こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

ルネサスエレクトロニクス【6723】について

投稿日:2022.4.15

こんにちは!

この記事は、ルネサス エレクトロニクス【6723】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

・将来有望な半導体会社

・気になっていること

★★★

【目次】 

【本社が所在する豊洲フォレシア】

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1 ルネサス エレクトロニクスについて

⑴ 会社概要

日立、三菱電機NEC半導体が統合した会社で、車載マイコンが世界首位級。

総資産は約2.4兆円、売上高は約1兆円、時価総額約2.5兆円という巨大企業です。 

四季報では電子部品・産業用電子機器の時価総額順位が243社中5位。

パーパス

「To Make Our Lives Easier」(人々の暮らしを楽(ラク)にする技術により、持続可能な将来を築く)

ルネサスカルチャー

●Transparent

従業員間の相互理解

Agile

高速回転

●Global

数字を用いたコミュニケーション

●Innovatibe

発想力、創造力

●Enterpreneurial

自発的、かつ主体性を持った行動とその結果責任

セグメント

●自動車向け事業

●産業・インフラ・IoT向け事業

●その他

⑵ 株主になったきっかけ

2021年に半導体に対する期待と応援という意味で購入しました。

また、本社が地元に近いという親近感もあります。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:50%

売上高営業利益率:18%

収益性は高いビジネスモデルと考えます。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):116%

自己資本比率(30%以上が望ましい):48%

指標は多少低めですが安全性に問題はなさそうです。

効率性 

・有形固定資産回転率:5.08

有形固定資産の勘定科目で一番額が大きいのは「機械及び装置」、次が「建物」です。

製造業として特性が現れています。

製造業としての効率的な経営という意味では妥当と考えます。

豊洲駅直結のオフィスビル

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2 株主総会

⑴ 株主総会

第20回定時株主総会 2022年3月30日(水) 豊洲フォレシア

ハイブリッド方式の株主総会

ライブ中継を見る予定でした。

けれども、事前アクセスが必要だったようで失念していたため参加できませんでした。

ホームページで確認したところ、質疑応答のみその要旨がPDFで示されていました。

主な質疑応答

リンクは下記の通りです。

事前を含め77件の質問があったとのことです。

質問が多いということは株主の関心の高さの証左。

会社はしっかりと説明責任を果たしIRに力を注いでほしいと思います。

https://www.renesas.com/jp/ja/document/oth/questions-and-answers-20th-ordinary-general-meeting-shareholders?r=1320231

⑵ 株主還元    

配当

なし

株主優待  
なし                 

3 株主としてのコメント

⑴ 株主総会について

経済産業省の影響を受ける巨大企業としてはルネサスINPEXがあります。

そして、INPEX株主総会も会場とライブ中継によるハイブリッド方式でした。

けれども

INPEX:会場はオークラ東京、ライブ中継では事前アクセス必要なし

ルネサス:会場は自社オフィスの会議室(人数制限あり)、ライブ中継では事前アクセス必要あり

さらに、総会終了っご

INPEX株主総会の動画をアーカイブ配信

ルネサス:配信なし

唯一同じだったのは、主要な質疑応答をPDFにて公開していることでした。

なぜ、ライブ中継で事前アクセスが必要なのか?

ルネサスはハイテクの会社でしょ?

回線容量などの技術的な問題?

資源関連の会社のINPEXでもできることができていないルネサスにはちょっとがっかりしました。

⑵ 気になっていること

英語のビデオ

ルネサスのHPにアクセスすると会社紹介のビデオがありました。

見てみると、何故か英語。

冒頭、日立、三菱、NECの統合による会社であることが紹介されていました。

でも、この3社は日本では馴染みの会社ですが、海外ではどこまで知られているのか?

それから、変なアニメのサムライが出てきたのもセンスを疑います。

そもそも日本語の紹介ビデオが何故ないのでしょうか?

謎です。

最高益

四季報ルネサスを調べてみると、

「火災保険金も営業利益押し上げ。最高益」

とあります。

世界的な半導体企業で業績好調なはずなのに、”火災保険による最高益”とはちょっと拍子抜けです。

”にわか保険成金じゃあるまいし”

もっと、四季報にいい記事を書いてもらうようにガンバリましょう!

本社オフィスが小さい

豊洲に本社を持つ会社は数多くあります。

その中でも、NTTデータIHI、BIPROGY(旧:日本ユニシスは立派なモダンなオフィスビルを構えています。

会社の規模としては同じくらいの規模のルネサスが比較的小じんまりしたオフィスビルの一部のフロアを本社オフィスとしているのはちょっと小さい気がします。

もちろん、会社の機能はそれぞれ異なることは承知しています。

ただし、工場火災などの事故を引き起こしているのも事実。

事故が、本社機能(スタッフ部門、管理部門)が十分でないことに起因するなら本社オフィスの拡充も考えた方が良いと思います。

筆頭株主である(株)INCJ

ルネサス筆頭株主(株)INCJ

ここは、官民ファンドである株式会社産業革新機構から新設分割する形で発足した会社。

よって、経済産業大臣の指導を受けることになります。

官民ファンドだからビジネスに悪影響を与えることはないと思いますが、正直、良くわからない会社。

足枷がないのかどうか気にまります。

4 まとめ

ルネサスエレクトロニクスについて述べてきました。

半導体というフィールドの良さ、高い技術力、火災保険金の恩恵など楽しみな面が多い反面、管理という部分については不安を感じました。

株主総会に取り組む姿勢を見ても、同じく経産省の影響を受けるINPEXを見習って欲しいし会社の発展を願う株主に十分報いててはいないように思います。

事故の発生、機会損失、車載用半導体がなくて自動車会社に迷惑をかけているなどありますが個人的に地元にオフィスがあるということで暖かく見守っていく予定です。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #ルネサスエレクトロニクス