こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

ビザスク(4490)について~株主総会で感じた2つのリスク

こんにちは!

 

この記事は、ビザスク(4490)に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。

 

SNSでの評価は極めて高いがそのリスクは・・・

・ファンになりたいのか?株主でありたいのか?

 

【目次】 

 

 

 

 【株主総会会場 住友不動産青葉台ヒルズ】

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1 ビザスクについて

⑴ 会社概要

スポットコンサル(ビジネス知見を持つアドバイザーと顧客をマッチングし、インタビューを設営するサービス)が主力と報じられています。

・セグメント

 知見プラットフォーム事業(単一セグメント)

 

⑵ 株主になったきっかけ

成長株を探していたところでその要件と考えた

 

・売上高成長率20%以上

売上高営業利益率10%以上

・創業者が筆頭株主

・上場後5年以内

時価総額が300億円以下

 

を満たしていたことから2020年10月に特定口座で購入。

 情報・サービス業界、米国で先行するビジネスを日本に導入、女性創業者の社長、会社が所在するビルでの株主総会という点で、自分の中ではAIクロス(4476)とビザスクには共通点が多々あります。

 

AIクロスに関する過去の記事は下記リンクからご覧下さい。

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⑶ 経営分析

■収益性

 売上高営業利益率:13%

 成長企業らしい収益性を確保しています。

 

■安全性

 流動比率:232%

 当座比率:228%

 負債比率:94%

 自己資本比率:51%

 財務についても問題は見当たりません。

 

■効率性

 売上債権回転率3.89

 サービス業の平均約30を大きく下回ります。

 有形固定資産回転率:69.75

 サービス業の平均約2.0を大きく上回ります。

 債権の回収に時間を要している一方で、有形固定資産のコストは抑えられているようです。

 

経営に関しては、他の成長企業同様に順調になされていると分析します。
 

  

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2 スポットコンサルタントについて  

生産調達関連の分野でビザスクに登録して半年以上たちますが、自分のスキルを活かせそうな案件に出会ったことはありません。

当然のことですが、マッチングは万能ではなく、誰でも簡単に自分の知見を活かせるというレベルではなさそうです。

 

3 株主総会

第9期定時株主総会 2021年5月28日(金) 住友不動産青葉台ヒル

 

受付終了後に、ミネラルウオーターを頂きました。

クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)に続き、お水を頂くのは2社目です。

 

 【会場でいただいたミネラルウオーター】

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事業概要の説明に続いて質疑応答がなされました。

 

質疑応答

Q.来春に目指す市場は?

A.まずは、グロース。ゆくゆくはプライム

Q.他社との差別化策は?

A.膨大なアドバイザーのデータベースを有しており容易には追いつけない。

Q.海外展開の方向性は?

A.まずは、日本企業の海外調査に係るニーズに応えることを優先させる。

Q.伸びている会社の監査のポイントは?

A.(社外監査役の方が答えるが)下を向いて現行棒読みなので良く分からず。

Q.ビザスクライトが使いにくい。

A.貴重なご意見ありがとうございます。検討します。

Q.ビザスクが属している業界とその中での位置づけは?

A.インタビュー市場(世界で1500億円、そのうち米国が800億円)において当社が日本のマーケットを開拓していく。

併せて、ナレッジソリューションとしての可能性を追求していく。

Q.社長が株式の過半数を握っているがゴーイング・コンサーンとして株式を取引先企業等に持ってもらい予定はないのか?

A.後継者のことは考えず、現状で頑張りたい。

Q.招集通知の総会会場の案内図が分かりずらく、かつ、会場前に案内人ひとりたてていないのはいかがなものか?

A.陳謝

Q.取締役会の雰囲気は?

