こげぱんの資産運用

ピンチはチャンスなりをモットーに株式投資を中心とした資産運用についてつづります

セラク【6199】について~人材創出企業としてのビジネスモデル

投稿日:2021.11.29

こんにちは!

この記事は、東証1部銘柄のセラク【6199】に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。

・人材創出企業としてのビジネスモデル

・株価低迷の理由は?

【目次】 

 

株主総会会場となったベルサール新宿グランド】

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1 セラクについて

⑴ 会社概要

HPをみると、「総合ITソリューションのセラクの文字が飛び込んできます。

また、セラクという社名は「静楽」を分かりやすくしたもので、水の流れが大河となって大海に通じるように大きく、強く、何物にも置かされないような存在にへの意味合いが込められているそうです。

■経営ビジョン

持続可能な社会の実現に貢献する

■経営方針

教育力による人材育成と技術研究開発をベースに、未来の社会の問題をITで解決する事業を創造します。

■行動方針

新しい商品、サービス、仕組を創造し、実現し続けることに価値を置く集団である

■セグメント

・システムインテグレーション事業(70.7%)

・デジタルトランスフォーメーション事業(26.2%)

・機械設計エンジニアリング事業(3.1%)

・その他(0.0%)

⑵ 株主になったきっかけ

8月決算企業で業績好調なIT企業ということで2021年に購入しました。

農業IoTへの進出に魅力を感じています。

ユーチューバーの方の中には、テンバーガー候補と位置付ける方もいます。

けれども業績が右肩上がりに比べると株価はやや低迷しています。

⑶ 経営分析

■収益性

・売上高総利益率:24%

売上高営業利益率:9%

収益性は高いと思います。

ただし、会社の説明によると採用人数が例年200~300名のところ、直近で約460名程度採用したことからそのコストの影響が出ているとのことでした。

■安全性

流動比率:420%

自己資本比率:78%

短期的にも中・長期的にも安全性は問題ありません。

さすが、34期の株主総会を迎える会社だけあってコロナ禍での守りの経営は万全です。

■効率性 

・有形固定資産回転率:約76

約2億円程の有形不動産を有していますが、効率的に使用されていると考えます。

 

株主総会会場で頂いたお水】

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2 株主総会

⑴ 株主総会

第34期株主総会 2021年11月25日(木) ベルサール新宿グランド

席にい・ろ・は・すが置いてありました。

うれしい気配りです。

社長のあいさつと、ビデオによる事業報告、議案の説明がなされました。

質疑応答は、株主の質問に対してまず担当役員が答えその補足を社長がされるというスタイルでした。

役員の答弁能力向上と株主の経営陣に対する理解の深化という点で良いやり方だと考えます。

■質疑応答

Q.農業IoTの市場規模と事業展開は?

A.みどりクラウドの場合、2600台普及で月額利用料1250円程度。

今後は、1万台普及で1万円の利用料(1億/月)を頂けるサービスを目指す。

さらに、畜産分野や海外転換を見据えている。

よって、市場規模としては膨大な規模となる(農業規模としては100万の農家が10万に統合されていくと予想しその10%として1万台を積算)。

Q.中期経営計画(売上高150憶⇒500憶)は可能か?

A.セラクは人材創出企業というビジネスモデルなので、採用が計画通りいけば計画は達成できる。

併せて、ヘルスケア分野への進出、M&Aによる成長加速を実施していく。

Q.今期の業績、配当性向の低さ、みどりクラウドの採算について

A.業績については大幅な人員採用の影響がでている

配当性向は6.27%であるが、今後は徐々に伸ばしていく。

みどりクラウドの採算は”トントン”で黒字化できるめどは立った。

Q.どのようにして多くの人材を採用しているのか?

A.採用拠点がほぼ全国にあり体制がととのっている、広告費にお金をかけている、数多くの人材紹介会社とのネットワークがあることが人材採用の強み。

また、中途未経験者の採用を年間を通じて行っている。

さらに、将来は自社メディアを持ちYouTubeを活用した採用にも注力する。

Q.人材研修はオンラインで実施しているのか?

A.初期の研修は対面とオンラインによって実施。

継続研修はオンライン中心。

Q.会社四季報によると社員の平均給与が360万円となっていて少ないのでは?

A.新規に大量に採用しているため、平均値が下がった。

⑵ 株主還元    

■配当

2021年8月期:一株当たり5円60銭

毎年増配をつづけている。

株主優待

 なし  

ベルサール新宿グランドのロビー】                

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3 株主としてのコメント

⑴ 人材創出企業としてのビジネスモデルと株価動向

全国からIT未経験者を常時採用し、短期間で戦力化し、計画を達成していくビジネスモデルであることが総会を通じて良く分かりました。

そのための、態勢づくりも長い年月をかけて磨きをかけてきたものと推察します。

注意すべきは、景気が上向きとなり大量に人材を採用している間はその人材育成コストがかかるため業績が滞り株価が振るわなくなる一方、景気が下向きになり採用をストップすることで利益率が高まり株価に好材料となるタイミングの難しさ(タイムラグがあるということ)。

ちょうど、アフターコロナの今は採用コストに耐える時期のようです。

長期投資向けの銘柄かもしれません。

⑵ 謙虚な姿勢

株主総会の会場に水が配られていました。

そして、質疑応答において、非常に丁寧に株主の質問に答えていただきました。

さらに、総会終了後に社長他役員の方が、株主を見送られていました。

人を大切にする会社だけあって、株主に対する配慮も大きなものを感じました。

4 まとめ

人材創出企業としてのビジネスモデルを持つセラクについて述べてきました。

長い時間をかけて人材採用体制を整えたのが会社の強みのひとつだと感じました。

同様に、農業IoTやヘルスケア分野に対しても長い時間をかけて着実な成果を出すものと考えます。

人材採用コストと利益率の上下が気になるところもありますが、長期的な視点で付き合っていければと考えます。

 

お読みいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #セラク

  

霞ヶ関キャピタル【3498】について~5年後に今の利益の10倍を稼ぐ予定

投稿日:2021.11.22、更新日:2021.12.6、2022.5.1

こんにちは!

この記事は、マザーズ銘柄の霞ヶ関キャピタル【3498】に関心のある方に向けた、株主としてのコメントをまとめたものです。

なお、企業説明会の記事を追加して記事をアップデートしています(更新箇所は青字です)。

・テンバーガー候補としての評価

・懸念事項は?

