こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

INPEX【1605】について

初投稿:2022.4.1

こんにちは!

この記事は、INPEX【1605】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

★★★★

・V字回復した業績と高配当

・官民一体の強さ

【目次】 

株主総会の会場となったオークラ東京】

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1 INPEXについて

⑴ 会社概要

経済産業大臣筆頭株主である、原油・ガス開発生産国内最大手の会社です。

最近の資源高で経済番組でも取り上げらることが増えています。

総資産5.1兆円、売上高1.2兆円、時価総額1.9兆円の巨大企業です。

また、日本企業が初めて事業主体として手掛けるLNGプロジェクとである「イクシスLNGプロジェクト」が注目されています。

企業理念 

私たちは、エネルギーの開発・生産・供給を、持続可能な形で実現することを通じて、より豊かな社会づくりに貢献します。

長期戦略(2030年頃に目指す姿)

ネットゼロ5分野に関して、再生可能エネルギー事業以外は商業化への初期段階にあるため、中期経営計画期間中、着実に研究・実証を進め、2030ごろに向けて実業家・商業化を進めます。再生可能エネルギー事業については、2030年ごろに発電容量で1〜2GWを目指します。

中期経営計画「INPEX Vision@2022」

「エネルギーの安定供給」「エネルギートランジションを両輪で推進していく具体的な目標・指示道を新たに示しています。

・ネットゼロ5分野

・石油・天然ガス分野

・強固な経営基盤の確立

ネットゼロ5分野

ネットゼロカーボン社会に向け、下記5つの事業を強力に推進するとのことです。

・水素・アンモニア

・CCUS

・再エネ

・カーボンリサイクル新分野

・森林

地域セグメント

( )の数値は売上高構成比です。

・ユーラシア(欧州。NIS諸国):(9.40%)

・中東・アフリカ:(49.70%)

・日本:(10.50%)

・アジア・オセニア:(28.50%)

・米州:(1.9%)

⑵ 株主になったきっかけ

資源高を背景とした好業績、高配当から2021年にNISA口座で購入しました。

既に、買値の1.5倍以上の株価となっています。

NISA口座なのでタイミングを見計らって売却しますが、長期間、株主でいたくなるような会社です。

⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:54%

売上高営業利益率:47%

巨大企業にも関わらず著しい好業績です。

油価の上昇、円安を背景に高い収益性となっています。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):149%

自己資本比率(30%以上が望ましい):65%

短期的にも中・長期的にも財務的な問題は無いと考えます。

ただし、株主総会の質疑応答でもあったように、有利子負債が多いのも事実。

強固な財務基盤構築に向けた取り組みがなされると予想します。

効率性 

・有形固定資産回転率:0.55

数値としては効率性は高くはありません。

事業の性質上、多くの有形固定資産を抱えているためと考えます。

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2 株主総会

⑴ 株主総会

第16回定時株主総会 2022年3月25日(金) オークラ東京

ライブ中継を視聴しました。

ポイントは3つ

・説明責任の徹底

株主総会ハイブリッド(会場とネット)開催するとともにその概要をアーカイブ配信主な質疑応答の要旨をPDFでアップするなどの株主・投資家への説明責任を徹底的に果たそうとする姿勢が感じられました。

また、質疑応答も「一人一問づつ」という縛りはあったものの、10時〜12時までの間、目一杯実施していたと思います。

また、ルネサスエレクトロニクス株主総会のように事前にアクセスしておかないと当日はライブ配信を見られないという”不具合”が無いことも良かったです。

・数値を用いた説得力のある回答

「1円の円安で28億円の当期純利益」、「ネットD/Eレシオ50%以下を目標にする」など数値を用いた具体性のある回答が、各取締役からあり経営態勢の安定性が伺えました。

・丁寧な回答

女性や大学生の”基本的な質問”に対しても丁寧にかつ相手をリスペクトするような姿勢で回答していました(PDFには載っていませんでしたが)。

自分達の事業に賭ける情熱と質問者を思いやる優しさが感じられる対応で好感が持てました。

会社HPでも総会の様子を視聴できます。

www.net-presentations.com

質疑応答

質疑応答の概要は下記リンクで確認できます。

https://www.inpex.co.jp/ir/shareholder/pdf/20220329.pdf

 

⑵ 株主還元    

配当

過去の一株あたりの配当の推移は下記の通りです。

2019年12月期:30円

2020年12月期:24円

2021年12月期:48円

なお、総還元性向40%以上を目途とし、1株あたりの年間配当金の下限を30円に設定するなど、安定的な配当金を基本とするとのこと。

株主として歓迎します。

株主優待   

400株以上の株主に対して株数と継続保有年数に応じたオリジナルQUOカードがもらえます。

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3 株主としてのコメント

⑴  ENEOSとの比較

厳密には業界が異なるのかもしれませんが、資源関連株という括りではENEOSと比較することができると考えます。

実はENEOSの株主でもありますが、株価の上昇ではINPEXに軍配が上がります。

なぜ、INPEXの株価が上昇しENEOSの株価が冴えないのか?

一つには経営陣の違いがあると思います。

INPEXの会長及び社長は元エネルギー庁長官であり他の取締役も様々な経歴を持つ方が多く、いわゆる”ダイバシティ経営”がなされていると考えます。

これに対して、ENEOSの社内取締役の場合は各種石油企業出身者で固められており、考え方が”金太郎飴”に近いのでは無いかと懸念しています。

平時ならともかく、今はウクライナ情勢、米中対立、グローバルサプライチェーンの再構築、米国の金利上昇そしてコロナ禍と有事と言って良い状況。

このような経営環境下においては、国家運営を経験している人材が豊富なINPEXの方が官民の力を活かすという”攻め”リスク管理という”守り”の両面で有利と考えます。

⑵ 気になっていること

INPEXについては約10年前にIR説明会を受けましたが、当時はあまり魅力を感じませんでした。

そして会社の業績・株価も比較的底ばいで続き、昨年は赤字となっています。

現在はV字回復を達成し上昇トレンドを継続しています。

この勢いがどこまで続くか気になっています。

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4 まとめ

INPEXについて述べてきました。

資源高等を背景に好業績が続いています。

そして、株主総会における株主ひいては投資家や市場に対する説明責任を徹底的に果たそうとする姿勢に好感を持ちました。

私達の繁栄をエネルギーの安定供給を通じて実現している会社として長く応援したいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #INPEX