こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

イワキポンプ【6237】について

初投稿:2023.8.7

こんにちは!

この記事は、イワキポンプ【6237】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

・IRに積極的

チャイナリスク等心配事も

【目次】 

株主総会の案内板】

                      

1 イワキポンプについて

⑴ 会社概要

ケミカルポンプをはじめとする流体制御機器の専業・総合メーカーです。

売上高377億円、総資産453億円、時価総額329億円の事業規模。

会社の付加価値(のれん、ブランド力)を意味するPBRは1.12倍とギリギリのレベルです。

四季報では、【続伸】、【リチウムイオン電池】などの見出しが目立ちますが、24年度以降のEPS低下予想が気になります。

また、B to Bのモノづくりの地味なイメージの会社ですが、IR説明会(日本証券新聞)やYouTubeによる情報発信などに注力した結果がブランド力向上に通じていると推察します。

ただし、株主総会の様子についての情報発信が弱いことが残念です。

企業理念等

経営理念及びビジョンは下記の通りです。

ビジョンと目標は個人的には別物と考えていますが、当社では一緒と考えているようです。

数値目標が掲げられていることは社員のやる気を引き出すのには効果があると思いますが、一方で社員の自発性を必要とする価値創造性を考えるとどうなのか?と思ってしまいます。

⚫️経営理念

「常に最前線で産業を支え、社会の発展と人々の幸福に寄与する。」

⚫️イワキグループ10年ビジョン

定量目標:種蒔期、育成期、収穫期(現在ココ) 

      2025年度までに連結営業利益400億円、売上高営業利益率10%

・定性目標:オールイワキで世界No.1を提供する

セグメント(主な製品)

下記の製品を展開中。

あまり馴染みがありませんが、多様なニーズに応えられる態勢が整っているものと理解しています。

・マブネットポンプ

定量ポンプ

・空気駆動ポンプ

・回転容積ポンプ

・エアーポンプ

・システム製品

⑵ 株主になったきっかけ

日本証券新聞の株式セミナーで当社を知りました。

しばらく様子を見ていましたが、2023年にNISA口座で保有を開始しています。

これまでは含む益を維持しており期待通りです。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:34%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):6%

収益性は芳しくはありません。

ただし、業績そのものは増収増益です。

さらに定量目標として、2025年度には

・売上高400億円以上

売上高営業利益率10%

と掲げられています。

期待します。

安全性

流動比率(100%以上が望ましい):235%

自己資本比率(30%以上が望ましい):64%

短期的にも中・長期的にも問題ありません。

伝統のある会社らしく堅実な経営がなされていると推察します。

効率性 

・有形固定資産回転率:5.86

製造業の有形固定資産回転率の平均が4以上であることから、効率性については平均的であると考えます。

2 株主総会

⑴ 株主総会

第68回定時株主総会 2023年6月29日(木)ホテルメトロポリタンエドモンド

滞りなく議事運営が進み、短時間で終了しました。

ただし、

・所有者別株式数の60%

・所有者別株主数の95%

自己株式・個人・その他が占める会社なので、株主総会アーカイブ配信をするなど、もっと株主に対する情報発信を積極的に実施すべきだと感じました。

主な質疑応答

なし

決議事項

・剰余権処分の件

・取締役4名選任の件

監査役3名選任の件

⑵ 株主還元    

配当

配当方針については、配当性向30%超かつ安定的な配当とのこと。

増配基調が続いておりありがたいです。

1株配当の推移は下記の通り。

・2023年3月期:61円

・2022年3月期:33.5円

・2021年3月期:29円

・2020年3月期:30.5円

・2019年3月期:28.9円

株主優待

なし 

【IR説明会のお土産の水筒】

               

3 株主としてのコメント

⑴ 気に入っていること

IR説明会で頂いた水筒が役に立っています。

一般消費者にはなかなか馴染みが薄いですが、このようなお土産を通じてのつながりも悪くないと思います。

また、キャピタルゲインインカムゲインもいただけており、株価も上昇トレンドを形成中。

株主となったタイミングが良かったと思います。

⑵ 気になっていること

新たに連結子会社となった中国グループについて気になっています。

・アステラス薬品の社員拘束など従業員の安全問題

・米中対立(デカップリング)に伴う減損の影響

等のチャイナリスクを懸念しています。

よって、残念ながらこのままでは長期に株を保有することは難しそうです。

一日でも早い”中国の損切り”の決断を期待しています。

4 まとめ

イワキポンプについて述べてきました。

IR説明会を通じて株主となり、お土産、高配当、含み益など良い関係が続いています。

ただし、色々と調べていくとチャイナリスクなどの爆弾を抱えている面も垣間見えてきました。

正しい経営判断ができるかどうかをモニターしながらもう少し株主を続けたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

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