【目次】 

霞ヶ関の官庁街(財務省前)】

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1 霞ヶ関キャピタルについて

⑴ 会社概要

物流施設やアパートメントホテルなどの不動産投資商品を組成・運用する急成長起業です。

企業理念 

その課題を、価値へ。

Turning Challenge into Value

行動指針

速く。手堅く。力強く。

Be Bold, Reliable and Swift。

セグメント

●不動産コンサルティング事業

不動産に関するコンサルティング、開発

自然エネルギー事業

太陽光及び風力発電施設からの売電、太陽光及び風力発電施設の開発

関与している主な市場

●物流関連市場

●ホテル関連市場

●国内再生可能エネルギー市場

⑵ 株主になったきっかけ

投資系ユーチューバーの推奨で知り、それ以降ウオッチしていました。

8月決算企業(毎月株主総会参加の一環)で、業績も好調、しかも株主優待も充実していることから2021年3月に購入。

8カ月ほどの保有で、株価は2.8倍になっています(その後株価は急落して行って来い状態)。

【会社の所在地でもあり株主総会が開催された霞ヶ関コモンゲート西館】

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⑶ 経営分析

収益性

・売上高総利益率:31%

売上高営業利益率:9%

売上高総利益率(粗利率)が3割ということで比較的高収益と考えます。

また、売上高営業利益率が9%と考えると優良株(10%以上)としては少し物足りない数値です。

全体として、収益性は良いと考えます。

けれども、これだけでは株価急騰の理由の説明にはなりません。

成長性

注目すべきは成長性です。

予想される売上高のCAGR(年平均成長率):46.3%

と成長性が著しいことが分かります。

さらに決定的だったのは中期経営計画(霞ヶ関キャピタル2.0)。

2021年8月期の純利益が約8億円に対して

2026年8月期の純利益が100億円という計画を発表したことから急騰が始まりました。

計画通り5年間で利益は10倍以上となれば、株価も10倍(テンバーガー)となり得ます。

これが、株価急騰の根拠です。

そして、その計画にリアリティを持たせるよう矢継ぎ早にIRを連発し、投資家に対して事業の進捗状況について情報を発信し続けている状況です。

安全性

流動比率(200%以上が目安):259%

自己資本比率(30%以上が目安):33%

短期的な安全性は流動比率が高く問題ないと判断します。

長期的な安全性では自己資本比率がやや低めと考えます。

なお、社長の決算説明の動画では、自己資本比率30%で問題ないとのコメントがありました。

効率性

有形固定資産回転率:4.36

不動産を保有しないディベロッパーであることから、有形固定資産回転率は他のディベロッパーよりも10倍近く高い数値です。

株主総会の案内板】

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2 株主総会

⑴ 事業説明会

日本証券新聞社個人投資家向けIRセミナーとして霞ヶ関キャピタルの事業説明会2022年4月22日(金)日本証券会館にて実施されました。

会場は多くの方で賑わっており、投資家の関心の高さが伝わってきました。

時間は約1時間、質問も活発でしたが司会の女性の方が慣れているご様子でしたので、滞りなく実施されました。

社長から「社会課題解決企業」、「不動産を保有しないディベロッパー」、「5年後に今の利益の10倍を稼ぐ予定」という3つのキーワードに沿って説明がなされました。

特に、10倍の件についてはこの発表とともにテンバーガー候補銘柄として株価が2021年秋に急騰しています。

概要については下記の通りです。

社会課題解決企業

ビジネスポリシーとして下記のように会社の成長をより良い社会に結びつけていることが上手だと考えます。

●EC社会への対応(倉庫不足)→物流施設開発

●環境問題・地球温暖化問題→冷凍冷蔵物流施設開発

●地方創生→アパートメントホテル開発

●高齢化問題→ヘルスケア関連施設開発

●エネルギー問題→再生可能エネルギー開発施設開発

不動産を保有しないディベロッパ

通常のディベロッパーは土地を仕入れてから開発を終えるまで3〜5年を要する。

これに対して、霞ヶ関キャピタルは開発する手筈を半年で整えて土地を売却している。これにより、通常の開発に比べて6〜10倍効率的に資金を運用することができる。

併せて、事業リスク・財務リスク低減にも寄与する。

5年後に今の利益の10倍を稼ぐ予定

5年後(2026年8月期)に今の利益(約8億円)の10倍(営業利益200億円、当期利益、100億円)を目指す要領は下記の通りです。

中期経営計画としては数値化もされており説得力のあるものと考えます。

コンサルティング型(KC1.0)

土地売却によるキャピタルゲインコンサルティングによる運用フィー及び成功報酬

(収益化が早く、資金効率を高めた経営が特徴)

●パートナーシップ型(KC2.0)

JV(ジョイントベンチャー)出資比率に応じた運用フィー及び開発利益

(収益化のタイミングは遅くなるが総額は大きくなる)

事業説明

●物流施設開発事業

自然冷媒を用いることによりオゾン層の影響や温室効果を避けることができるのが特徴。

今後、設立後30年以上経過している冷凍冷蔵庫の立て替え需要が順次到来すると考えられています。

●ホテル

FAVホテルは「広くて」、「安くて」、「かっこいい」ホテルを目指したもので、現在4軒が稼働中。

4人で宿泊が可能で、合計1万円台(一人当たり5千円程度)。

チェックイン・チェックアウトは無人を利用するようにしているが、1階のレストランの担当者にフロント対応を依頼している。

ホテル経営の現状については

・コロナ前の稼働率:63%

・コロナ中の稼働率:23%

一般にホテルの損益分岐点

・シティホテル:稼働率60%

・ビジネスホテル:稼働率40%

これに対してFAVホテルの場合

・FAVホテル:稼働率15%

●レジデンスファンド

三井物産デジタルアセットマネジメント組んで200億円規模にて地方の物件をデジタル化して小口の証券として売り出すもの。

それは、J-REITの場合に大都市圏の物件(10億円程度)しか買わないことに対し、デジタル証券として4〜5億程度の地方の物件にも投資をすることで活性化に繋げたいという思いがある。

