こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

『ブレンメンタル強化大全』を読んで

こんにちは!

 

今日の話は、『ブレインメンタル強化大全』という本についてのブックレビューです。

 

 

本書は、短期的には仕事やプライベートでのパフォーマンスの向上を、長期的には健康で長生きすることを目的として書かれた本です。

 

一読して、役に立つ情報を体系的に得ることが出来たと満足しています。

 

一般に、パフォーマンス向上や長生きするための情報はネットにあふれています。

 

そんな中で敢えてお金を払って本を購入することの必要性はどこにあるのでしょうか?

 

ひとつにはネット上の情報は、分かりやすいというメリットがある反面、断片的(他には?)、薄い(それだけ?)、限定的(特別な話では?)など、なかなか満足いくレベルの情報を掘り当てるのは時間がかかると思います。

 

そういった意味から書籍を通じて、体系的に信頼できる専門的かつ普遍的な情報をまとめて手に入れる必要性が高まっていると考えます。

 

だからこし、書店に『○○大全』というタイトルの書籍が増えているだとおもいます。

 

けれども、「大全」というコトバには、その物事に関する事柄をすべて集めた書籍という意味がありますが、名前負けしているように感じられるものも少なくありません。

 

その点、本書については網羅性と信頼性という点で「大全」にふさわしい内容だと思います。

 

網羅性というのは抜けがないという意味ですが、本書では病気を予防する要素を睡眠、運動、食事、禁煙、節酒、ストレス発散の6つの生活習慣に区分して漏れなく説明されています。

 

また、信頼性というのは間違えが無いということですが、本書では科学的根拠やエビデンスに基づく説得力のある100の生活習慣が推奨されています。

 

それでいて、各ページに図、表、イラストがふんだんに盛り込まれており、書籍でありながら、インターネットの分かりやすさも活かされています。

 

さらに、知行合一というコトバもあるように、知識と行動は併せて一つであり、健康にいい情報も実行に移されなければ意味がありません。

 

その点、本書では「何をなすべきか TO DO」が明確に詳しく伝えられており、実用的なつくりとなっています。

 

以上、網羅性、信頼性、実効性という観点で本書は健康についての大全にふさわしい内容だと思います。

 

もう少し具体的内容に入ると、パフォーマンス向上と健康で長生きする観点で自分個人として参考になったのは以下の2点ずつです。

 

・パフォーマンスを上げることについて

41 集中力をリセットして1日を2倍にする方法

55 「朝散歩」で文章が3倍速く書ける

 

おかげさまで、1日に朝散歩の後と夕方の運動直後の2回、集中力を高める時間(一種のフロー状態)をつくり出せるようになってきました。

 

・健康で長生きすることについて

05 人生を謳歌したければ、脳の老廃物を洗い流せ

80 「人生100年時代」を生き抜くには

 

80代を越えてから急上昇する認知症リスクは驚くべきものであり、自分たちが直面するかもしれない厳しい現実が指摘されています。

 

そして、本書では、認知症にならないための生活習慣について数多くのアドヴァイスが掲載されており有益でした。

 

そして、最近では「守り」として睡眠時間を確保と眠りの質の向上を意識し、「攻め」として、運動、趣味、学びなどを取り入れる習慣を心掛けるようになりました。

 

おそらく、認知症に関しては、基礎的なことについて知っている人と知らない人では取り返しのつかないくらいの大きな差が長い時間をかけて顕在化してくるものと感じました。

 

丸の内オアゾ内の 丸善にて】

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最後に、ちょっと変わった本書の活用方法について、紹介したいと思います。

 

それは、自分がパフォーマンスを上げていることや健康で長生きするために心掛けている習慣の「棚卸し」を行い、本書に該当するものがあるかを「逆引き」するということです。

 

本書が紹介することを実行することに加え、既に実行している習慣が本書に書かれていないかを調べてみるということです。

 

この逆引きのメリットは3つ。

 

1つは自分の習慣を再評価できること。

 

自分の場合、運動は以前から習慣にしていましたが、本書を読むことでちょっと運動しすぎということが分かってきました。

 

このように本書を通じて自分の生活習慣をフィルタリングすることで、良いものはよりいっそう揺るぎないものに、そうでないものは修正を加えることが出来るようになります。

 

2つ目は自己洞察力の涵養につながること。

 

自分を客観視することは、身体に生じた異変の兆候をしっかりととらえることに役に立ちます。

 

その結果、治療が必要となる前に予防することが出来るようになります。

 

朝起きてから夜寝るまでの生活習慣を書き出して、見える化することで、睡眠時間や節酒量やその回数など、普段の生活の中で着目すべき指標が浮かび上がってきます。

 

それらを意識することが生活を大きく乱さない、ひいては健康を損ねないことに通じると思います。

 

3つ目はより深く広く考えることにつながること。

 

本書に書かれなかった良い生活習慣があるかもしれません。

 

自分の場合、10年ほど前に肩こりで悩んでいた時があり、医者に掛かり筋弛緩剤を頂いたり、筋肉痛の塗り薬を試したり、マッサージ店をはしごしたりしましたが結局解決しませんでした。

 

ところが、ある看護婦さんに相談したところ、ご自分も愛用しているという「○○マグネループが効きますよ!」と教えてもらい、本当に肩こりが解決して今日に至っています。

 

このように、病気を予防し、健康を増進するための”小道具”という観点で考えると、磁器系に加え、ツボを刺激するもの、アロマ系など意外とたくさんのアイテムを愛用してたりします。

 

そういったものについても本書で示された6つの健康習慣に加え、7番目以降の習慣(要素)を補完することでますます広く深くブレインやメンタルを強化することにつながると思います。

 

この『ブレインメンタル強化大全』、自分の生活習慣を何とかしたいとお考えの方に、そして健康的な生活に自信をお持ちの方の「逆引き」として、一読をおススメします!

 

ありがとうございました。