こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

ヤーマン~インバウンドを越えた成長模索

こんにちは!

 

こげぱんです。

 

この記事は、ヤーマンの株式に関心のある方に対して、個人投資家としての所感をまとめたものです。

 

 

 

 

【目次】

1 ヤーマンについて

 ⑴ 会社概要

 ⑵ 株主になったきっかけと株価が下がる3つの要因

 ⑶ 経営分析

2 株主還元等

 ⑴ 配当

 ⑵ 株主優待

 ⑶ 株主総会のお土産

3 株主としてのコメント

 ⑴ 2020年株主総会の様子

 ⑵ 対処すべき課題

 ⑶ 今後の方針 

 

【100株2年未満株主向け株主優待】 

 

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1 ヤーマン について

⑴ 会社概要

美容健康機器の研究開発・製造・輸出入販売が主な事業です。

 

販売チャンネルごとに①通販部門、②店販部門、③直販部門、④海外部門から構成されています。

 

この中で、地上波を中心としたテレビ通販やカタログ通販が好調だった通販部門のみが売上高が前年比30.6%増と堅調だったほかは、インバウンド需要低迷等の理由から大きく落ち込んでいます。

 

⑵ 株主になったきっかけと株価

2019年のNISA口座の枠に収まりがいい株価だったので昨年末に購入しました。

 

4月決算銘柄、株主優待有り、東京本社ということも買いの理由です。

 

タイミングが悪くその後コロナ禍に突入しますが、購入時点でかなり底這い状態だったため、現在の株価は反対に含み益を抱えている状態です。

 

また、株主総会において、副社長の退職慰労金贈呈の件が、議案として取り上げられてていました。

 

社長から、やりてであった副社長本人自身が新体制を希望した上での円満退社だということが強調されていました。

 

社内の内情は良く分かりません。

 

株主としては株価に与える影響を踏まえると、今回の副社長の退任が滞りなく実施され、新態勢にスムーズに移行できたことは喜ばしいと考えます。

 

⑶ 経営分析

・収益性

 

今期は減収減益でしたが、売上高総利益率は65%、営業利益率は11%でした。

 

コロナ禍においてまずまず、奮闘したのではないかと思います。

 

通販部門における、テレビショッピングの力を改めて見直しました。

 

また、海外部門における韓国向けの販売の落ち込みについては、実は免税品店での中国向けが大半だとの説明でした。

 

・安全性

流動比率約393%(目安として200%以上が安全)

負債比率29%(目安として100%以下が安全)

自己資本比率は77%(目安として30%以上が安全)

 

貸借対照表の中の「利益剰余金」の項目は会社がこれまで稼ぎ出した利益が計上される項目ですが、130億円を超えています。

 

 

長い間の利益が積みあがっています。

 

・効率性

 

メーカーとしてみた場合、売上債権回転率や棚卸資産回転率は業界平均程度です。

 

けれども、有形固定資産回転率30を超えており、業界平均の3を大きく上回っています。

 

土地、建物、設備等をうまく活用しつつ効率的な経営がなされていると考えられます。

 

2 株主還元等

⑴ 配当

1株あたりの配当は1.8円で総額約9900万円。

 

当期純利益が約13億2200万円。

 

よって配当性向は、約7.6%

 

配当性向が低いことと、一株当たりの配当が1.8円という何とも中途半端で少額な金額にはびっくりしました。

 

株主の中に創業者一族が多いことから、配当を抑えたのか株主還元にそれほど熱心でないのかは分かりませんが、経営陣の考え方が良く分かりません。

 

⑵ 株主優待

カタログに記載された自社商品セット等の中から1点選択

 

100株以上  継続保有期間が2年未満:5,000円相当

                    2年以上:10,000円相当

500株以上  継続保有期間 2年未満:14,000円相当

               2年以上:20,000円相当

 

 

⑶ 株主総会のお土産

 

なし

 

3 株主としてのコメント

⑴ 2020年株主総会の様子

 

 2020年7月29日(水) ホテルイースト21東京 3階「永代の間

 

 

コロナ禍で簡素化された総会が多い中、株主からも積極的に質問を受けたいという姿勢だったようです。 

 

株主からは、1000株保有株主に対する優待の新設を提案するものもあったようです。

 

 

 ⑵ 対処すべき課題

 

多くの会社が、対処すべき課題として、コンプライアンス強化、人材育成、財務基盤の拡充などの総花的かつ表層的なことをあげる会社が多いですが、ヤーマンは一味違っていました。

 

①お客様の理想の美しさを叶える、夢や驚きのある製品・商品の提供

 

②ヤーマンブランドの確立

 

③美のプラットフォームづくり

 

の3点を取り上げており、独自の経営戦略が具体的な課題に落とし込まれていると考えます。

 

美容健康関連業界において他社がまねできない製品の実現によって差別化を図るために、研究開発から製造そして販売までを一貫した経営方針のもとしっかりと取り組んでいく姿勢が伺えます。

 

話は飛びますが、ジョンソンアンドジョンソンに買収されて上場廃止となったドクターシーラボに、同じ業界、研究開発に強み、テレビ通販で売り上げアップなど、ちょっと重なる部分を感じています。

 

 

⑶ 今後の方針

昨年度NISA口座で保有しており、幸い含み益を抱えていますのでしばらくはホールドしていこうと考えています。

 

申し訳ありませんが、ヤーマンの製品を使ったことがないので、優待を利用して製品を使ったコメントも、適時、更新時にアップしていきたいと思います。

 

今後の会社とのつきあいに期待しています。

 

おつきあいいただき、ありがとうございました。

 

 

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。