2 株主総会

⑴ 株主総会

第23回定時株主総会 2023年12月22日(金) 恵比寿ガーデンプレイス

参加せず。

ただし、参加した方の話からウェブ参加の役員が多かったことや、株主から成長鈍化の懸念や、株価が低迷していることについての質問が多かったようです。

また、総会終了時に、メガバンク立ち合いのもとでの株主優待の抽選会があったとのこと。

機会があれば参加してみたいと思いました。

⑵ 株主還元    

配当

1株配当実績は下記のとおりです。

・2023年9月期:5.5円

・2022年9月期:3円

・2021年9月期:2.5円

・2020年9月期:2円

・2019年9月期:1円

・2018年9月期:5円

2019年から増配基調が続いており好ましい傾向だと思います。

株主優待

・抽選によるJCBギフトカード  

・「アーバンフィット24の抽選券」

一度、体験してみたいと思います。

株主優待

              

3 株主としてのコメント

⑴ 気に入っていること 

さわかみファンドが投資をしているという安心感はあります。

運用説明会で社長からのプレゼンや質疑応答を聞いていてしっかりとした会社だと思いました。

また、基本的にB to Bの会社ですが、フィットネスが良ければその方向から会社との繋がりを深める可能性もあります。

株主還元もあり、毎年確実に成長していることから長期で保有することで報われる可能性も低くはないように感じています。

⑵ 気になったこと

取締役9名の中で山本という名前が4名いらっしゃることが気になりました。

意外と親族で経営が固められているのかもしれません。

外部の優秀な人材が経営に参画しやすいのかどうか気がかりです。

また、株主総会に足を運ばない取締役が多いというのもネガティブ。

ステークホルダーという外部との関係よりも身内の間のぬるま湯(コンフォートゾーン)にどっぷりと浸かっているとすれば、成長鈍化を懸念する株主の指摘も頷けます。

そもそも、時価総額は100億円を超えていますが、売上高は40億未満の会社なので成熟期を迎えるまでにはまだまだ時間がかかると推測します。

さわかみファンド運用報告会の会場にて】

4 まとめ

カナミックネットワークについて述べてきました。

ファンドの運用報告会でのプレゼンをきっかけに株主となったばかりですが、株価が冴えないことを除けば悪くない会社のように思います。

株主優待のフィットネスについても体験後、コメントをアップするつもりです。

成長を加速させる要因と鈍化させる兆候の両方を注意深くウォッチしながら付き合っていきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #カナミックネットワーク #フィットネス