こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

三越伊勢丹ホールディングス【3099】について~百貨店立て直しに懸ける

初投稿:2021.10.8、更新日:2021.12.21

こんにちは!

この記事は、三越伊勢丹ホールディングス【3099】に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。

・中期経営計画の見直し

・総資産、売上高、時価総額から分かること

なお、第14期(2022年3月期)中間期の株主通信を頂きましたので、中期経営計画(2022~2024年)を中心にコメントを追記し更新しています(更新か所は青字です)。

中期経営計画(2022~2024)年

以下、主要なキーワードを抜粋します。

・長期に目指す姿

 お客様のくらしを豊かにする”特別な”百貨店を中核とした小売りグループ

・基本戦略

 好感度上質消費の拡大・石鹸、最高の顧客体験の提供

・重点戦略

 ”好感度上質”戦略

 ”顧客とつながる”CRM(カスタマーリレーションシップマネージメント)戦略

 ”連邦”戦略

・グループ基盤

・経営基盤

・・・・etc

株主通信とホームページ9頁分を読みましたが、正直、腹落ちするまでには至りませんでした。

コメントは3点ほど。

・動画の活用

中期経営計画について動画で社長に語っていただきたい。

三越伊勢丹YouTubeチャンネルも開設したようですが、専門業者に作らせたようなありきたりのものでなく、社長が社員に対して熱意をもって語るような動画を要望します。

・JFR(大丸松坂屋)に比べると

JFRは百貨店と不動産の2本立てで生き残りを図るという非常に分かりやすくかつ納得感の高い戦略を取っています。

そのために、不動産業であるパルコを完全子会社化しそのノウハウを全社で生かし、セグメント別の売り上げでは、百貨店と不動産がほぼ同額という収益構造を確立しています。

財務や顧客に関するKPIも記載されていましたが、その数値の算定根拠や意味するところも説明が不足しています。

ビフォーアフターのように今までとこれからで何をどう変えていくのかを分かりやすく説明する必要があるように感じます。

自分が今まで調べた結果、

JFR(大丸松坂屋):脱百貨店

三越伊勢丹:百貨店を立て直す

と理解しています。

 

【目次】 

 

株主総会の会場となったグランドニッコー東京 台場】

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1 三越伊勢丹ホールディングスについて

⑴ 会社概要

ご存じの通り、三越伊勢丹を傘下に持つ百貨店の会社です。

企業理念等 

・私達の考え方

 人と時代をつなぐ三越伊勢丹グループ

 変化せよ。

 1.データが自分を作る。

 2.時代より先に変わろう。

 3.他者が私を新しくする。

 be a newone

ちょっと、抽象的な印象を感じます。

社員さんはこの考え方でどうやって、同じ方向にベクトルをそろえて力を合わせているのか?気になります。

セグメント(売上高構成比)

・百貨店業(85.8%)

・クレジット・金融・友の会業(3.7%)

・不動産業(3.7%)

・その他(7.3%)

ざっくりと大丸や松坂屋を傘下に持つJFRと比較すると、

・百貨店業・・・三越伊勢丹:JFR=8割超:5割弱

・不動産業・・・三越伊勢丹:JFR=1割弱:5割弱(パルコも不動産業と見なす)

という違いが際立っています。

あくまで、百貨店業を中心に事業を展開する三越伊勢丹HDと百貨店業と不動産業を中心にコングロマリット化を推進するJFRの今後の展開に注目しています。

⑵ 株主になったきっかけ

10年以上も前に株主優待目的で株式を取得しました。

子供の学校の制服やBOSEのスピーカーなどの高額商品が1割引きで買えて助かっています。

もちろん、デパ地下での買い物でも大助かりです。

ふつう、10年以上の長期投資している場合、株価は含み益があって当然ですが、この銘柄については、コロナ禍と百貨店を巡る方向性の模索もあり塩漬け状態です。

それでも”元は引けている”と思いますので今後もホールド予定です。

⑶ 経営分析

2期連続の赤字です。

収益性

・売上高総利益率:28%

原価は”それなり”にかかっていますが、販管費で大きくマイナスとなります。

コロナ禍が売り上げにダメージを与えているためと考えます。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):143%

自己資本比率(30%以上が望ましい):29%

短期の安全性を見る流動比率と長期の安全性を判断する自己資本比率とも、安全とする目安を割り込んでいます。

財務的にも厳しい状況になりつつあります。

効率性 

・有形固定資産回転率:1.15

低いです。

コロナ禍により、都内の一等地等に不動産をもっている良さが活かされていないことが、ここからも分かります。

逆に考えると、コロナ終息ごの活動に期待が持てそうです。

 

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2 株主総会

⑴ 株主総会

第13回定時株主総会 2021年6月25日(金) グランドニッコー東京 台場

今回は参加できず。

過去に参加した際は、

・お土産を頂けたこと

・株主が消費者としてのクレームをぶつけるような質疑応答が多かった

三越伊勢丹の統合に関すること

についての質問が多かったように記憶しています。

⑵ 株主還元    

配当

2021年3月期:一株当たり9円

株主優待

 優待カード(10%割引)

持株数に応じて割引額の上限が変わります。

 

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3 株主としてのコメント

⑴ 中期経営計画の見直しについて

会社で中期経営経計画を見直しています。

株主総会招集通知の対処祖すべき課題では、

重点戦略①「”好感度上質”戦略」

重点戦略②「個客との”つながり”戦略」

重点戦略③「グループ間連携強化」

が掲載されています。

ここからわかることは、会社は

百貨店として今後も頑張る!

ということです。

JFRがパルコを完全子会社化しその不動産としてのノウハウを活かし、百貨店と不動産の2本柱で生き残りを懸ける経営とは対照的です。

個人的にはJFRの方が良い戦略のような気がします。

けれども、伊勢丹新宿店のような高額なサービスや商品を売ることのできるノウハウを上手に活かせれば、そこに活路を見出すこともできると考えます。

株主として要注目です。

⑵ 総資産、売上高、時価総額から分かること

成長する会社というのは

総資産:売上高:時価総額=1:1:1

と言われています。

三越伊勢丹HDの場合はどうでしょうか?

会社の総資産は、1兆1千億円あります。

これに対して、売上高は8千億円強で、あまり稼げていません。

その結果、時価総額は3千億円弱であり投資家からの評価が低く株価低迷が明らかです。

総資産、売上高、時価総額から分かることは、会社が債権者や投資家から集めた巨額な資産が有効活用されず(売上高の低迷)、投資家の評価低い(時価総額が小さい)という悪い流れとなっていることです。

アフターコロナ時代になりつつあります。

見直された中期経営計画も発表になると思います。

売上高は上昇することが予想されます。

三越伊勢丹HDが生き残るために、その上昇の流れを生き残りのためのより力強いものにできるかどうか?

be a newone

”私達の考え方”がどこまで社内で広く深く浸透しているかが試される時です。

株主として、会社の変革を暖かく見守りたいと思います。

 

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

 

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