ホスピス終末医療

市場規模は現状50兆円だが将来は85兆円を見込んでいる。

より良い環境の高齢者向け住宅を北海道に展開中である。

主な質疑応答

Q.金利上昇の影響について

A.ダメージは受けるが(「不動産を保有しないディベロッパーのため」)相対的に小さいと考える。

Q.出口戦略について

A.ファンドやJ-REITにも参入していきたい。

Q.売上が1/四で小さく4/四で大きくなる理由について

A.不動産が最も多く流通するのが2〜3月なので、ここで仕込んで半年で8月の決算につなげることによる。

平準化には努めている。

Q.社長のプロフィールについて

A.世界最古の不動産グループである英国のグロブナーという会社の日本法人に勤務していた。

Q.物流のリーシング(賃貸収益性確保のためのサービス全般)について

A.社内にリーシングチームを有している。

Q.今後の公募増資について

A.否定はしないが、現状は十分な資金を得ている。

昨年公募増資で調達した資金を用いて36億円の仕込みが完了している。

2000億円規模の物流事業が可能。

チケットのプレゼント

FAV宿泊時に利用できる10%割引券をいただきました。

「次の株主総会では配布するのか?」ちょっと気になりました。

【お土産の宿泊チケット】

⑵ 株主総会

第10期定時株主総会 2021年11月29日(月)霞ヶ関コモンゲート西館

社長のあいさつに続き、事務局の報告、監査報告、スライドによる事業報告がなされました。
再び社長から、対処すべき課題、事業紹介がなされ、課題解決企業としての冷凍冷蔵庫や自然エネルギー(環境問題解決)、保育園の開発(待機児童問題解決)などの位置づけが語られました。
議案上程に続き質疑応答になりました。
■質疑応答
Q.コロナ禍を考えると出社率が高いのでは?
A.緊急事態宣言中は要政治従い出社率は2~3割。
緊急事態が解除された現在は事業の状況を考え7~8割。
柔軟に対応できる態勢である。
Q.役員11名というのは少し多いのでは?
A.ガバナンス強化のためにはむしろ少ないとすら考える。
Q.三菱HCキャピタルとの今後の取組は?
A.当社はお金を借りて事業を展開するコンサルティングデベロッパーである。
よって、三菱HCキャピタルのような質の高い投資家とのパートナーシップが重要である。
Q.従業員の平均勤務年数が1.4年と短く、働きにくい環境なのでは?
A.勤務年数が短いのは、上場して3年がたち多くの新入社員が入社したため。
また、働きやすい環境にも配慮しており、女性も40%を占め産休後に復活する社員も少なくない。
Q.三菱HCキャピタルにも優秀なコンサルタントはいる。御社に期待したのは何か?
A.当然三菱HCキャピタルにも優秀な人材がいると拝察する。
相手の社内のことは分からない。
ただし、当社の強みはソーシング(物件を取ってくる力)だと認識している。
Q.OYO Japanを買収した不動産テック事業の展開は?
A.アマゾンを見てもテック事業で利益を出すには長い年月がかかる。
OYO Japanの件は、公平を期すためにも事業計画が整ってから発表する。
ただし、方向性としては不動産の効率化を考えたものとなる。
Q.中期経営計画実現に伴うリスクの認識は?
A.様々なリスクがあると考えるが、当社がコントロールし得るリスクとしては人材があり、人を拡充により筋肉アップが大切と認識。
Q.海外と異なり日本のリートが充実していないのはなぜか?
A.ご指摘の通り海外では刑務所リートなど、多様な商品がある。
当社としては、逆にそれをビジネスチャンスととらえ事業を展開していきたい。
■議案
・剰余金処分の件
・定款一部変更の件(監査当委員会設置会社へ)
・取締役印7名選任の件
・監査当委員である取締役4名選任の件
・取締役の報酬等の額決定の件
・監査当委員である取締役の報酬等の額決定の件
・取締役に対する譲渡制限付き株式の付与のための報酬決件
・取締役に対するストック・オプション報酬額及び内容決定の件
承認可決されました。

⑶ 株主還元    

配当

2021年11月期:一株につき40円

株式分割前の株式数を基準

株主優待

8月末日の株主に対して株数と保有期間に応じて霞ヶ関キャピタル・プレミアム優待倶楽部」で使えるポイントを頂けます(下のカタログの写真をご覧下さい)。

また、同ポイントを「WillsCoin」に交換することでプレミアム優待倶楽部を導入する各種企業の株主優待ポイントと合算が出来ます。

今回は包丁を頼みました(下の実物の写真をご覧下さい)。

注文してから1週間ほどで届けていただきました。

我が家の厨房にて活躍中です。

 【株主優待のカタログギフト】

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3 株主としてのコメント

⑴ 調和のとれた経営

調和とは異なる複数の要素のバランスがとれている状態を意味します。

ではどのような異なる要素のバランスが取れているのでしょうか。

ア 攻めと守り

野心的な中期経営計画で成長のための攻めの姿勢をアピールするとともに、配当や株主優待を充実させ守りも徹底しています。

株主還元の充実が守りにつながることは、

マクドナルドに異物混入事件が発生した時に株価があまり下がらなかったこと

オリックスリーマンショックで株価暴落したことからふるさと優待等の株主還元に力を注いでいること

などから明らかです。

イ 40代の社内取締役と60代の社外取締役

経営というのは、多面的な判断が求められるものです。

デフレの平成の時代の取締役だけでなくインフレの昭和の時代を知る社外取締役のが加わることにより、よりリスク管理が高まると考えます。

ウ コンサルティング型とパートナーシップ型の収益構造

コンサルティング収益構造とは土地売却によるキャピタルゲインコンサルティングによる運用フィー及び成功報酬によるもので、収益性が高く資金効率を高めた経営が特徴とされています。

これに対して、パートナーシップ型の収益構造とはJV(ジョイントベンチャー)の出資比率に応じた運用フィー及び開発利益によるもので、収益化のタイミングは遅くなるが総額は大きくなる特徴があるとのこと。

このような相互補完関係の収益の柱を構築することも調和のとれた経営と考えます。

エ 売上高、総資産、時価総額

成長を続ける企業は、時価総額、売上高、純資産、の割合が1:1:1となることが多いといわれます。

霞ヶ関キャピタルの場合は以下の通りです(2021年11月下旬時点)。

時価総額:360億円(55%)

・売上高:140億円(22%)

・純資産:150億円(23%)

