こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

ジャパンホテルリート投資法人【8985】〜投資主総会雑感

投稿日:2020.10.6、更新日:2021.12.8、2023.12.

こんにちは!

この記事はジャパンホテルリート投資法人について、株主としてのコメントをまとめたものです。

なお、2023年11月に投資主総会に参加したときの記事を追記しています。

・初めて購入したリート

・ホテル宿泊が趣味となる

保有されているヒルトン東京お台場】

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1 ジャパンホテルリート投資法人について

⑴  法人の概要

シンガポール系ファンド会社をメインスポンサーとするホテル特化型のJ-REITで、共立メンテナンスオリックスが関与しているとのこと(四季報より)。

⑵ 投資主になったきっかけ

2020年4月9日に1口打診買いしました。

ちょうどコロナ禍が不動産事業、とりわけホテル事業を直撃していた時期。

株式会社のように倒産して有価証券が無価値になるかもしれないという懸念はありました。

でも、調べてみると過去に運用が厳しくなったリートは合併されていたようなので、価値がゼロになることはないと考え購入。

初めてのリートでした。

2 第21期中間報告を受け取って

決算期が12月です。

今回は6月時点の中間決算の報告でした。

無配であることが記されていました。

業績悪化は織り込み済みでしたので特に驚きはありません。

報告書で印象的だったのは、株主優待に相当する投資主優待。

10口以上で、ベストレートの10%引きで対象となるホテルに宿泊できるそうです(適用除外日があるので要注意)。

リートが保有しているそうそうたるホテルを眺めるのは気持ちが良いものです。

一番注目したのは、報告書の最後にサステナビリティという項目。

そこにはヒルトン東京お台場が既存ホテルでは初となる「CASBEE建築評価認証」を取得した旨、記載されていました。

世界中の機関投資家投資対象としてESGs(環境・社会・ガバナンス)を重視するなか、時流に沿った対応がなされていると思いました。

ここでの、認証についての評価のポイントとしては

・細やかな権利区管理と部分的な改装の積み重ね

・植栽や周辺街並みへの調和等

・上水・廃棄物・非再生資源の使用量削減

が挙げられていました。

さっそく、ヒルトン東京お台場で「周辺まちなみへの調和」を確認することに!

 

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お台場の街に加え、うろこ雲とも見事に調和している様子がうかがえました。

 

【投資主総会の案内掲示板】

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3 投資主総会

⑴ 第12回投資主総会 2023年11月22日(水) ベルサール八重洲

主な質疑応答

Q.役員選任の根拠について

A.監督を行える人物を選任している。

具体的には倫理観があり専門的な知見を有する人物である。

Q.任期途中で辞任する理由について

A.役員選任を前倒しにして、投資主総会の時期に合わせるよう調整するため。

Q.役員の必要性は?

A.法律の定めによる。

Q.役員は普段何をしているのか?

A.月に1回資産運用会社から報告を受けつつモニタリングをしている。

決議事項

・規約一部変更の件

執行役員1名選任の件

・監督役員3名選任の件

・補欠執行役員1名選任の件 

拍手を持って承認・可決されました。

なお、新旧役員の紹介がなされました。

投資主総会雑感

ゆるーい感じの会議でした。

議長は原稿棒読み、質問については事務局からのサポートがなければ答えられず、投資主を増やす努力などは見られず(今時、コロナ禍を理由に運用説明会をしないなど理解不能)など、普通の株主総会では考えられないような会議でした。

投資主から質問が挙がったように、

「この役員人達、仕事しているのかな?」

と大半の投資主が疑問に思ったと思います。

こんなことが可能なのは法律が時代にあっていないため。

法律については所要の改正をして、投資法人が上場企業並みの”活動”ができるようにすることは必要。

J-REIT指数がイマイチなのも、金利の影響(DPUやリスクプレミアムは好調)だけでなく、投資法人の自助努力不足もあるように感じました。

⑵  第11回投資主総会 2021年11月25日(木) ベルサール八重洲

決議事項

・規約一部変更の件

執行役員1名選任の件

・監督役員3名選任の件

・補欠執行役員1名選任の件

総会は、執行役員の挨拶で始まりました。

投資主は二十数名程度参加していたようです。

いつもなら、総会の後に「運用状況報告会」が開催されていたようですが、コロナ禍を理由に今回は残念ながらありませんでした。

また、議案については質問は基本的なものが一つほどありましたが、粛々と会議は進み、30分足らずで終了しました。

ちょっと物足りない気持ちもありましたが、次回からはもう少しよく会社のことやリート、ホテル業界について勉強した上で参加しようと感じました。

 

【投資主総会の会場 ベルサール八重洲

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4 投資主としてのコメント

ふつうリートは価格が比較的安定していて配当が高いとされています。

けれども、コロナショック直後に購入した際は、配当はありませんが、値上がり益は約2万円(投資金額は35750円)と利が乗っています。

NISA口座で購入しているので、現在の上昇トレンドが天井を打つまでは保有する予定です。

マーケットを直視し、先入観を排し、自分なりに調べ、勇気をもって投資することの大切さを学びました。

JHRの購入がその後の趣味としてホテルの宿泊を楽しみながらいろいろ勉強するきっかけとなっています。

都心では、ペニンシュラ、パレス、椿山荘、シャングリラ、キャピトル東急等に宿泊しつつホテル滞在はもちろん、豊かさを実感する有意義な経験を積み上げています。

ちなみに、今までで読んだ本の中では、下記の本が一番役に立っています。

5 まとめ

ジャパンホテルリート投資法人について述べてきました。

初めて購入したJ-REITで、タイミングが良く含み益を抱えています。

ただし、株価の推移は横ばいであり、そのあたりこことに問題意識を持ちつつ投資主総会に参加したところ、期待できるような話は得られませんでした。

機会損失とならないように、JHRの奮起、J-REIT全体の底上げ引いては日本経済の復活を祈念します。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

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