こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

三菱HCキャピタル【8593】について〜22回連続増配(会社四季報ランキング4位)

初投稿:2021.3.22、更新日:2022.1.31

こんにちは!

この記事は、三菱HCキャピタル【8593】に関心のある方に向けた株主としてのコメントをまとめたものです。

2022年3月期(中間)の株主通信を読んだ感想等を追記し、記事を更新しています(更新箇所は青字です)。

【目次】

f:id:cogepan20:20210322133115j:plain

1 三菱HCキャピタルについて

⑴  会社概要

オリックスと双璧をなすリース会社です。

2021年4月にに三菱UFJリース日立キャピタルが統合して誕生しました。

会社四季報で連続増配企業第4位と位置付けられています(1位は花王の31回)。

株主にとってはありがたいことです。

経営理念

『私たちは、アセットの潜在力を最大限に引き出し

社会価値を創造することで、

持続可能で豊かな未来に貢献します』

ちょっと抽象的な経営理念ですが、アセットがキーワードと考えます。

経営ビジョン

●地球環境に配慮し、独自性と進取性のある事業を展開することで、社会的課題を解決します。

●世界各地の多様なステークホルダーとの価値競争を通じて、持続可能な成長を目指します。

●デジタル技術とデータの活用によりビジネスモデルを進化させ、企業価値の向上を測ります。

●社員一人ひとりが働きがいと誇りを持ち、自由闊達で魅力ある企業文化を醸成します。

●法令等を遵守し、健全な企業経営を実勢んすることで、社会で信頼される企業を目指します。

・・・欠落のない網羅的なビジョンだと考えます。

特に、社会的課題の解決持続可能な成長企業価値の向上の3点が柱と思います。

⑵  株主となったきっかけ

NISA枠に収まる株価で、配当の高さに魅力を感じたのが株式を購入した理由です。

そして、いきなりの臨時株主総会でしたが、総会を通じていい会社とつながりが出来て良かったと感じています。

株価上下しながらも長期では右肩上がり。

業務内容が複雑多岐にわたるので、いろいろ調べながらその良さを追求してみたいと考えています。

⑶  経営分析

2021年3月期のデータをもとに分析しています。

収益性

・売上高総利益率:17%

売上高営業利益率:7%

意外と低数値でした。

原価や販管費が多く収益性は高いとは言い難いです。

参考までにオリックスの場合は

・売上高総利益率:41%

売上高営業利益率:28%

です。

安全性

流動比率(200%以上が望ましい):200%

自己資本比率(30%以上が望ましい):14%

安全性については金融機関ということもあり資金効率の面から自己資本比率は低めになると考えます。

ただし、同じくオリックスの比較で考えるとオリックスの安全性のレベルには至ってはいないとは言えそうです。

流動比率(200%以上が望ましい):334%

自己資本比率(30%以上が望ましい):26%

効率性

・有形固定資産回転率:0.39

特筆すべきは、有形固定資産回転率の低さです。

大手不動産会社やJ-REIT並みに有形固定資産に多額の投資をしていることが明らかです。

内訳は分かりませんが、航空機やエンジン関連のリース業をしていることが関係しているのかもしれません。

f:id:cogepan20:20210322133054j:plain

 2 株主総会

⑴ 臨時株主総会

2021年2月26日(金) ホテルニューオータニ ザ・メイン

三菱UFJリース日立キャピタルとの合併契約承認の件を含め8議案が上程されました。

合併により、総資産額でみた場合10兆円となり、業界内の地位が4位から、3位の三井住友ファイナンス&リースを抜いて2位に向上。

1位のオリックスの13兆円に迫る規模です。

広い会場で、数十人の株主が参加。

ソーシャルディスタンスを確保するなど、コロナ対策もしっかりとされていました。

パワーポイントの配布資料を用いて、合併の理由と期待される効果などについて社長が分かりやすく説明されました。

質疑応答

Q.日立キャピタル株主優待はどうなるのか?

A.申し訳ない株主優待はなくなる。今後は配当により株主還元に力を注ぐ(海外投資家の意向を含む)。

Q.定款の変更が既存の損害保険に与える影響は?

A.既存事業への悪影響は回避する方針。

Q.合併によるデメリットは?コストはどうみつもっているのか?

A.(コストの見積額を説明の上)リスク管理の徹底を図る。

Q.オリックスとのビジネスの差別化は?

A.オリックスは水族館経営とうハイリスク・ハイリターン経営、弊社は得意な分野でのスケールメリットを追求していく!

決議事項は拍手をもって承認され、滞りなく総会は終了しました。

新しい称号は

三菱HCキャピタル株式会社

となるそうです。

⑵  株主還元等

配当

過去の配当の推移は以下の通りです。

毎年増配をしているのはすごいことであり、かつ、ありがたい銘柄です。

2014年3月期:8.0円

2015年3月期:9.5円

2016年3月期:12.3円

2017年3月期:13.0円

2018年3月期:18.0円

2019年3月期:23.5円

2020年3月期:25.0円

2021年3月期:25.5円

2022年3月期(予想):26円

株主優待

なし

株主総会の会場となったホテルニューオータニ

f:id:cogepan20:20210322133129j:plain

3 株主としてのコメント

⑴  今後の方針

NISA口座で保有しているため、5年以内に売却せざるを得ません。

特定口座で買い増しも考えています。

何故か、家族が自分の気づかない間に、株主になっていたことを最近知りました。

日銀もETF買いは日経平均ではなくTOPIXに変更。

グロース株からバリュー株に注目が集まる昨今、長期で保有する方針です。

⑵  株主通信を読んで

株主通信を読んで2つの記事に関心を持ちました。

経営統合/PMI(経営統合プロセス)

以下の3つの側面からシナジー効果を最大化する取り組みが示されていました。

経営資源シナジー

●営業シナジー

●投資シナジー

二つの巨大会社が一つになってそのシナジー効果をいかに出していくか興味深いところです。

少なくとも、みずほ銀行のような統合失敗は避けられそうだと考えます。

注力領域

下記の5つの注力領域が示されていました。

●社会資本/ライフ

●環境・エネルギー

●販売金融

●モビリティ

●グローバルアセット

良いことだと思います。

不動産会社で少数精鋭で頑張っているヒューリックも、重点地域(銀座、浅草、渋谷、新宿)を決めて収益を上げています。

経営資源の有効活用として期待しています。

4 まとめ

三菱HCキャピタルについてオリックスとの比較を踏まえて述べてきました。

経営分析ではちょっと負けているものの、22回連続増配はすごいことだと評価しています。

おそらく会社も連続増配記録の更新を意識した経営がなされると考えます。

その意味で、市場のグロースからバリューの流れと共に今後の企業価値向上が期待できます。

お読み頂き、ありがとうございました。

 

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#株式 #投資 #資産運用 #株主総会 #三菱HCキャピタル