となっています。

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テンバーガー候補と呼ばれる会社のほとんどが時価総額が80~90%が多い中、株価急騰中にもかかわらず55%というのは”バランスがいい”と考えます。

ちなみに、株価が急騰する前は時価総額は150億円前後でした。

⑵ 気になる点

ア 組織力
物流不動産が大きな収益となっていますが、経営体制を見ると現任の取締役執行役員物流本部長兼物流事業部長の杉本亮氏は2020年6月に入社したばかり。
勤務期間はわずか、1年半。
そのような短期間でこれだけ事業を拡大した実績は見事です。
けれども、逆に考えればこの業績は個人の力量や人脈に依存した属人的なものと言えるかもしれません。
このことは、株主総会招集通知記載の対処すべき課題の1項目目に
①不動産コンサルチング案件の開拓
 ・・・さらなる事業の拡大には組織だった案件ソーシング必要であります。・・・
との記述される問題意識と一致します。
より多くの経験豊富な人材の獲得と教育・研修等による人材の底上げの成否が今後の業績を左右すると考えます。
イ 期ずれの影響
不動産投資商品の売却は必ずしも計画通りいくとは限りません。
むしろ、期ずれが生じることで、四半期ごとの決算で市場の失望を誘うこともあると考えます。
例えば、M&Aキャピタルパートナーズという仲介M&A会社も少数精鋭で事業を展開していることから、期ずれがふつうに生じ、その都度株価が乱高下しています。
対策としてはそのような状況下における会社の説明責任をしっかり果たすことに尽きると思いますが、株主としてもそれなりの覚悟と理解が必要と考えます。
【頂いた株主優待の包丁】

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⑶ 株主総会に出席したコメント

野心的な中期経営計画を発表し、イムリーなIRにより投資家への説明責任を果たしている状況から、言葉の使い方が巧みな会社と思っていました。
けれども、今回の株主総会で、”あたりが強い株主”からの質問に対しても終始笑顔で社長が対応されている様子を拝見し、ノンバーバルコミュニケーションにも長けていると感じました。
言語と非言語の両方を駆使して株主との良好な関係を続けて欲しいと思います。
また、OYOの件では、全ての事業活動を計画的に行っているわけではないよう感じました。
始めに行動があり、PDCAサイクルを速く回して次の事業活動につなげる経営スピードの速さが会社の最大の武器かもしれません。
そのことは直近1年で、自然エネルギーから物流不動産(倉庫)に大きくビジネスをシフトして収益化に結び付けたことと符合します。
その意味で、株主として絶えず”学び”が得られる将来性のある会社と期待しています。
霞ヶ関コモンゲート西館からの眺望 皇居や霞ヶ関官庁街が見えます】

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4 まとめ

テンバーガー候補として期待され、株価も上昇途上にある霞ヶ関キャピタルについて取り上げました。
その株価上昇の原動力は、中期経営計画の中で明らかになった、現在の約8憶円である当期純利益を5年後には10倍以上の100億円に引き上げるとの成長に対する貪欲な姿勢です。
けれども、その実現のためには組織力の強化が不可欠であり、期ずれを理由とした株価の乱高下もあると思います。
株主総会参加を含め引き続き会社の理解を深めるとともに株主としての責務を果たして生きたと考えています。
お読みいただき、ありがとうございました。

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #霞ヶ関キャピタル

  

iDeCo(イデコ)について~投資実績と気をつけるポイント

こんにちは!
今回は、iDeCoについての話です。
本ブログの毎月行っている投資についてのふりかえりの記事の中でもiDeCoについては触れてきませんでした。
理由は、金融資産は換金できるものと定義されることが多いため、iDeCoは対象外と考えたからです。
マネーフォワードでもiDeCo年金の項目扱いです。
けれども、最近公開された『老後のお金がありません』で老後のお金に対する関心が高まっています。
個人的に相談を受けたりもしました。
自分自身、iDeCoを5年近く運用しています。
ということで、簡単にまとめてみました。
 
【目次】

iDeCoとは

iDeCoとは個人型確定拠出年金のことで、自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度です。
掛金を60歳になるまで拠出し、60歳以降に老齢給付金を受け取ることが出来ます。
”自分で育てる自分年金”と公式ホームページ(厚生労働省)に掲載されています。
国民年金が第1号被保険者である自分の場合は、毎月68,000円拠出できます(国民年金基金又は国民年金付加保険料との合算枠)。
でも、実際は付加年金を400円払っているので、67,000円の拠出となっています

iDeCoの良さ~3つの良し

iDeCoには税制上の優遇策が施されている点がいちばんの魅力です。
ノーリスク・ハイリターンと言えるかもしれません。
それは3つの良しで表現できます。
・買って良し:課税所得に対して掛金の所得控除が受けられます。
・持ってて良し:運用益が非課税となり再投資されるので複利の力が活かせます。
・貰って良し:もらうときに確定拠出年金を一時金で受け取る場合は退職所得控除、年金で受け取る場合は公的年金等控除が受けられます。

iDeCoで気を付けること

以前、iDeCoをやめようか迷っているという方から相談を受けました。
理由は「良く分からずあまり儲かっていないようだから」とのことでした。
どうやら、投資している商品が複利の効果が活かせるようなものでなく手数料だけはしっかり引かれていることが原因のようでした。
iDeCoの税制上のメリットを説明し、ご自分が複利の効果が得られるような金融商品に投資しているかどうかを確認するよう助言させていただきました。

iDeCoの投資実績

2017年1月からSBI証券iDeCoを始めました。
証券会社は手数料の安さと金融商品の多さで選びました。
金融商品は既に日本かに投資してましたので分散効果を狙って、外国株式とニューヨークダウに連動するインデックス型投資信託の2つを5年近く投資し続けています。
それぞれ、38%、33%の利回りが得られており満足です。
【マネーフォワードから】

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●まとめ

iDeCoについて、相談を受けたことや自分の投資実績を含めてまとめました。
とてもお得な年金制度ですが、基本を理解しないとその良さが活かせない一例を取り上げました。
意外とそのような方は少なくないのかもしれません。
あの、猫組長もiDeCoの利用を推奨していました。

制度自体がいろいろ改善され続けていますので、勉強を続けて上手に自分年金を育てていきたいと思います。

 
お読みいただきありがとうございました。
 

2021年10月の投資のふりかえり~経済的自由実現に向けて

こんにちは!