A.明るくオープンで活発な意見が交わされる。社長はアイデア豊富でチャーミング。社長のアイデアを発散させそれを収斂させるための取締役会。

 

議案の

・取締役選任の件

・取締役及び監査役の報酬額改定の件

について可決。

 

約1時間ほどで終了。

 

余談ですが、AIクロスは総会終了後、社長と役員の方がエレベーターまで株主全員を見送りましたが、ビザスクの場合、それはありませんでした。

共通することが多いビザスクとAIクロスですが、株主総会において、最初と最後有形と無形という点で対照的でした。

 

 

【ビル1階の総会案内板】   

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4 株主として感じた2つのリスク

数年でテンバーガーになる会社について冒頭での要件とは別に、

 

・伸びる領域で

・優秀な経営陣が

・真面目にやっていること。

 

というものがあります。

これをビザスクに当てはめてみます。 

 

⑴ 伸びる領域か?

良く分からないというのが正直な感想です。

というのも事業領域について

招集通知では、

・「情報・サービス系の産業」

・「B to B情報プラットフォーム事業」

セグメントでは

・「知見プラットフォーム事業」

ネット広告では

・「スポットコンサル」

社長の口からは

・「インタビュー市場」

と、いろいろなキーワードが飛び交っていますが、結局何をやっている会社なのか良く分かりません。

インタビュー市場という世界で1500憶円という規模もそれほど大きなものとは思えませんでした。

さらに、「インタビュー市場」という単語をグーグルで調べましたが何も出てこないことが不安を募らせます。

参入障壁を気にする前に、その「インタビュー市場」が今後日本で成立するのかを見極めることが死活的に重要です。

どんなにビザスクが頑張っても、他社が参入してこないことには市場は成立しません。

もちろん自分の勉強不足はありますが、調べれば調べるほど、伸びる領域という確信を持ちえないというところが、総会で感じた一つ目のリスクです。

 

⑵ 優秀な経営陣か?

社長の経歴だけ見れば優秀と思いがちです。

では、優秀の定義は?

経営には攻め守りの2つの面があり、どちらも欠くことは出来ません。

コロナ禍を背景に、情報・サービス系の産業は追い風が吹いていますが、やがて厳しい経営環境に立たされる状況も必ず訪れます。

その際には、多面的に考えつつ守りを徹底することが必要になります。

そのことは、一人の経営者の判断に依存し過ぎないことを意味します。

そのようなことを踏まえつつ、”経営陣”という組織としてビザスクを見つめると一抹の不安を感じます。

ポイントを列挙すると

社長が株式の過半数を握っており、かつ、その状態を変える気はないので株主からの”歯止め”が効かない

取締役も社長をチャーミングと評価しており、社長の誤った判断を止められるか疑問(ソフトバンクの取締役だった柳井さんは孫さんを止めるのが自分の仕事と明言)。

若い女性の監査役の方の株主からの質問に下を向いて原稿を棒読みしながら対応する姿をみて、”難しい事案”を適切に監査する意志も能力もないと確信

株主からの質問も、社長に対する憧憬のようなものが目立ち、ファン化していた(道に迷って遅れてきたおじいさんを除く)。

社長、取締役、監査人、株主の側から見てきましたが、調子のよい時はそれなりに順調にいくでしょうが、社長の判断が危うい時や守りに立たされた際に今の経営陣等で果たして切り抜けられるのか疑問を感じました。

 

 5 今後の予定

 成長企業ということで5年以上というスパンで株価の著しい上昇を見込んでホールドしていく予定でした。

成長企業なので株価は乱高下するのは当たり前。

下がったところでは買い増しも悪くないと以前は考えていました。

けれども、総会で感じた2つのリスクを考えると、少なくとも買い増しという選択肢は1ミリもありません。

当面はホールドしていきますが、会社の状況を注視しつつ、見込み違いと思った時には損切りすることも考えなければならないと考えています。

 

厳しいことにも触れましたが、何といっても売上高16億円という若くて小さな会社。

今後の成長を暖かく見守っていければ・・・と考えています。

 

 

 

おつきあいいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

 

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