こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

TWOSTONE&Sons【7352】〜株主総会雑感(会社を知りたいと思って総会へ参加した結果・・・)

初投稿:2024.12.15

こんにちは!

この記事は、TWOSTONE&Sons【7352】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

・相場暴落時にネット上で話題に

・他の株主も自分と同じくら会社をご存知なさそうでした・・・

【目次】 

株主総会の会場】

                      

1 TWOSTONE&Sonsについて

⑴ 会社概要

売上高、総資産、時価総額の事業規模。

会社の付加価値(のれん、ブランド力)を意味するPBRは倍です。

企業理念

下記のようになかなか”攻めた”理念だと思います。

⚫️ビジョン 

BREAK THE RULES(不合理な常識をぶっ壊す)

セグメント

様々なセグメントがありますが、主なサービスは下記の3つです。

⚫️エンジニアプラットフォームサービス

ITエンジニアの独立支援

フリーランスエンジニアのマッチング

ITエンジニア特化型転職支援サービス

⚫️マーケティングプラットフォームサービス

WEBマーケティングコンサル

BtoCプラットフォーム

⚫️コンサル・アドバイザリーサービス

戦略コンサルティング

M&Aアドバイザリー

⑵ 株主になったきっかけ

8月の相場暴落時に当社の株価も乱高下。

そのことがネット上で話題になったことから関心を持ちました。

決算月も8月でしたので、どのような会社なのかを知るために株主となってます。

⑶ 経営分析

説明資料には創業以来、11期連続増収を達成とあります。

基本的には良き業績と考えます。

収益性

・売上高総利益率:29%

売上高営業利益率(10%以上は優良株):3%

粗利が高いのはビジネスモデルが優れていることを意味すると考えます。

ただし、営業利益率が低いのは、販管費が多いため。

その販管費が計画に基づく成長投資なのかコストが割高なのかを見極めることが大切だと思います。

安全性

流動比率(100%以上が望ましい):205%

自己資本比率(30%以上が望ましい):41%

短期的にも中・長期的にも懸念はないレベルだと考えます。

効率性 

・有形固定資産回転率:336.99

飛び抜けて高い数値だと考えます。

オフィス等にコストがかかっていなくて、効率的な経営がなされていると推測します。

株主総会の案内板】

2 株主総会

⑴ 株主総会

第11回 定時株主総会 2024年11月28日(木) TKPガーデンシティ渋谷

十数人程度の株主が来ていました。

経営陣の若さが印象に残っています。

主な質疑応答

Q.個人投資家向けのIRについて

A.当社はM&A仲介事業、IT支援、PMI(買収後のアフターフォロー)などを中心に事業を展開中である。

分かりやすい説明に努めたい。

Q.株主優待について

A.多くは使われていないが、一部の方に使ってもらっている。

その中には当社のSEになった方もいる。

試作的な試みであり、より多くの方に使ってもらえるよう検討を続ける。

Q.営業について

A.企業を探す営業エンジニアを探す営業の2種類がある。

子会社と連携して、柔軟な思考力と行動力のある人材を探している。

Q.売上について

A.システム開発を中心に8割がITエンジニアリングである。

例えば、紹介した人材が80万円の契約で160時間勤務する場合、手数料を20%頂いている。

決議事項

⚫️定款一部変更の件

⚫️取締役5名選任の件

⚫️監査役1名選任の件

拍手を持って承認・可決されました。

⑵ 株主還元    

配当

有配になって以降、減配傾向なのがちょっと気になります。

・2024年8月期:0.5円

・2023年8月期:1円

・2022年8月期:2円

・2021年8月期:0円

株主優待

自社サービスの利用権 

【建物の入口】

                

3 株主としてのコメント

⑴ 会社を知りたいと思って総会へ参加した結果

8月の相場暴落時にネットで話題になった会社ということで打診買いをして株主になりました。

株主総会に行けば、会社のことをもっと知ることができると期待してました。

分かりやすいプレゼンや資料のおかげで会社の理解は深まりました。

ただし、株主については自分と同じように当社のことが良く分かっていない方の多さが印象的でした。

ネットの話題で投資が左右される株主が自分も含め多くいるということが明らかに・・・来て良かったです。

⑵ 気になっていること

新しいサービスをする会社が大手と組むケースが増えています。

例えば

⚫️マネックス証券NTTドコモとの資本業務提携

⚫️マネーフォワード〜個人向け事業に対する三井住友カードとの資本業務提携

⚫️ウェルスナビ〜三菱UFJ銀行の完全子会社化

などです。

そのようなトレンドを考えると、当社の場合も大企業との提携があっても不思議ではないと考えます。

8月の相場暴落時に当社の株価がそれ以上に暴落したことからもボラティリティの高い銘柄だと思います。

大企業との資本業務提携により株価が急騰するような可能性について、ちょっと気になっています。

4 まとめ

TWOSTONE&Sonsについて述べてきました。

ネットで話題になったものの、会社のことをよく分かっていなかったため打診買いして株主総会へ参加。

そうしたら、自分と同じように当社のことについてよく分かっていない株主が意外に多かった・・・というオチ。

業績は良いのですが、ボラティリティが高いので長く付き合うにはそれなりの覚悟が必要かもしれません。

お読みいただき、ありがとうございました。

なお、経営分析においては下記の書籍を参考にしています。

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

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