 

10月の投資成績は微妙でした。

・10月の株式投資の評価益は約4万円(本年の評価益は約194万円)

・10月の株式投資では約20万円の損切(本年の確定した利益は約95万円)

 

【目次】 

 

【10月半ばに旅行で訪れた秋田県田沢湖】  

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1 株式の売買 

⑴ 売却

・ヴィスコテクノロジー(NISA口座):100株(約1万円の利確)

・日本モーゲージサービス(特定口座):100株(約23,000円の損切)

・ストライク(NISA口座):100株(約187,000円の利確)

・PKSHA Technology(NISA口座):100株(約375,000円の損切)

全般として手持ち現金確保のため売却を進めました。

ヴィスコテクノロジーは長期間塩漬け状態でしたが、最近になって業績の良さから急騰しましたため、やれやれ売りで利益確定です。

株主優待目当ての日本モーゲージサービスは400株のうち優待影響しない100株を損切りし現金化しました。

ストライクもNISA口座の期限を前に利確(しかし決算発表好感により11月になって急騰、ちょっと早まった)

PKSHAは5年近く前にジャンピングハイキャッチした後に長期下落トレンドに巻き込まれ痛い損切!

しかも、NISA口座だから損益通算できません。

⑵ 購入

INPEX(NISA口座):100株

日本郵船(NISA口座):100株

両銘柄とも大型株である安定性に加え、高配当かつ好業績なので購入しました。

 

【マネーフォワードからの抜粋】

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株式の評価額は3,100万円前後で乱高下しています。

手持ち現金確保の必要性からNISA口座銘柄の売却するとともに、今年のNISA口座枠の利用も進めてきました。

選挙前ということで株価は大きく下落はしなかったものの思ったほど上昇しなかったというのが実感です。

2 配当

・バルニバーニ 1,000円(200株)

ファーストロジック 1,000円(100株)

・CRE 2,300円(300株)

  合計 4,390円

今月もありがたく配当を頂きました。

3 株主優待

10月に届いた主な株主優待は次の通りです。

ペッパーフードサービスから3000円分の商品券を頂きました。

また、CREから1000円分のクオカードを頂いています。

バルニバーニの食事券はスクラッチカード付でした。

偽造防止でしょうか?

ありがたいことです。

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4 株主総会

10月に実施された持株の株主総会は以下の3社です。

ファーストロジック

・CRE

・バルニバーニ

このうち、ファーストロジックとCREは参加し記事をアップしています。

よろしければご覧下さい。

 

cogepan20.hatenablog.com

 

cogepan20.hatenablog.com

また、バルニバーニは大阪開催のため不参加。

こちらの記事も更新していますのでよろしければ、お読みください。

 

cogepan20.hatenablog.com

 

f:id:cogepan20:20211030170558j:plain

5 投資信託等(iDeCoを除く)

 長期・積立・分散投資を実施しているのは次の9商品です。

積立投資を始めた年月も表示しています。

 

・ウエルスナビ :15万円/月(3万円×月5回) 

 2019年10月~:25カ月

セゾン投信:20万円/月(毎月4日、8日)

 2020年2月?~:21カ月

SBI証券で投資信託『ひふみプラス』:万円/

 2020年6月~:16カ月

SBI証券投資信託『SBI・V・S&P500』:1万円/

 2021年7月~4か月

さわかみファンド:1万円/月(毎月1日) 

 2020年8月~:15カ月

コモンズ投信:4万円/月(毎月1日) 

 2020年9月~:14カ月

マネックス証券eMAXIS Sim米国株式(S&P500):10万円/月(毎月1日)

  2020年9月~:14ヵ月

楽天証券でiFreeNEXT NASDAQ100インデックス:2万円/月

 2020年12月~:11カ月

コインチェックビットコイン積立:1万円/月 (毎月1日)

 2021年1月~:10カ月

 

現在の積立投資は毎月約55万円です。

手元資金も少なくなったので、運用利回りに応じて(マネフォ利用)積立金額を減らしています。

 

【マネーフォワードから抜粋】

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米国株の一時的な低迷の影響を受けた9月とは反対に10月は右肩上がり。

目安としていた投資信託2,000万円に達しました。

6 貸株金利 

SBI証券にて貸株をしています。

受け取った金利は下記の通りです。

10月の金利受取額 4,894.98円

9月とほぼ同額です。 

持株の中の高金利銘柄の推移

4月→5月→6月→7月→8月→9月の推移は

・サンアスタリスクは8.5%→10.25%→8.75%→7.5%→7.75%→8.25%→8.25%

ペッパーフードサービスは8.0%→7%→6.25%→3.25%→2.5%→2%→2%

7月→8月

・ニューラルポケットは4%→4%→4%→4%

8月

グローバルダイニングは2.75% →2.25%→2.25%

10月

霞ヶ関キャピタル

2.5%

サンアスタリスクは相変わらず人気ですね。

高い金利を払ってまでして株を借りて空売りして儲かると考える人が少なくないことを表しています。

また、霞ヶ関キャピタルの貸株金利の上昇が目立ちました。

株価も急騰しており目が離せません。

 

【バルニバーニの株主優待 メンバーズカードと食事券】

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7 気づき

10月の投資についての”気づき”は次の2点です。

⑴ 経済的自由実現に向けて

資産運用において自分が頑張るとともにお金にも頑張ってもらう仕組みづくりの大切さを実感しています。

おおまかに、前者をフロー利益、後者をストック利益ととらえた運用を意識して実施するようになってきました。

フロー利益とはキャピタルゲインのことで自分の判断に基づく株式売買によって確定します。

ストック利益とは株式の配当と投資信託やロボアドバイザーによる分配金の再投資による評価益の増加を意味すると考えます。

ストック利益を生み出す投資信託ロボアドバイザーの評価額が2,000万円を超えました。

これは、利回りが10%とすれば、1年間で200万円(税引き後でも160万円)いただけることを示しており、生活費の半分近くを賄える計算となります。

”利回り10%はちょっと高過ぎでは?”

