こんにちは!
この記事は、いちご(2337)に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。
・経営者と株主との懇談会
・不動産の可能性を学ぶ
【目次】
【毎年株主総化が実施される第一ホテル】
1 いちごについて
⑴ 会社概要
スコット・キャロン会長率いる不動産会社
■経営理念
日本を世界一豊かに。
その未来へ心を尽くす一期一会の「いちご」
■行動指針
・プロフェッショナル
・チームワーク
■事業
・心築(しんちく)事業(不動産再生事業)
AIレベニューマネジメント(売上管理)システム「PROPERA」の導入で、稼働率回復。
・アセットマネジメント事業
いちごオフィス投資法人(8975)
いちごホテルリート投資法人(3463)
いちごグリーンインフラ投資法人(9282)
・クリーンエネルギー事業
バイオマス発電
■長期ヴィジョン
「いちご2030」
2020年2月期~2030年2月期(11年間)
・「JPX日経インデックス400」11年間継続の組み入れ
・エコノミック営業キャッシュフロー 11年間継続の当期純利益超過
・ストック収益比率 60%以上
・「安心安定配当」の累進的配当政策減配しない
・DOE(株主資本配当率) 3%以上
・機動的な自社株買い
⑵ 株主になったきっかけ
新興不動産企業全盛の時代、いちごが、アセットマネージャーズという会社の時代からの古い付き合いです。
かつては値嵩株であり、それなりに利益を確保させていただきました。
また、毎年の年賀状も楽しみでした。
スコットさんに率いられて、いちごとして再生してからは比較的穏やかな株価。
ある意味、腐れ縁のようなものを感じています。
⑶ 経営分析
2021年2月期は減収減益です。
コロナ禍で赤字にならなかっただけでも立派だと思います。
■収益性
・売上高総利益率:25%
・売上高営業利益率:16%
なかなか良いと思います。
■安全性
・流動比率:540%
・当座比率:233%
・負債比率:215%
・自己資本比率:32%
それに比べると、負債比率と自己資本比率が比較的安全性が低いと考えられます。
負債が多いが長期で借りているということの強みでしょうか。
■効率性
・棚卸資産回転率:0.96
・有形固定資産回転率:0.29
物件の売却が進んでいない(止めている)ためなのか、効率性はコロナ禍の影響を受けているように考えられます。
不動産がいつごろから売れるようなるか要注目です。
2 株主還元
⑴ 配当
2021年2月期:7円
減配しないという方針は立派です。
⑵ 株主優待
Jリーグ鑑賞券
コロナ禍等の理由により使用できず。
3 株主総会等
第21期定時株主総会 2021年5月23日(日)第一ホテル
毎年、5月下旬の日曜日に第一ホテルにて開催。
今年はトレイルランニングと競合したため不参加。
後日、ビデオで総会の様子を確認。
質疑応答
Q.ホテル事業とクリーンエネルギーへの投資拡大をどう考えるか?
A.いちごのストックの1/4はホテル。将来観光ブームが来た時の準備を着実に進めている。クリーンエネルギーについても同様に投資を継続する。
Q.YouTubeの活用は?
A.やりましょう!
Q.財務体質は?
A.キャッシュ利益を重視している。
Q.「PROPERA」とは?
A.AIを活用した客単価を上げていく仕組み。ノンアセットでの収益拡大を図るチャンスととらえている。
Q.いちごとリートの間で利益相反は無いか?
A.独立性を重視しており、そのようなことはない。
Q.不動産売却判断の分岐点は?
A.20~30%
4 株主としてのコメント
⑴ 不動産の可能性を学ぶ
今回の「PROPERA」という、AIを駆使したホテルの客単価を上げるための仕組みのように、これまでいろいろな不動産にかかる事業についていちごを通じて学んできました。
これからバイオマス発電にも注力するようです。
不動産の可能性をいちごの事業展開を通じて学び続けたいと思います。
⑵ 経営陣との対話を楽しみに
以前は、家族全員で懇親会に参加したことも有ります。
いろいろな話をしたり聴いたりすることが楽しみでもあります。
スコット会長も同じお気持ちのご様子。
いちごとは、今までも、そして、これからも長い付き合いになりそうです。
おつきあいいただき、ありがとうございました。
※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。
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