と思われる読者もいらっしゃると思います。

基本的には利回り10%は容易ではありません。

でも、例えばウエルスナビではちょうど2年間で資産が1.3倍になったことから年率で考えると14%となり、利回り10%は決して不可能な数値ではありません。

そして、経済的自由とは

不労所得>生活費

と考えれば、ストック利益の増加が経済的自由実現の大きなポイントとなることは明らかです。

年間の生活費を400万円と仮定すると、現在2,000万円である投資信託等の資産を頑張って4000万円程度にするとほぼほぼ経済的自由を達成することができると考えています。

この点に着目して、経済的自由を目指して引き続き記事をアップしていきたいと思います。

⑵ 決算を意識した売買

決算マタギはするな!

と良くネットでつぶやかれています。

基本的には長期投資家なので決算のタイミングにはあまり注意を払ってきませんでした。

けれども今回、ストライクについては決算前に売却し、その後株価は急騰し、日本郵船では決算前に購入し大きな含み益を頂いています。

少なくとも、売買前後の決算のタイミングについては意識することが投資成績を上がるうえで大切だと感じました。

最後に

11月になりました。

報道でも11月は株価が上昇しやすい月と報じらています。

自分の昨年11月の評価益は200万円以上上昇しました。

楽しみな月です。

今後の株価にとってプラスの材料は、

衆議院選における自民党単独過半数の確保と財政政策への期待

が挙げられます(11月1日は3指数そろって2%を超える上昇)。

反対にマイナスの材料は

・米国における株価の割高感(急落の可能性)、FRB人事(特に、パウエル議長)

・引き続きチャイナショック(米中対立、恒大集団デフォルト、電力不足)

などです。

基本的には右肩上がりの上昇を見込みますが、ボラティリティの高い場面もあるでしょう。

”投資においては、先のことは分からない”

そのことを前提として、リスク管理を徹底しつつドルコスト平均法を継続し、荒れる相場と上手に付き合っていきたいと思います。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。

 

#資産形成 #資産運用 #投資 #株式 #株主総会 #配当 #株主優待 #投資信託 #ロボアドバイザー

  

CRE【3458】について

こんにちは!

この記事は、CRE【3458】に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。

・成長性と安全性

・物流不動産業界への期待

【目次】 

 

株主総会が開催された虎ノ門ツインビル】

f:id:cogepan20:20211028115848j:plain                     

1 CREについて

⑴ 会社概要

物流施設の賃貸管理、開発、アセットマネジメントを手掛ける会社です。

■理念

永:永続的な発展を使命とする

徳:自利利他の精神をもって事をなす

環:社会とのつながりを大切にする

■企業理念

私達の使命は真の価値を生み出し必要とされる企業グループで在り続けることです

■企業ビジョン

世界の人とモノをつなぐ物流インフラプラットフォームとしてNO.1企業グループ

※物流インフラプラットフォームとは 

「物流不動産」と「不動産の利用価値」の同時提供を実現し、物流サービスすべての基盤となる仕組み

とのことです。

■第2次中期経営計画(2022年7月~2026年6月)(2021.9.9)

事業利益を2倍にする計画

巣篭りを契機としたネット通販が今後も私達の生活に定着していくと思います。

そう考えると物流不動産ビジネスは業界として成長を続けると考えられます。

物流不動産の分野でストックビジネスとフロービジネスを両輪とした事業活動をする計画。

将来が楽しみです。

■セグメント

セグメントは次の3つです。

内訳は

ストックビジネス:不動産管理事業、アセットマネジメント事業

・フロービジネス:物流投資事業

となっています。

・不動産管理事業

 マスターリース、プロパティマネジメント、建設工事、リーシングを行っている。

※マスターリースでは、不動産所有者から物流施設を中心に一括で借り上げて運営・管理し、テナントへ転貸しを実施。

※プロパティマネジメントでは、物流施設や商業施設の賃貸管理を受託。

※建設工事では、不動産所有者への資産活用の提案や、修営繕、改造及び原状回復等の工事を実施。

※リーシングでは会社のマスターリース物件や物流投資事業にて開発した物件へのテナント誘致とそれ以外の物件へのテナント誘致を実施。

・物流投資事業

 物流に特化した施設開発に関して、マーケットリサーチ、用地情報入手、プランニング、用地取得、建設工事発注、テナント誘致から売却まで一貫して行っている。

・アセットマネジメント事業

 顧客である投資家に対して、収益不動産への投資機会や運用・管理サービスの提供を行っている。

⑵ 株主になったきっかけ

2021年5月にNISA口座で購入。

7月決算企業の中で好業績だったためです。

株価は8月下旬にピークを付けた後急落しています。

買値が安かったので含み益を維持しています。

⑶ 経営分析

■収益性

・売上高総利益率:22%

売上高営業利益率:12%

高収益です。

物流不動産事業が好調かつコロナ禍の影響が小さいためと考えます。

■安全性

流動比率:513%

自己資本比率:27%

短期的な安全性は問題ありません。

長期的な安全性については増資を行ったにもかかわらず自己資本比率は小さめ

けれども会社はマスターリース事業を柱としていることから、指標としては

ネットD/Eレシオが2.5倍以下

を基準にしているとのことです。

マネックス証券の銘柄スカウターによると、

ネットD/Eレシオ:114.3%

とやや高めです。

どちらかと言えば、金融業に近い業態なのかもしれません。

安全性については懸念は残るものの大きな問題とまでは言えないと考えます。

■効率性 

・有形固定資産回転率:10.42

大手不動産会社の場合、有形固定資産回転率が1未満であることを考えると、マスターリース事業を中心に、効率的な経営がなされていると考えます。

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2 株主総会

⑴ 株主総会

第13期定時株主総会 2021年10月28日(金) 虎ノ門ツインビルディング

参加した株主は十数名程度。

社長からの挨拶と説明で6分。

質疑応答・採決・新取締役の挨拶を含めて株主総会の時間は20分。

社長は終始緊張気味、質疑応答の際、社長が事務局の方と何度も話し合っていたことが印象的でした。

■質問事項

Q.増資の背景は?

A.手元資金を確保し成長を加速するために実施した。

Q.補欠の取締役や監査人は選任しなくて大丈夫なのか?

A.補欠を確保していないのは事業内容等を勘案してのこと。

もし、欠員が生じた際には法令に則り適切に対応する。

Q.財務戦略について(自己資本比率の低さと再度の増資)

A.当社は事業内容を踏まえて自己資本比率ではなくネットD/Eレシオ2.5倍以内を目安としている。

なお、再度の増資の計画は無い。

また、株主からのお願いとして積極的なIRが挙げられていました。

■決議事項

・監査当委員でない取締役9名選任の件

・監査当委員である取締役3名選任の件

滞りなく採決されました。

⑵ 株主還元

■配当

一株当たり23円

なお、第2次中計では、ストックビジネスから得られた利益の概ね50%を配当目標とし、フロービジネスの利益を成長投資に回す方針であるとのことです。

分かりやすく株主として好感が持てる方針です。

株主優待

1月末:クオカード500円

7月末:クオカード1000円  

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3 株主としてのコメント

株主総会に参加し、会社のことを深く理解している投資家の質問を聴く機会がありました。

投資家としては、業界や会社について精通している方が株を買っていることを実感することが安心感につながります。

会社としても良いIRの機会だと考えます。

けれども6分で説明が終わり20分で総会が終了はちょっと短いと思います。

会社の理念のひとつに

環:社会とのつながりを大切にする

があります。

理念を踏まえ、社長自らの事業に関する思いを熱く語るなどして株主とのつながりをよりいっそう重視されることを希望します。

 

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4 まとめ

株主となって数カ月ですが、株主総会に参加してストックビジネスとフロービジネスを両輪として成長性と安全性のバランスに果敢に挑戦している会社という印象を持ちました。

第2次中期経営計画もしっかりと練られていると考えます。

物流不動産分野の成長企業としては他にも霞ヶ関キャピタルがありこちらも著しく成長しています。

CREや同業他社といった企業レベルだけでなく、ネット通販の拡大を背景とした物流不動段業界全体としての発展にも注目していこうと思います。

 

おつきあいいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

 

 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #CRE

  

ファーストロジック【6037】について

こんにちは!

 

この記事は、ファーストロジック【6037】に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。

 

・不動産投資ポータルサイトナンバーワンの安定企業

・M&Aについて

 

【目次】 

 

東京ミッドタウン日比谷

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1 ファーストロジックについて

⑴ 会社概要

■企業理念等 

・企業理念:社会の発展に貢献する

・ビジョン:公平な不動産市場を創造する

・三つのミッション

①不動産投資家の支援

②不動産業界の健全化

③不動産情報の透明性向上

・社名の由来

本質を見抜くことが成功への最短距離と考え、そのためには、最初に論理的思考が大切とのことからファーストロジックと名付けたとのことです。

■セグメント

不動産投資ポータルサイト「楽待」の運営という単一セグメント

「楽待」ウエブサイト会員数は26万3千人、物件掲載数は5万件、事業年度におけるPV数は1億3千7百万PVとのことです。

⑵ 株主になったきっかけ

7月決算企業の中で業績が好調ということで半年ほど前に株式を購入しました。

予想通り堅調に株価も推移しています。

⑶ 経営分析

■収益性

・営業収益に対する営業利益率は47%

高収益のビジネスモデルです。

■安全性

流動比率(200%以上が望ましい):1096%

自己資本比率(30%以上が望ましい):91%

短期的にも長期的にも安定性は問題が認められません。

■効率性 

・有形固定資産回転率:30

東京ミッドタウン日比谷にオフィスを構えていますが、収益の高さに比べて不動産のコストは低いと考えます。

 

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2 株主総会

⑴ 株主総会

第16回定時株主総会 2021年10月22日(金)東京ミッドタウン日比谷

受付にてお水を頂きました。

ちょっとした心遣いですがありがたいです。

社長のあいさつに続いて、対処すべき課題について簡単な説明がありました。

事業報告と決議事項の説明につづいて質疑応答。

■質疑応答

Q.成長戦略について(総資産約90億円で営業収益20億弱は物足りないし、一株当たりの利益も40円台で成長性については横ばい。今後の展開は?)

A.全国レベルで、楽待の利用者の拡大を図るとともに、無料サービスに加え有料サービスの商品化を考えている。

Q.人材採用について(従業員数が6名減っている。計画未達の要因は?)

A.採用条件が厳しすぎた。新卒と中途採用の比率を2:8から5:5にするとともに、新卒の採用条件を見直した。今期はその効果が出ている。

Q.キャッシュの使い道について(繰越利益剰余金が約34憶もあるが使い道は?)

A.厳しい経営環境に備えるとともに、買収資金として準備している。業界2位の会社の買収を検討中。

Q.業界2位の会社は昨年買収されたばかり。すぐに買収することは難しいのでは?

A.ご指摘の通り。けれども、時間をかけつつ引き続き買収の検討を続けていく。

■決議事項

・剰余金処分の件

・取締役3名選任の件

監査役2名選任の件

・補欠監査役1名選任の件

滞りなく可決されました。

⑵ 株主還元    

■配当

一株につき10円の配当

株主優待

なし

 

株主総会でいただいたミネラルウオーター】

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3 株主としてのコメント

⑴ M&Aについて

株主総会において、業界2位の会社の買収について議論がありました。

その会社は、ファーストロジックと一緒になることを拒んで、別の会社に買収されてしまったとの事。

一般に、ふつうのM&AでもPMI(買収後の統合プロセス)でコストがかかります。

確かに、買収によってシェアは拡大できますが、その気でない相手と一緒となって収益を上げることが出来るのか?気になりました。

業界2位の会社の買収を進めつつ、並行して、別にシナジー効果が期待できる会社の検討をプランBとして進めることも必要ではないかと感じました。

⑵ 株主総会と株主

株主総会では約10名程度の参加されていたようです。

総会の時間は30分程度でしたが、会社を深く理解している株主からの質問も聞くことができて、勉強になり、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

社長も最初はちょっと緊張気味で、

「株主の質問は一人一問」

とおっしゃっていましたが、株主からの質問にも慣れたころから

「せっかくの機会ですので、質問があれば是非、お願いします」

と催促モードへ。

良い株主総会のためには、株主の質問力が大きくかかわっていると実感しました。

 

4 まとめ

会社四季報の区分では不動産(住宅)となっていますが、事業内容は不動産ポータルサイト「楽待」を運営する会社です。

収益性・安定性・効率性ともに良好配当もあり、安定している点が魅力です。

ただし、企業価値向上のためには成長性や人材確保の課題にも積極的に対処する必要があります。

株式の過半数保有する若くて優秀な社長が果敢に事業に取り組んでいる限り、この安定性は当面続いていくだろうと感じました。

 

おつきあいいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

 

 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #ファーストロジック

  

Lib Work(リブワーク【1431】)について~情報発信力の強み

こんにちは!

 

この記事は、Lib Work(リブワーク【1431】)に関心のある方に向けた株主としてのコメントを記したものです。

 

・ネットリテラシーの高さ

・住宅事業の将来性

 

【目次】 

 

【頂いた株主優待

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1 Lib Workについて

⑴ 会社概要

「WEBマーケティングコアコンピタンスとする住宅テック企業」と自社を位置付けるネットリテラシーの高い注文住宅メーカーです。

業種は住宅建設、時価総額は210憶円会社四季報秋号)

YouTubeでの社長が積極的に情報発信を行っています。

ちなみに、YouTubeチャンネル「Lib Work Ch」

・登録者数25,000人

・総再生回数780万回(「・・・2021年6月30日までの事業報告」から)

■企業理念等 

住まいを通じて人々に豊かな暮らしと幸せを提供する

・お客様第一主義

・世界中に感動を与えるものを発信する

・顧客の夢の実現に貢献する

VISION 2030

(1)毎年売上 20%成長を基本とした安定的・永続的な成長
 (急成長、急拡大をせず財務規律を伴う余力をもった成長)
(2) 住宅版SPAモデル・垂直統合モデルの確立
(3) 住宅ビジネスにイノベーションを起こす
(4) 全社一丸経営

野心的かつ具体的な数値を盛り込んだビジョンです。

このとおりの事業活動が実施されれば飛躍的な成長を遂げられると考えます。

■セグメント(構成比)

・建築請負業(73.3%)

・不動産販売事業(24.4%)

・その他(2.3%)

⑵ 株主になったきっかけ

マザーズ市場へ上場直後にラジオ日経の株式関連番組での推奨銘柄として知りました。

興味深い会社ということと、当時、株価が右肩上がりだったので順張りとして購入。

けれども、1年経過ごろからウッドショックや公募増資の影響で株価は軟調に推移。

株式分割を経て今は塩漬け状態です。

⑶ 経営分析

株主総会招集通知記載の連結計算書類をもとに分析を試みました。

業績は増収増益です。

ROE:13.0%、ROA:4.4%総資産:76憶円

株主資本に比べて総資本で見た時の利益が少ないことが気になります。

■収益性

・売上高総利益率(40%以上が際立った競争力):27%(売上高:94憶円)

・売上高営業利率(10%以上が優良株):5%

悪くはありませんが、成長企業と見なすには5%は小さいと考えます。

また、住宅版SPA(Speciality store retailer of Private label Apparel:自社で土地の仕入れ、建築、販売まで行うビジネスモデル)主要5工種の内製化については2工種にて成長したため粗利率(売上高総利益率)が向上したとのことです。

■安全性

流動比率(200%以上が望ましい):230%

短期の安全性は問題ありません。

自己資本比率(30%以上が望ましい):30%

中・長期の安全性についてはギリギリ大丈夫と判断します。

■効率性 

・売上債権回転率:約4300

ただし、建設業会計ということを反映すると下記の科目にも注意が必要です。

・完成工事未収入金(売掛債権)

・未成工事支出金(仕掛品)

・売上債権回転率(完成工事未収入金を含む):約37

建設業の売上債権回転率が約10前後であることを踏まえると、資金の回収は比較的上手に行っていると考えます。

 

2 株主総会

⑴ 株主総会

第24期定時株主総会 2021年9月28日(火) ANAクラウンプラザホテル熊本

参加せず。

ただし、オンライン会社説明会は視聴しました。

株主からの建設的な意見が多かったです。

⑵ 株主還元    

■配当

2021年6月期:一株当たり10.2円

配当性向は20%を目安

四半期配当を実施している会社です。

株主優待

①クオカード

②投資用アパート建物本体価格割引券

株主優待ポイント(プレミアム優待倶楽部)

株数と保有期間に応じて付与されます。

                 

3 株主としてのコメント

⑴ 成長戦略について

人口減少に伴い家が余っている時代に、注文住宅メーカーが成長し得るのか?

ふつうに考えると難しい気がします。

けれども、社長の動画を拝見していると成長していくように思えるから不思議です。

動画で語った成長戦略は次の通り

①エリア拡大・・・千葉県に進出、Webマーケティングを活かし協力業者を集う。

②他の企業とタッグを組む・・・顧客層の拡大

③M&A・・・タクエイホーム買収

④ニーズ別のポータルサイトの拡充

YouTubeチャンネルの積極的活用

成長するために会社の強みであるネットをフル活用していく姿勢が良く分かります。

Lib Workのネット活用による成長が、ひょっとしたら他の企業の模範になるかもしれないという期待の気持ちを持ちながら暖かく見守っていきたいと思います。

⑵ 社長が株式投資することのメリット

『社長、株を語る』という動画の中で、社長の株式投資経験が語られていました。

20年以上の投資経験、逆張り派(リーマンショック時に米国の金融関連株を購入)、任天堂でひやっとする経験をした・・・など興味深い内容でした。

社長ご自身が豊富な株式投資の経験をお持ちなので、株主の気持ちが良く分かってると考えます。

そのことは、会社の株主優待制度の充実ぶりからも分かります。

逆に考えると、株式投資をしたことのない社長は投資家の気持ちに共感することは難しいのかもしれません。

⑶ 総資産、売上高、時価総額の比較から

下のグラフで

青(55%):時価総額

茶(25%):売上高

緑(20%):総資産

を表しています。

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76憶円の総資産を用いて、94憶円の売上高をあげており儲かっていると判断されます。

また、時価総額が210憶円とやや買われ過ぎと見ることもできますが、成長企業と考えれば懸念するレベルではないと思います。

 

4 まとめ

ネットリテラシーの高い注文住宅メーカーについてまとめてきました。

人口減少時代やコロナ禍に加え増資やウッドショックでさえない株価ですが、将来性に期待が持てる会社だと感じています。

その理由は、社長による動画等による積極的な情報発信

DX時代の今日、Lib Workのネットを活かした経営に注目しています。

 

おつきあいいただき、ありがとうございました。   

  

※当ブログに掲載されている所感は、あくまでも個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではなりません。投資は自己責任でお願いします。 

 

 

#投資 #株式 #株主総会 #資産形成 #資産運用 #リブワーク #Lib Work